挙動不審な人の9つの原因と治し方とは?

性格

治し方②:少ない友達との付き合いを深くする

友達が少ないと会話の経験を積めないため、挙動不審だと思われがちになってしまいます。かといって、いきなりたくさんの友達を作ろうとしても無理があります。

そこで、少ない友達との付き合いを可能な限り、深くすることを心がけましょう。たとえ狭い人間関係でも、濃くすることができればよいのです。

たとえば、学校で話し相手があまりいない生徒でも、数少ない友達と親友と呼べるような仲になるのです。

親友の存在は、自信につながります。浅い付き合いを数多く重ねるよりも、深い付き合いを少しでも持っておくほうが、人間関係の理解も深まります。

親友のことを心から心配して言葉をかけることもあるでしょう。親友と大喧嘩をしてしまうこともあるでしょう。

いずれの場合にも、親友のことを深く考えながら会話をするはずです。親友との会話経験は、確実な経験値として積み重なっていきます。

すると、親友以外の人との会話に対しても、臆することなく臨むことができるようになるはずです。

何でも周りに合わせようとする

会話への苦手意識はないものの、自信のなさから何でも周りに合わせようとする人がいます。嫌われたくないという思いから、他人に合わせた言動をとるのです。

何でも他人に合わせるので、言動に一貫性がありません。また、周囲の反応に対して過剰に敏感です。

言うことがコロコロと変わるうえ、周囲に対してもビクビクした態度をとってしまうのです。そのため、挙動不審な人だという印象を持たれてしまいます。

たとえば、新入社員が職場になじもうとするあまり、過剰に周囲に合わせようとしてしまうことがあります。自分を一切出さず、すべてを周りに合わせようとするのです。

何をするにも職場の人に合わせようとするため、常に周囲の様子を観察しています。周りの人をよく観察するのはいいのですが、やりすぎるのでビクビクした態度になってしまいます。

昼休みになっても、周囲をビクビクしながらうかがっています。周りの人がランチに行くのにさりげなく付いていくために、タイミングを見計らっているのです。

周りの人は「もっと堂々とすればいいのに」と思います。その結果、挙動不審な人だと思われてしまうのです。

治し方③:周囲と違う自分を否定しない

周りに過剰に合わせようとする人が挙動不審に思われないようにするには、自信を持つことが一番です。自信があれば、自分の判断に基づいて行動できるようになります。

ただ、急に自信を持てるようになるのは至難の業です。そこで、「周囲と違う自分を否定しない」ということから始めましょう。

先ほどの挙動不審な新入社員の例で考えると、職場の人と違う行動をしても自分を責めないようにすればよいのです。

職場の人たちに必死で合わせようとしている自分を否定する必要はありません。ただ、自分で考えた結果他の人と違う行動をしたとしても、自責の念を感じなくてもよいということです。

周囲と違うことに自責の念を感じると、恐怖心が生まれて挙動不審になってしまいます。一方、自責の念を感じなくなれば、恐怖心が薄れていきます。

自責の念から解放されることで、周囲と違う自分のことを少しずつ認められるようになります。その結果、挙動不審な言動が次第に和らいでいくはずです。

自分をよく見せたいと思っている

自分を実際以上によく見せようとしている人も、挙動不審に見られてしまいがちです。本来の自分とは異なる人格を演じようとするため、言動が不自然になるからです。

普段の行動に演技の要素が入ってきてしまうため、日常に小さな嘘が積み重なっていきます。すると、嘘のつじつまを合わせるために言動が不自然になってしまうのです。

たとえば、交際中の彼女に対して見栄を張ってしまう男性を例に考えてみましょう。高校時代は帰宅部だったのに「陸上部で県大会に出たことがある」といった嘘をつくクセがあるとしましょう。

彼女によく思われたい一心で、ことあるごとに嘘をつきます。嘘を重ねるうちに、つじつま合わせが難しくなっていきます。

陸上部の話も完全に嘘なので、その場その場で話を作らなければなりません。矛盾がないように注意するだけで、精いっぱいになってしまいます。

そのうち、彼女から陸上部のことを聞かれるだけで「ビクッ!」とおびえた反応をするようになってしまいます。

いつしか彼女から、「この人、どこか挙動不審だな」と嫌がられてしまうのです。

治し方④:自分の弱さを認める

必要以上に自分をよく見せたいと思うのは、本来の自分に自信がないからです。ありのままの自分を見せると嫌われてしまうと思い込んでいるのです。

しかし、偽りの姿を見せるほうがよっぽど嫌われます。本心からのコミュニケーションが取れないので、深い信頼を築けないからです。

とはいえ、隠していた本当の自分をいきなりさらけ出すのも、非常に勇気が必要です。そこでまずは、弱い自分のことを否定しないことから始めましょう。

先ほど例に挙げた、彼女に見栄を張りたくて「陸上部で活躍した」という嘘をついてしまう男性について考えましょう。

帰宅部だった高校時代の自分に対して、負い目を感じているに違いありません。しかし、帰宅部でも楽しいことはたくさんあったはずです。

楽しかった思い出を振り返りましょう。親しかった友達のことを思い出しましょう。自分の青春時代のことをいとおしく思えるようになるはずです。

すると、楽しかった高校時代のことを隠す必要を感じられなくなってきます。彼女に嘘をつく意味が分からなくなるのです。

自然と、彼女に本当のことを打ち明けたくなるはずです。「過去の自分が恥ずかしかったから嘘をついていた」と、見栄を張っていた自分の弱さも一緒に打ち明けましょう。

彼女が本当に愛してくれているなら、パートナーの弱さもいとおしく思ってくれるはずです。見栄を張っていた時よりも関係は深まっていくでしょう。

怒られるのが不安でおびえている

職場でよくあるパターンですが、上司から怒られることをおびえるあまり、挙動不審になってしまうことがあります。何を言われても、怒られる前触れだと思ってビクビクしてしまうのです。

たとえば、仕事を苦手に感じている若手社員について考えてみましょう。上司に書類を提出しても、すぐにダメ出しをされないか不安でいっぱいになってしまいます。

次の仕事にとりかかっても、上司に提出した書類への心配が抜けないので集中できません。同僚から声をかけられるだけで、おびえたような反応をしてしまいます。

また常におびえた状態でいることが、仕事のクオリティにも悪い影響を及ぼします。その結果、上司から怒られてしまうことが増え、悪循環に陥ります。

ビクビクした態度はますます悪化していき、職場の人たちからは「挙動不審な人だな」と思われるようになってしまいます。

「仕事の失敗がメンタルを悪化させ、メンタルの悪化がさらに仕事の失敗を招く」という悪循環に陥っています。そのため、次第に職場で浮いた存在になっていきます。

治し方⑤:細かく報告・相談をする

「メンタルの悪化」と「仕事の失敗」の悪循環から抜け出すには、意識改革が必要です。

いきなり「失敗を減らそう」と頑張っても、なかなか成果は出ません。むしろ、自分の弱さをさらけ出す方向に意識をシフトしてみることが効果的です。

先ほどの若手社員が、上司に書類を提出する場面を例に考えてみましょう。

若手社員の内心では、提出した書類の中に不安な箇所があるはずです。「あの項目にミスがあったらいやだな」といった不安を抱えながら、書類を提出しているはずです。

不安は、表に出さないと増幅する性質を持っています。したがって、不安を増幅させないためには表に出してしまえばいいのです。

書類を提出する前に、不安に思っていることを正直に告げてしまいましょう。「〇〇項目の記載にミスがないか不安なので、チェックしていただけないでしょうか」のように言うのです。

誠実な上司であれば、部下の切実な悩みを無視することはありません。上司自身がチェックしてくれることもあるでしょう。時間がなければ、誰かにチェックを依頼するかもしれません。

いずれにしろ、不安を抱え込むよりはるかにスッキリできるはずです。仕事のクオリティも少しずつよくなり、挙動不審とは思われなくなっていくでしょう。

心配事で頭がいっぱいになっている

長い人生の中では、予想もしないことが起こります。親が突然倒れてしまったり、子供が学校でトラブルを起こしたり、何が起きてもおかしくありません。

そのため、心配事で頭がいっぱいになってしまいます。心配事を抱えたまま過ごしていると、周りから「最近急に挙動不審になった」と思われるようになってしまいます。

たとえば、遠く離れた実家の親が入院してしまった場合を例にして考えてみましょう。

仕事をしている最中も、親のことで急な連絡が入らないか気が気ではありません。仕事に集中しているつもりでも、周りからは「心ここにあらず」の状態と思われてしまいます。

かといって、親の病気のことを職場の同僚に明かすのも気が引けます。余計な気を遣わせて、職場の雰囲気が気まずくなるかもしれないからです。

しかし心配事を隠したまま仕事をしていると、職場でのパフォーマンスが落ちてしまいます。また、悩みを隠そうとしているせいで、言動もぎこちなくなってしまいます。

そのため、職場の人たちからは「あの人、最近なんだか挙動不審だよね」と思われてしまいます。

治し方⑥:信頼できる人に打ち明ける

心配事は隠せば隠すほど、頭の中で大きくなっていってしまいます。したがって、心配事を表に出してしまうのが最善の対策です。

もっとも心配事の種類によっては、簡単に表に出せない場合もあります。そこで、信頼できる人を頼って打ち明けることを考えましょう。

職場であれば、信頼できる上司にこっそり悩みを打ち明けるのもよいでしょう。職場に信頼できる人がいなければ、親友に相談するだけでも事態は改善します。

先ほど挙げた親の入院の例で考えると、職場の理解を得るのが理想です。信頼できる上司に親の入院のことを報告し、うまく配慮してもらうようにするのがベストです。

しかし、職場の理解を得るのが難しい場合もあります。そんな場合は、職場の外で親友に悩みを聞いてもらうだけでも、はるかに気持ちが楽になります。

気持ちが楽になれば、職場での言動も落ち着いてきます。挙動不審になったという悪い評判も、次第に消えていくはずです。

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