すぐ茶化す人の4つの特徴・心理とは?

性格

茶化す人の心理とは?

照れて本心を隠している

普段は茶化したりしない人であっても、思わず茶化してしまうことがあります。それは、図星のことを指摘されて恥ずかしいときに、照れて本心を隠す場合です。

照れ隠しをするときの反応は、2種類あります。ひとつは、そっけない対応をする場合です。もうひとつは、必要以上に大きいリアクションをとる場合です。

このうち大きいリアクションをとる人は、時に相手を茶化すという反応を見せることがあります。茶化すことで話題をはぐらかします。

たとえば、好きな異性のことを友人に相談したとします。友人がそのことを本人にバラしてしまった場合に、その異性とは気まずい関係になってしまうでしょう。

そんな場合に、照れ隠しのために茶化すのです。その異性と顔を合わせたときに、精いっぱいの冗談を言って茶化し、話題をそらします。

このような反応は、人からほめられたり感謝されたりする場合にも見られます。

たとえば仕事を手伝ったことにお礼を言われた場合に、お礼を素直に受け取らず「だったらお金ちょうだい!」などと茶化すのです。

照れ隠しで茶化す人に、もちろん悪意はありません。思わずそうしてしまっているだけで、自己中心的でもありません。

迷惑がかかるわけではないので、かわいらしい人だと思ってそっとしておいてあげましょう。

場の雰囲気を盛り上げようとしている

場の雰囲気を盛り上げようと茶化す人もいます。先ほど紹介した「平和主義の人」に多いです。たとえば、いまいち盛り上がりに欠ける飲み会で、誰かを茶化して会話のきっかけを作ろうとします。

ただ、ここでは「茶化すセンス」が問われます。罪のない冗談で平和的に盛り上げられれば良いのですが、スベって余計に場を盛り下げてしまっては目も当てられません。

たとえば「テキトーな性格の人」が無理に場を盛り上げようと、雑なイジリをすることがあります。

その場にいる人を軽く茶化したつもりが、無神経な発言をして傷つけてしまうのです。これではせっかくのお酒がまずくなってしまいます。

また、「構ってちゃん」が自己評価を上げようとして、的外れな盛り上げ方をすることもあります。

もっとも、自分さえ良ければいい「構ってちゃん」が、その場にいる全員の気持ちを盛り上げるのは至難の業です。話の結論がどうしても「私すごいでしょ」という方向になってしまうからです。

このように、場の雰囲気を盛り上げるために茶化すのは、人によっては逆効果となってしまいます。盛り上げ方の上手な人が茶化すのは信頼できますが、そうでない場合は注意が必要です。

いったん盛り下がった雰囲気を元に戻すのは困難です。「テキトーな性格の人」や「構ってちゃん」が無理して盛り上げようとしていたら、大惨事になる前に止めに入りましょう。

話の主導権を握りたい

軽口をたたくことで、会話を自分のペースにもっていこうとする人がいます。その場にいる人を茶化して冗談を言って、自分を大きく見せようとするのです。

たとえば、男性が女性との会話を自分のペースで進めるために、女性を茶化すことがあります。

確かにタイミングよく上手に茶化すことができれば、会話のテンポが良くなります。センス良く「イジる」ことができる男性は、女性から大変人気があります。

しかし、一歩間違うと大惨事です。身体的コンプレックスや家族のことなど、茶化す内容を間違うと、とたんに相手を不快な気持ちにしてしまいます。

会話の主導権を握るために相手を茶化すのは、信頼を失う危険と隣り合わせの行為です。自分に自信がない人ほど、優位に立とうとして茶化したがります。

会話の中でやたらに茶化してくる人がいたら、自信がない証拠だと考えて受け流しましょう。本当に自信がある人は、茶化すのはほどほどにして、話の内容で会話のペースをつかむものです。

茶化して反応を面白がっている

すぐに茶化してくる人の中で、もっとも悪質なのがこのタイプです。特定の人をターゲットに定めて、その反応を面白がっているのです。

たとえば、からかわれるとすぐ顔が赤くなってしまう人がいます。このような人をターゲットに定め、茶化して顔が赤くなるのを楽しむのです。

この行為は、いじめとなんら変わりありません。顔が赤くなってしまうのは、体質なのでどうしようもありません。なのに、それを馬鹿にするのです。卑怯ないじめでしかありません。

残念ながら、学校のクラスのように閉鎖的な共同体では、このようないじめが見られます。特定の人を「いじられキャラ」に仕立て上げ、みんなで馬鹿にすることで、共同体の秩序を維持するのです。

このような卑劣な行為は、許されるものではありません。にもかかわらず、情けないことに大人になっても同じことを繰り返している人がいます。

周りに特定の人を小馬鹿にし続けている人がいたら、仲間になってはいけません。速やかに距離を置きましょう。

また、万が一自分がターゲットになってしまったら、拒絶する意思をはっきりと示しましょう。あいまいな態度がもっとも相手を増長させます。

もし、所属するグループが全体で特定の人を茶化しているなら、異動や転職などそのグループからの離脱を考えてもいいでしょう。

見下しているから茶化す

茶化す人の中でも特に悪質な人たちは、茶化す相手をしっかり見極めています。

いじめの手段として特定の人を茶化すケースはもちろんのこと、「構ってちゃん」も安心して茶化せる相手を選んでいます。

では、茶化す相手を選ぶ際、何を基準にしているのでしょうか。

それは「自分より格下かどうか」です。見下している相手だからこそ、逆襲されないことを見越して安心して茶化すのです。

たとえば、いじめの手段として茶化す場合、自分より権力のある上司や営業成績の良い先輩をターゲットにするわけにはいきません。自分の立場を危うくするだけだからです。

したがって、相手を見下すような「茶化し」は、例外なく悪質です。茶化されている人が、同時に見下されているとも感じたのなら、その「茶化し」から身を守る策をとるべきです。

これとは逆に、相手を選ばない「茶化し」に悪意はありません。

「平和主義の人」は、その場の雰囲気に応じて柔軟に茶化す相手を選んでいます。また、必要最低限の「茶化し」しかしません。

「照れ隠し」で茶化す人も、思わず茶化してしまっているだけで、特に害はありません。

本人に茶化している自覚がない「マイペースな人」だって、空気が読めないことで迷惑はかかりますが、悪意はありません。

このように、茶化す人への対応は「相手を見下しているか」を基準にして考えるとわかりやすくなります。

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