パワハラ上司の9つの特徴と対処法13選とは?
メディアでも連日のように耳にする『パワハラ』という言葉をご存知でしょうか。パワーハラスメントの略で、上司が立場や権力を駆使して物事を強要することをいいます。
職場にパワハラ上司がいると、仕事どころではないほどの苦痛となります。私生活に介入されることもあると、精神的にも追い詰められてしまうでしょう。
そこで今回はパワハラ上司の特徴と対処法について紹介していきます。パワハラ上司は、早めに気づいて対処することが必要です。
あなたが職場を去るという選択をする前に、今すぐ手を打ってくださいね。
パワハラ上司の9つの特徴とは?
無視される
上司も同じように仕事をしているので、忙しい時もあるでしょう。なかなか部下の声に耳を傾けられない人もいるかもしれません。
しかし明らかに社内で自分だけ無視されている場合は、パワハラである可能性が高いです。ここでいくつかのポイントで『無視』をされているのか判別してみましょう。
①出退勤時の挨拶
挨拶は年齢や役職を問わず、人として当然しなくてはいけないことです。『おはようございます』『お疲れ様です』という言葉に対して、上司は返事をくれるでしょうか。
仕事時間以外での挨拶の反応なども気にしてください。廊下や社食で会った時は、仕事に集中している状況ではないはずです。
このような時の挨拶で無視をされてしまうのは、パワハラだといえるでしょう。
②仕事の相談をした時
業務上の相談や質問をした時に、無視されるというのでは仕事が進みませんね。『お時間よろしいでしょうか』と聞いていつもスルーされる場合は、パワハラです。
③承認をもらう時
仕事をしていると上司の承認が必要になることが多々あります。このような時に、印鑑やサインをスムーズにもらえないと困りますよね。
それをわかったうえで無視するというのは、上司として失格です。自分の立場を利用して困らせているのですから、明らかなパワハラ行為だといえるでしょう。
暴力を振るう
今時はスポーツ選手であっても、暴力を振るう指導というのはパワハラになります。通常の社会人で、暴力行為があるというのは大問題となるでしょう。
暴力というと、『殴る』『蹴る』というイメージが強いかもしれません。しかし他にも、『叩く』『胸ぐらをつかむ』というのも暴力の一つです。
要するに、体で押さえつけるような行為全般のことを暴力といいます。上司に手を出されては、何も太刀打ちできませんからね。
あなたが仕事で大きなミスをした時には、上司が憤りを感じることもあるでしょう。つい感情が剥き出しになり、叩いたりしてしまうこともあるかもしれません。
このようなことは年に1度あるかないかの出来事です。それだけのミスをした自覚があるのであれば、仕方のないことでしょう。
しかし日常的に暴力行為がある場合は、典型的なパワハラ上司です。言葉のごとく、パワーで押さえつけているのですからわかりやすいですね。
威嚇行為をする
上司という存在は、いるだけでも緊張感があるものです。そのため少し大きな声を出されるだけでも威嚇されているように感じてしまうこともあります。
それでも大きな声で怒鳴る程度であれば、パワハラとはいえません。時には威嚇して説教することも上司には必要なことですからね。
パワハラの場合は、
- デスクを叩く
- 壁や物を蹴る
- ドアを強く閉める
- 資料を投げる
という威嚇行為をしてきます。
直接暴力を振るわれていなくても、上記のような威嚇行為をされると恐怖を感じるでしょう。ビクビクと身も心も震える思いをします。
1日に数回の威嚇行為をする人は、パワハラ上司の特徴です。自分の行為一つで部下がビクビクしている様子を見て、楽しんでいます。
毎日パワハラをしていることで、威嚇することも習慣になっているのでしょう。
暴言を発する
先程、暴力についての特徴を紹介しました。暴力とは身体的なものだけではなく、言葉の暴力も含まれるのです。
言葉の暴力の場合、心に傷ができるので目では見えにくいです。また心の傷の方が深くて治りにくいこともあるでしょう。
だからこそ一番やっかいであり、多くの人が悩むパワハラでもあるのです。
具体的には、
『ばか』
『くず』
『無能』
といったような人を傷つける言葉です。
また、
『仕事が遅い』
『能力が低すぎる』
『こんなことも出来ないのか』
というような見下し蹴落とすような言葉も含まれます。
言葉の暴力に関しては、感じ方や捉え方にもよるので判別が難しいことも多いです。上司も説教やアドバイスで言っているだけのこともありますからね。
ただパワハラ上司は、無自覚でパワハラをしていることも多いのです。つまりパワハラの判断は、受けている人の主観で良いといえます。
上司の言葉でひどく傷ついた・・と感じれば、それは言葉の暴力なのです。