「周りから挙動不審だと思われてないかな?」と不安になったことはありませんか?
しかし、自分の行動を客観視するのはとても難しいです。そのため「挙動不審に思われていないか」という不安は、どんどん大きくなっていきます。
その不安のせいで、さらに挙動不審な行動をしてしまうこともあるでしょう。なかなか抜け出せない悪循環に陥ってしまいます。
そこで今回は、挙動不審になってしまう原因を9つ紹介します。また、治し方についても詳しく説明していきます。
周りからの視線が気になる人はこれを読んで、周りの人たちと自然体で交流できるようになりましょう。
挙動不審な人の9つの原因と治し方とは?
会話が苦手で緊張してしまう
挙動不審になってしまう原因としてまず挙げられるのは、コミュニケーションをとる場面で緊張しすぎてしまうことです。緊張のあまり、言動がぎこちなくなってしまうのです。
緊張してしまうのは、コミュニケーションに苦手意識があるからです。苦手意識があると、何か発言しようと思っても「本当にこんなこと言っていいのかな?」と不安になってしまいます。
どんな発言が正解なのか迷っているうちに、自然なタイミングで話すことができなくなります。話し方がぎこちなくなっているせいで、ますます不安になります。
不安は積み重なっていき、コミュニケーションへの苦手意識はさらに深まります。何気ない会話をするときにも、緊張するようになってしまうのです。
たとえば、映画の感想を聞かれるような場合にも、会話が苦手な人は緊張してしまいます。「こんな感想を言って笑われないかな?」という不安から、素直な感想を話せません。
普通の人なら即答できるような質問にも、つい口ごもってしまいます。会話のすべてがぎこちなくなってしまうため、周囲からは挙動不審な人だと思われてしまいます。
治し方①:上手に話そうとしない
会話が苦手になってしまう根底には、自信のなさがあります。自信がないため、自分がどう思うかよりも、他人からどう思われるかを優先する考え方をしてしまうのです。
自信がない人にとって、会話でもっとも大事なのは、他人から「正解」だと思ってもらえるような発言をすることです。思ったことを素直に発言しようとは考えないのです。
しかし「正解」の発言をしようとすればするほど、緊張は強くなってしまいます。何事も他人に合わせようとする考え方は、言動から自然さを奪っていきます。
したがって緊張しないようにするには、無理に他人に合わせようとしなければよいのです。上手に話そうと考えず、思ったことをなるべく素直に表現すればよいのです。
たとえば映画の感想を聞かれたら、思ったことを素直に言いましょう。「主人公が最後に言うセリフが素敵だった」というように、感じたまま話しましょう。
もしかすると、誰も共感してくれないかもしれません。「へえ、そんな風に感じるんだ。珍しいね」と言われるかもしれません。
しかし、意見が違うことを恐れる必要はありません。多少意見が違っても、会話は進んでいきます。「正解」などなくても会話は成立するのです。
会話に「正解」などいらないということに気づくことができれば、会話への苦手意識も少しずつ和らいでいくはずです。
友達が少ない
会話への苦手意識をこじらせてしまうと、会話を避け続けたまま年を重ねてしまいます。友達もなかなかできず、会話をする機会が減ってしまいます。
ずっと友達がいない人だと、会話の経験値がなかなか積み重ならないので、いざ会話をしたときの緊張感も強いものになっていきます。
言動も極めてぎこちないものになるでしょう。会話の相手からは、挙動不審な人だと思われてしまいます。
たとえば、学校でクラスの中に話し相手があまりいない生徒について考えてみましょう。普段は話さなくてもよい相手とも、行事のときには話さなければなりません。
体育祭や修学旅行など、普段話さないクラスメートと話さなければならない場面が出てきます。日ごろの付き合いが乏しいため、共通の話題がありません。
そのため、何気ない会話にも鋭い緊張感を感じてしまいます。何を話していいかわからなくなってしまうからです。言動はぎこちなくなってしまい、挙動不審な人だと思われてしまいます。
また今までは友達がたくさんいたけど、受験勉強を機にいなくなってしまった。地方に転校・転勤して話す友達が減ってしまったという人もいるはずです。
友達が少ないと会話する機会が減り、不慣れになるため、話せなくなります。