テンプレート③シンプルで真っすぐな感謝のメッセージ
可愛がっていた部下であれば、堅苦しい文章よりも真っすぐなメッセージの方が喜ばれます。シンプルでストレートに心に響くのです。
上辺だけのメッセージには上司も飽きているでしょう。それよりも真心のこもったメッセージを書くように心掛けてください。
【〇〇課長
今まで本当にお世話になりました。
最初はミスの多かった私のことを信頼して仕事を任せてくれたこと、忘れません。
課長と一緒に仕事ができて、本当に嬉しかったです。
とっても寂しいですが、新しい地でもご活躍してください。
たまには私のことも思い出してくださいね。
ありがとうございました。】
【〇〇課長
ご栄転おめでとうございます。
入社当時は怖くて仕方なかったですが・・その厳しさが今の私に育ててくれました。
本当は誰よりも優しい人だと気づくこともできました！
今まで本当にありがとうございます。
新任地でも益々のご活躍をお祈りしています。】
【〇〇課長
この度は〇〇へのご栄転おめでとうございます。
とはいえ、今は寂しい気持ちの方が大きいです。
明日から〇〇課長のいない部署で働くなんて、正直考えたくありません。
またご指導しにいらしてください。
お願いします。
本当にありがとうございました。】
【〇〇課長
今までお世話になりました。
〇〇課長には、公私に渡り大変お世話になりました。
会社では、仕事に対する厳しさを教わりました。
また居酒屋では、お酒の正しい飲み方を教わりました。
私の社会人生活を満たしてくれたのは、〇〇課長です。
本当にありがとうございました。
新しい場所でも益々ご活躍されてくださいね。】
【〇〇課長
〇年間お世話になりました。
入社した時、いつも怒られてばかりで毎日家で泣いていた頃が懐かしいです。
とても怖い〇〇課長のおかげで、ここまで成長できました（笑）
強くしてもらいありがとうございます！
これからも私に怒りに駆けつけてください。
いつでもいつでもお待ちしています。
今までありがとうございました。】
テンプレート④良好な関係でなかった上司へのメッセージ
上司と部下の関係とは、必ずしも良好なわけではありません。中には犬猿の仲だったということもあるでしょう。
そんな上司の転勤であれば、正直嬉しいですよね。もちろんメッセージにそのようなことを書いてはいけません。
最後くらい気持ち良く送り出せるように、メッセージの内容にも配慮してください。
【〇〇部長
今まで大変お世話になりました。
至らないことも多く、ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございませんでした。
新任地でも益々のご活躍をお祈りしています。
ありがとうございました。】
【〇〇部長
ご栄転おめでとうございます。
なかなかお話しする機会がないままとなってしまい、すみません。
〇〇部長の仕事に対する姿勢は、とても尊敬しています。
新しい土地でも活躍をお祈りしています。
今までありがとうございました。】
【〇〇部長
今までありがとうございました。
部長にご指導いただいたことは忘れません。
良い部下ではなかったですが、次に会う時には成長できているよう頑張ります。
〇〇部長も新任地で益々活躍されてください。
お世話になりました。】
【〇〇部長
今まで本当にお世話になりました。
〇〇部長とは、飲み屋で大ゲンカしてしまいましたね。
部下である私が生意気なことを申してしまい、この場をかりて謝罪いたします。
申し訳ございません。
〇〇部長の新任地でのご活躍をお祈りしています。
ありがとうございました。】
テンプレート⑤寄せ書きでスペースが限られているとき
メッセージではなく、寄せ書きを渡す場合もあります。寄せ書きのスペースは限りがあるので、あまり長々と書くことができません。
通常は2文で、長くても4文ほどにまとめてください。短い文章に気持ちをまとめるのは難しいですが、自分なりにアレンジしてみてください。
【〇〇部長の活躍をお祈りしています。
健康に気をつけてお過ごしください。】
【今までありがとうございました。
部長がいるからこそ、今の私がいます。
また一緒に仕事ができるのを楽しみにしています。】
【〇年間大変お世話になりました。
部長の仕事に対する姿勢に毎日刺激を受けて過ごすことができました。
新任地での益々のご活躍をお祈りしています。】
【ご栄転おめでとうございます。
〇〇部長は、私の憧れです。
これからも部長の教えを胸に精進します。】
【この度はご栄転おめでとうございます。
部長がいなくなるなんて悲しくて仕方ないです。
また一緒に飲みに行ってください。】
転勤する上司へのメッセージNG
最後に気をつけるべきNG事項をお伝えします。転勤してしまう上司であっても、あなたの上司であることに変わりありません。
失礼なメッセージだけは避けるようにしてください。まずは下書きをしてから、書くようにすることをおすすめします。
NG①栄転の使い方
転勤の場合、『栄転』という表記を使うことが多くあります。しかし栄転とは、職務が以前よりも良い位置に移ることです。
栄転であることが確実な場合は良いですが、そうでない場合は『転勤』と書いてください。また『おめでとうございます』というお祝いも入れないようにしましょう。
NG②頑張ってはあまり使わない
頑張ってというのは、少し上から目線に聞こえることがあります。親しい上司であれば良いですが、そうでない場合は使わないようにしてください。
【ご活躍お祈りしております】というのが一番良いです。少し堅苦しいかもしれませんが、きちんと文章を選ぶようにしてください。
NG③テンプレートでは気持ちが伝わらない
今回テンプレートもたくさん紹介しました。しかしコピペしてそのまま使用するのではなく、基本としてアレンジしてみてください。
いくつになってもメッセージを読むときは、ワクワクしますよね。上司もどんなことを書いてくれたのかと楽しみにしているでしょう。
それがコピペしたような文章だと悲しくなります。気持ちを感じることができないでしょう。
そこでテンプレートを引用しつつ、自分なりの文章に変えてください。正しい文章よりも、気持ちのこもった文章が大切です。
NG④誤字脱字や表現を確認
誤字脱字があると、メッセージを急いで書いたような印象が出てしまいます。漢字の間違いもないようにチェックしてください。
また字が下手でも良いので、丁寧に書くことも大切です。殴り書きでペンを走らせることがないようにしてくださいね。
NG⑤マイナス要素は排除する
メッセージの中で反省したり、悪口を言ったり・・このようなマイナス要素はなくしてください。読んでいて暗い気持ちになります。
【次の上司はとても嫌です】
【私は仕事ができないので】
【今部署のまとまりはありません】
マイナスなことを書くと、上司は転勤するのに気持ち良くいけません。送り出すメッセージであることを忘れないでください。
今までの感謝の気持ちを自分の言葉で伝える！
転勤する上司へのメッセージは、とても悩みます。しかし、まずは上司への今までの感謝を伝えることが重要なことです。
悩みすぎて堅苦しくなりすぎないよう、上司との関係を考えて作成しましょう。何年たっても文字は残るものです。
適当な気持ちで書くようなことは避けて、真心こっめて書いてください。
