上司への食事お礼タイトル
ここからは通常のメールを当日に送る場合について紹介していきます。メールで送信する場合には、タイトルを入れる必要があります。
タイトルは、
【お礼】
【御礼】
【食事のお礼】
などと簡潔に内容について入れておけば良いです。
もし当日メールを送れなかった場合は、
【昨日のお礼】
【先日のお礼】
などと表記しておくとわかりやすいですね。
ビジネスマンは日々多くのメールを受信しています。タイトルを編集せず【無題】にしてしまうと、他のメールに埋もれてしまうこともあるかもしれません。
他のメールとは違うと一目でわかるようにタイトルをつけておくと、すぐに確認してくれるでしょう。そのためにもタイトル編集はマストです。
上司への食事お礼内容
では実際に本文内容を紹介していきます。当日のお礼は『ご馳走さまでした』と一言のみであったでしょう。しかしメールの場合は、もう少し食事の時間を掘り下げてお礼することが大切です。
また単に支払いをしてくれただけに対することではなく、
- お店の予約
- 時間を作ってくれた
- 良い話を聞かせてくれた
- タクシー代を出してくれた
などお礼する項目はいくつかありますよね。
メールでのお礼の場合は、ひとまとめにせずにそれぞれに対して感謝を伝えると丁寧です。上司にも良い印象を与え、また誘おうと感じてくれるでしょう。
お礼メールの構成
メールは長々と文章を書くのではなく、構成をしっかりまとめて作ると良いです。そこで基本的な文章の構成から抑えておきましょう。
②お礼
③食事でのエピソードや感想
④感謝の気持ち
⑤締めの挨拶
⑥自分の名前
この①~⑥までを順序通りに書くと、読みやすいメールになります。最初と最後は特に丁寧に作ることで、メールとして綺麗にまとまります。
支払いをしてくれたお礼
まずは食事に誘ってもらい、食事をご馳走してくれたことのお礼です。一番スタンダードな文章になりますので、構成と共に覚えておくと良いでしょう。
【タイトル:食事のお礼
〇〇課長
こんばんは。
本日はご馳走になりありがとうございました。
今まで食べたことのないようなものばかりで、どれも美味しかったです。
楽しく貴重な時間をありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
〇〇より】
【タイトル:昨日のお礼
〇〇課長
おはようございます。
昨日はご馳走さまでした。
お礼が遅れてしまい申し訳ございません。
素敵なお時間に美味しい料理、本当にありがとうございます。
よろしければお時間がある時に、またご一緒させていただければ幸いです。
今後ともよろしくお願いいたします。
〇〇より】
【タイトル:御礼
〇〇課長
こんばんは。
本日は食事に招待いただき、ありがとうございます。
あのような素敵なお店は初めてでしたので緊張しましたが、とても良い経験になりました。
至らぬところも多いですが、今後ともご指導よろしくお願いします。
簡単ではございますが、メールにて御礼申し上げます。
〇〇より】
お店の予約をしてくれたお礼
歓送迎会や部署の飲み会の場合は、部下がお店を調べて予約するでしょう。しかし個人的に上司と食事に行く時には、上司がお店を紹介してくれることが多いです。
このような時、上司としては部下が満足しているのか心配しています。自分が予約したお店は自分のレベルを表すようなものでもあるのです。
そこでお店や料理をとことん褒めるようなお礼をすることで、上司は安心して喜びます。どこがどう良かったのかを具体的にメールに入れてください。
【タイトル:御礼
〇〇課長
こんばんは。
本日はありがとうございました。
あのようなお洒落なレストランには行ったことがなく、とても感動しました。
素敵なお店にご招待いただき、本当にありがとうございます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
〇〇より】
【タイトル:食事のお礼
〇〇課長
おはようございます。
遅くなりましたが、昨日は素敵なお店に連れて行っていただきありがとうございます。
多数のお酒に美味しい料理、そして特別個室まで用意があり感動しました。
〇〇課長のいつも行かれるお店ということで、さすがだと感じました。
ぜひまたお時間がある時にご一緒させてもらえたら嬉しいです。
私も自分の行きつけのお店を探して、いつか〇〇課長に紹介できるようにしたいです。
本当にありがとうございました。
〇〇より】
【タイトル:昨日のお礼
〇〇課長
おはようございます。
昨日は雰囲気が良く、料理の美味しいお店に招待してもらいありがとうございます。
会社の近くに素敵なお店があるなんて、知りませんでした。
至らないことも多いですが、また課長に誘ってもらえるようしっかり精進します。
今後ともご指導・ご鞭撻のほど、よろしくお願いします。
〇〇より】
時間を作ってくれたお礼
上司とは公私ともに忙しい人です。そこで時間を作ってくれたことだけでも感謝をしなくてはいけません。もちろん実際は暇な上司もいるでしょう。
仕事を抱えていない上司や未婚の人もいます。それでも上司は忙しいと思われていたいものです。『わざわざ時間を割いてくれた』と思い、感謝を伝えてください。
【タイトル:御礼
〇〇課長
こんばんは。
本日はお忙しい中、貴重なお時間をくださりありがとうございます。
あまりゆっくりお話しする機会がなかったので、とても嬉しかったです。
そして刺激的で有意義な時間を過ごすことができました。
ぜひまたお時間がある時には、ご一緒させていただければ幸いです。
本当にありがとうございました。
〇〇より】
【タイトル:昨日のお礼
〇〇課長
おはようございます。
昨日は、お忙しい中で時間を割いてくださりありがとうございます。
課長の仕事に対する思いに深く感銘を受けました。
まだ至らないことが多いですが、これからもよろしくお願いします。
〇〇より】
タクシー代を出してくれたお礼
気遣いのできる気前のいい上司の場合、帰りの交通費まで支払いをしてくれます。特に場所は不便であったり、お酒を飲んでいる場合はタクシー代を多めに持たせてくれるでしょう。
この場合は、必ず重ねてお礼をするようにしてください。また悩むのがお釣りについてですよね。多くの上司は余裕を持って交通費を計算します。
大体6千円くらいで着く場所であれば、1万円を渡すでしょう。この余りの4千円は、ポチ袋に入れて持れて返す用意をしておくと良いです。
ただメールで伝える必要はありません。次回直接『タクシー代があまりましたので・・』と言って渡すようにしましょう。
そこで上司が『いらない』と言ったら、素直に引き下がれば良いです。黙って自分のものにしたり、しつこく返却するようなことを避けるようにしてください。
【タイトル:御礼
〇〇課長
こんばんは。
今無事に自宅につきました。
本日は素敵なお店に連れて行っていただき、ありがとうございます。
またタクシーまでお気遣いいただき、重ねてお礼申し上げます。
〇〇課長とゆっくりお話しができて、とても有意義な時間を過ごすことができました。
これからもご指導・ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
〇〇より】
上司への食事お礼内容ポイント編
食事のお礼メールは、いくつかのポイントを考慮して作成しましょう。そうすれば難しく考える必要はなくなります。
ポイント①お店を褒め上げる
まずは、お店について褒めてください。上司は自分が褒められているような気分になり嬉しくなります。
- 美味しい
- 素敵
- お洒落
- 初めて
というワードは特に喜ばれるでしょう。
ポイント②上司の言葉に感銘する
食事中は、普段聞けないような話ができたはずです。その中でも一番印象深い会話をメールに入れて、感銘を受けたことを伝えてください。
上司は自分の話をしっかり聞いてくれたこと。そして自分の話が部下の心に響いたこと。このようなことに嬉しくなります。
【課長が話してくださった営業の真意に感銘を受けました。
私も同じような熱い気持ちで、また来週から仕事に精進していきたいと思います。】
もしも会話内容が薄かった場合には、当たり障りないような内容でぼやかしておきましょう。
【課長の話は、すべて新鮮であり勉強になることばかりでした。
アドバイスしてもらったことを仕事に活かしていきます。】
抽象的な表現ですが、上司本人は意外と満足するものです。具体的なことがなければ、抽象的でも良いのでエピソード要素を含めるとメールに深みがでます。
ポイント③食事会での思い出や感想を入れる
上司と食事をした時に感じた素直な気持ちを入れると、上司の心にもストレートに届きます。部下としての素直さや可愛らしさも入れてみると良いでしょう。
【最初は緊張してしまいましたが、〇〇課長の気さく笑顔に心が落ち着きました。】
【あまりに緊張していたので、飲みすぎてしまい反省しています。】
【調子にのって恋愛相談までしてしまい、失礼しました。
でもとても参考になり、実践していきたいとやる気を感じています。】
【共通の趣味があるなんて驚きました。
今度一緒に釣りに行けたら嬉しいです。】
ポイント④締めの言葉は必ず用意する
メールの文章が引き締まるように、最後の締めの一文を入れるようにしましょう。これは3パターンあるので、組み合わせて使用してください。
【至らないこともありますが、ご指導・ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いします。】
【よろしければ、またご一緒させていただければ幸いです。】
【今後ともどうぞよろしくお願いいたします。】
3つすべて含めても問題ありません。くどくならないように気をつけながら、締めとなる文章を選んでみてください。