結婚情報誌で目にする「ブライダルフェア」という言葉。どんなことをする日なのかイメージがつかない人も多いですよね。相談会や見学会と何が違うのかと疑問に感じるでしょう。
ブライダルフェアは日時や組数が限定されていることも多く、長時間の滞在が必要となります。だから参加するかどうかも悩むところですね。
でも実際の新郎新婦に聞くと、ブライダルフェアの評判はとても高いです。ブライダルフェアに行ったことで結婚式のイメージが具体的になったという声も多数聞こえてきます。
そこで今回は、ブライダルフェアについて完全に理解できるようなポイントをお伝えします。行くべきかと悩んでいる人は、基礎知識をつけるところから始めてみましょう。
「ブライダルフェアとは?」という疑問を解決する7つのポイント
①各会場で結婚式を体験できる
ブライダルフェアは、結婚式を体験することができます。多くの会場で、模擬挙式・模擬披露宴を行っているのです。
モデルの新郎新婦が入場から退場までのショート版結婚式を行います。フェアに参加した人は、ゲスト席から結婚式を見て楽しむことができます。
模擬挙式も模擬披露宴も、それぞれの会場の特色を出した演出を盛り込んでいます。結婚式を体験し体感することで、よりイメージもつきやすくなるでしょう。
相談会や見学会の場合は、チャペルや披露宴会場を見て回るだけとなります。各会場の雰囲気などを見たら、あとはプランナーの人と相談をするのがメインです。
やはり耳で聞いて想像するよりも、目で見て感じた方が納得できますよね。一生に一度の結婚式をどこで行うかは簡単に決められることではありません。
本番に近い結婚式を見て感じることができるブライダルフェアは、行くことで判断がしやすくなるでしょう。
②列席者の立場になって検討できる
ブライダルフェアは、ただ模擬挙式と模擬披露宴を見ているだけではありません。実際に列席するゲストの目線で過ごすことができるのが特徴です。
特に列席者が楽しみにしているのは、美味しい料理やデザート。目で楽しませてくれる演出。それに良い写真を撮ることですよね。
自分たちが良いと思っていても列席者が良いと思ってくれなければ、ただの自己満足です。
結婚式は列席者に感謝を伝えたいと考える人も多いはずです。来てくれる人に楽しんでもらえる1日にしたいですよね。
自己満足にならないようにするには、列席者の立場になって体験することが重要です。
試食会・デザートブュッフェ
ブライダルフェアでは、無料もしくは半額で結婚式のコース料理を試食できることが多いです。やはり料理は食べてみないとわかりません。
どんなボリュームで、どんな匂いで、どんな味付けなのか。それを自分たちで確かめることができるのは試食会の特権であり、無料で参加できるのはフェアの特権です。
またガーデンなどでデザートブュッフェをしているところだと、同じように体験して試食までできます。実際の雰囲気を列席者の目線で味わえるのは嬉しいですね。
演出
会場によって「できる演出」と「できない演出」があります。中でもフェアでは「うちの会場ではこんな演出ができる」という一押しのものを披露します。
壁一面にプロジェクションマッピングをしたり。ガーデンでケーキ入刀をしたり。オープンキッチンから郷土料理が出てきたり。
今は演出にもオリジナルを求める時代です。今までの結婚式で見たことのないようなインパクトを与えたいという人も多いでしょう。
そこで会場ならではの演出をゲストの立場で見ることはできるのは、イメージを具体化するのに役に立つのです。
写真
最近は列席者が「インスタ映え」するように結婚式を作る人が増えています。色合いやアイテムまで、インスタ映えを重視していたりするんです。
ブライダルフェアでは、実際に自分たちが列席者の目線で写真撮影することができます。写真にしたときの写りを確認できるのです。
自分たちで撮影した時に薄暗くて地味な写真ばかりだと、インスタ映えは期待できません。どんな写りになるのか実際に撮影でしてみると良いでしょう。
③ドレス・タキシードの試着が可能
ウエディングドレスやタキシードは、見るよりも着てこそテンションが上がりますよね。しかし高価なものですし、着るのに手間もかかります。
通常は結婚式場にドレスショップが併設されています。もしくは近くにあるショップと提携していることもあるでしょう。
結婚式を成約した人は、半年ほど前から試着をしてドレス選びをすることができます。成約していない人はドレスを着る機会はないものです。
それがブライダルフェアでは、ドレス・タキシードの試着も行っていることが多いのです。
専属のスタッフがついて、ドレス選びから着用のお手伝いをしてくれます。簡易的ですがヘアアレンジもしてくれたりします。
男性もタキシードを選んで着用すれば、二人並んで正真正銘の花嫁と花婿。写真撮影までしてくれるので、記念にもなります。
着用回数が決まっている場合もありますが、ドレスの試着は女性にとってテンションが上がる嬉しいサービスの一つです。
④結婚式を具体的にイメージできる
結婚式って決めることがたくさんあるんです。料理とドレスと引出物・・それくらいだなんて思っていたら大間違いですよ。
なんとなくイメージで「可愛い感じにしたい」とか「落ち着いた感じにしたい」という希望はあるでしょう。
でも抽象的で実際説明しようと思うと難しいものです。それがブライダルフェアでは具体的にしていくことが可能となるのです。
テーブルコーディネート
ブライダルフェアでは、会場の雰囲気に合わせた一押しのコーディネートを用意しています。テーブルクロスの色や各席に置くナフキンの色で会場の雰囲気は大きく変わるのです。
可愛らしくしたい・・シックにしたい・・オシャレにしたい・・。抽象的な自分たちの結婚式のイメージを具体的にしてくれるでしょう。
会場装花
装花は新郎新婦が座るメインテーブルや、ゲストテーブルに飾るものです。他にも階段やマイクなどの小物にもつけたりするとオシャレに見えます。
装花は花の種類や色によって、大きく雰囲気を変えることができるアイテムです。どれくらいのボリュームで飾るかもポイントですね。
ブライダルフェアでは季節に合わせた装花が飾られています。今日のフェアの装花はいくらくらいかかるのかを質問すればボリュームと料金の目安にもなります。
音楽・映像
結婚式当日は、音楽や映像までゆっくり楽しむ余裕はないでしょう。でも列席者には意外と印象に残るものなので、きちんと決めておきたいですよね。
入場や退場はどんな曲だと盛り上がる?
両親の手紙の時のBGMは何がいいかな?
生い立ちの映像は作る方が良い?
そんな細かいところまで、ブライダルフェアを体験することでイメージできます。今までぼんやりしていた結婚式がはっきりしてくるのです。
⑤実際の展示物で料金を大まかに出せる
結婚式で一番気になるのは、見積もりですよね。自分たちの予算内でどんな結婚式ができるのかは重要なポイントです。
ブライダルフェアは、イメージではなく実際に結婚式で必要となるものが展示されています。
これを選ぶといくらになる?
これくらい華やかにするといくらかかる?
このドレスを着るといくらプラスされる?
フェアを見ながら、自分たちの結婚式にどれくらいの費用がかかるのかを大まかに算出できます。
初期の見積もりは基本的な費用しか入っていないので、最終的には費用が上がっていくものです。だからこそ最初から目安となる最終見積もりを出しておかなければいけません。
ブライダルフェアに行くことで、現実的な予算を把握することができるでしょう。
⑥プロに相談することができる
ブライダルフェアは、ただ体験して帰るというわけではありません。新郎新婦1組に専属のプランナーが1人つきます。
ほとんどの会場が、すべての体験を終えた後にプランナーとの相談の時間が設けられています。そこで希望を伝えたり、相談することができるのです。
ブライダルフェアだからと、個別の質問はできないなんて心配する必要はありません。気になったことはメモしておき、どんどん質問しましょう。
各会場のことはもちろんですが、結婚式自体の相談や結納なんかの相談までしてくれます。プランナーと意気投合できるのも式場選びには大切なことです。
⑦ブライダルフェア特典が用意されている
ブライダルフェアには特典も用意されている場合が多いです。ブライダルフェアに参加して、成約したカップルは見積もりが割引になったりするんです。
割引の他にも、「料理1品追加プレゼント」「カラードレスプレゼント」といったプレゼント特典もあります。事前にフェア特典をチェックしてみると良いですね。
またフェアのお土産として、装花や引出物などのサンプルもたくさんもらえます。今後の結婚式の参考になるものを自宅に持ち帰れるのも嬉しいポイントです。
ブライダルフェアとは結婚式を現実的に考えさせてくれる
ブライダルフェアは、ただ会場を選ぶためだけに行くものではありません。
ブライダルフェアに行くことで結婚式の夢が膨らみます。そしてイメージをより具体的に考えることができます。
いくつかのブライダルフェアに参加することで、自分たちらしい結婚式を見つけることができるでしょう。そして結婚式のヒントをたくさんもらえるはずです。
ぜひブライダルフェアを有効に活用して、素敵な会場で結婚式を挙げてくださいね。