初デートは、長時間拘束されにくい食事やカフェでのデートが定番です。行くお店やメニューには気を使いたいところです。
初デートだと、選んだお店の雰囲気やメニューが、デートの内容だけでなく判断基準に直結しやすいからです。
味はもちろんのこと、メニューの提供時間が早いか、お店のインテリアが可愛いか、店員さんが親切か、アクセスがいいか。考慮しなくてはいけないポイントは、考えれば山ほどあります。
初デートで焼肉はあり?
焼肉が嫌いな人はかなり少ないでしょう。また、味としては当たり外れの少ないメニューでもあります。
デートで焼肉に行くという選択肢は、確かに間違ってはいません。しかし初デートということに限って、焼肉にいくことはどうなのか…。
初デートで焼肉は基本的にはNGです。理由は多々ありますがですが、具体的に例を提示しながら、NGな訳を紹介していきます。
会話に集中できない
焼肉に行ったら、最初にサラダを頼むことが一般的でしょう。サラダは大皿でどかんと提供され、小皿を人数分とトングが添えられています。
注文が終わり、ドリンクがきて「やっと落ち着いたかな?」と思われるタイミングで運ばれてきます。もちろん運ばれてきたらどちらかはサラダを取り分ける作業に入るわけです。
絶妙なタイミングで運ばれてくるサラダは、せっかく話そうと思う決意を見事に打ち砕くのです。話し始めていた場合も、見事なほどに話の腰を折るのです。
焼肉は鉄板焼きとは異なり、もちろん焼かれて提供されるわけではありません。自分たちで焼かなくてはならないし、注文したお肉が徐々にぼちぼち店員さんによって運ばれてきます。
必然的に、相手と話しながらお肉を焼かなくてはいけないし、店員さんともコミュニケーションを取らなくてはいけません。
初デートというものは、「相手のことをもっと知りたい!」という気持ちがあるものです。相手のことを深く理解するためには、会話はなくてはならないものです。
大会話をサラダの取り分けやお肉を焼くこと、複数回にわたり訪れる店員さんに妨げられてしまっていいのでしょうか?
せっかくの初デートで会話に集中できないなんて事態は、極力避けたいものです。焼肉に限らず、忙しい食事は初デートには不向きなのです。
気遣いポイントが多い
サラダは会話に集中できない要因として登場しましたが、他にも難点があります。実はサラダの取り分けには、気を遣わなくてはいけないポイントが多々潜んでいるのです。
どちらがサラダを取り分けるか、また、サラダボールの中に嫌いな野菜が入っていないか…。上に乗っている卵は崩しても大丈夫な人か、奇数個乗っているトマトはどうしようか…。
サラダ1つ注文しただけで、悩まなくてはいけないことが出てきます。いちいち聞くのも億劫だし、でも聞かないと気が利かない人とも思われかねない…。
サラダで気を遣わなくてはいけないなんて、本当に嫌になっちゃいますよね。
どうしても初デートで焼肉に行かなくてはいけない場合は、あえてサラダを頼まないのもいいでしょう。また、取り分けをお任せしてしまうのも上手い選択肢です。
お肉の焼き加減の好みは人ぞれぞれです。赤いのが残っているくらいレアなお肉が好きな人もいれば、しっかり焼き色がつくくらい焼いたお肉が好きな人もいます。
お肉の種類によって焼き加減はもちろん変わってくるし、好きな焼き加減が異なる人もいます。
焼き加減なんて関係ないと思ってくれる相手であれば何の問題もありません。しかし細かいことを気にする相手であれば、お肉を焼くだけでもかなりの気遣いが必要になります。
お肉の焼き加減の調整のために、焼くことに専念しすぎていてはせっかくの相手との会話に集中ができません。一方で会話に集中していてお肉を焦がしてしまっても、元も子もありません。
焼肉のように、相手とシェアしながら食べなくてはいけない料理は、自分のペースで食事を楽しむことができません。
必然的に相手に対して気遣いが必要になってくる食事も初デートでは避けるべきでしょう。
料金が高くなりがち
焼肉は1人前で5枚程度しかお肉が乗っていなく、お腹が膨れにくいメニューです。お腹が膨れるまで食べようと思うと、どうしてもかなりの人数分の注文が必要になってきます。
結果、お会計がかなりかさみ、支払いの時にどうしても気まずい状況になりがちです。初デートは男性が負担してくれる場合が多いですが、あまりに金額が高いと、さすがに気を遣います。
思っていたよりかなり高い…なんて、思っても口に出せませんし、見返りを求められそうで、少し気後れしてしまうことも…。
明確な料金システムである食べ放題の焼肉はお金がかかりすぎる事態を招きませんが、初デートには色気がなさすぎるためNGです。
食事であれば1人1皿のプレート料理屋さんを選んだり、食事に比べて価格の低いカフェを選択することも逆に親切でしょう。初デートで見栄を張って高いお店を選ぶことは、案外よくないのです。
臭いがついたり、タレが飛んだり恥ずかしい
焼肉はどうしても煙が立ち上るため、髪の毛や服、バッグに臭いがついてしまいます。また、お肉が焼いた時にでる油や肉汁、タレがはねたり垂れたりします。
大切なバッグや服に臭いやシミが染み付いてしまうことは、女性にとって本当に避けたい事態です。もし焼肉に行くなら、事前にそのことを伝えることが必須でしょう。
女性は焼肉デートと知っていたら、必ず焼肉に備えた服装でデートに行きます。またヘアスタイルも、臭いを吸収しやすいふわふわヘアは避け、まとめ髪にすること間違いなしです。
タレがはねたり垂れたりするのは服を汚してしまうだけでなく、女性としては恥ずかしいことです。女性は、特に初デートでは所作を美しく見せたいと努力します。
お肉につけたタレで服を汚してしまったり、口の周りを汚してしまったらどうでしょう?自分のことをみっともないと感じ、恥ずかしくなりますよね。
実際問題、男性は臭いも汚れもそれほど気にしていません。しかし初デートでキレイに食べられる食事をチョイスすることが無難ですね。
焼肉デートはエッチな方向にいきやすい
また、どうしても「お肉=精力がつく」というイメージが定着しています。昔ほどストレートには言われなくなりましたが、今でもこのイメージは消えてはいません。
男性から初デートで焼肉に誘うと、どうしても女性はエッチな方向に考えてしまいますよね。「下心があるのかな?」と、警戒心を持ってしまいがちです。
もちろん下心がないかは訊いてみないと分からないし、何も言わなくて警戒してしまうのも不本意です。
リスクを負ってまで焼肉にこだわることはないでしょう。
初デートで焼肉は原則NG
いかがでしたでしょうか?初デートで焼肉にいくというチョイスについて、リスクが高いことはお分りいただけましたでしょうか?
相手に自分を知ってもらい、気を遣わない関係性になってから焼肉に行く。これが間違いのない選択でしょう。
みなさんがパートナーと、焼肉デートで楽しい時間を過ごすことができるよう、心から願っていますね!