素直でまっすぐ
残念ながら性格にゆがみのある人は、あまり気さくな人とは言えませんよね。秘密主義だったり、自分のことをあまり話さない人は、周りにも受け入れてもらえないでしょう。
気さくな人の性格は素直で真っ直ぐです。秘密が少なく、いつでもオープンマインド、そんな態度が目立ちます。人は自分のことを積極的に開示してくれる人の元に集まるものです。
自己開示している人ですから、こちらが接していって拒否されるようなことはないだろうという安心感があるからでしょう。
実際、自分のことをたくさん話してくれてこちらにも気を配ってくれる上司と、秘密主義で何を考えているか分からない上司がいたとします。どちらに仕事の相談をしたいでしょうか。
ほとんどの人が前者の上司を選びますよね。秘密主義で何を考えているか分からない上司は、相談に親身になってくれるかどうかも微妙な印象すらあります。
でも、オープンマインドな上司の方は、積極的にこちらの話を聞いてくれそうですよね。素直でまっすぐなことは、仕事でも何かと信頼されやすいのです。
盛り上げるのが得意
飲み会でいつも輪の中心にいる人っていますよね。そんな気さくな人になりたいと憧れる人も多いでしょう。
なぜ輪の中心にいるのかと言えば、周囲の人を盛り上げるのが得意だからです。ちなみにその盛り上げスキルは、自分のノリの良さや話術にもありますが、一番は今まで築いてきた信頼は大きいです。
周りに敵がいないので、共感されやすいのです。この人が楽しそうだからこちらも楽しくなるといった連鎖が生まれやすいのです。
騙されやすい
ちなみに気さくな人は、良いところばかりというわけでもありません。一方ではデメリットもあるものです。
気さくに誰とでも仲良くなれるということは、騙されやすいと捉えることもできるでしょう。気さくな人は、人を信じやすいため、裏切られることもあるのは事実です。
例えば会社で他の人の出世のために利用され、騙されるようなこともあります。人を信頼しやすい素直な人に責任をなすりつけて、自分は上に行こうとする、そんな姑息な人もいるものです。
だからこそ、気さくな人は時に人を疑う目を持つことも必要な場合があります。
人を簡単に信じて利用されるばかりでは、いくら性格が気さくでも、短絡的思考の人と処理されてしまう場合もあるからです。
しかしそれでも、人を信頼することを大切にする人は多いです。騙されても、利用されても、人を疑うような自分にはなりたくないという信念を持っている人も多いからです。
事実、人を信じる気持ちを大切にしていれば、救われるチャンスもたくさんありますからね。
気さくな人になるには?
人に興味を持つ
では、気さくな人になるためにはどうすれば良いのでしょうか。気さくな人は、持って生まれた性格で気さくでいるわけではありません。
気さくでいること、人を信頼して親しみやすい自分でいることにポリシーを持っています。だからこそ、気さくな性格をもって人に愛されることができるのです。
まず、自分自身が周りの人に対して興味を持つようにしてみましょう。周りの人に話しかけられないのは、自分が周りの人にそこまで興味を持っていないからなのです。
「あの人はなぜあの食べ物が好きなんだろう?」「あの人は休日何をしてるんだろう?」と考えるだけで、興味は湧いてくるはずです。話しかける際の話題も浮かびやすくなるでしょう。
気さくな人になるためには、まず人に興味を持って、その人の心を開いていく努力をすることです。そのためには、ある程度のポジティブさは持ちましょう。
確かに、人の心に土足で踏み込むのは勇気がいる行為です。でも「実は話しかけられたら嬉しいのかも?」と思えたら、気持ちも少しは明るくなりますよね。
そして相手の好きなもの、大変なもの、怖いものなど、話題にどんどん共感していきましょう。共感してもらうことほど、相手は話していて気持ちの良いことはありません。