遊びに行く約束を当日になってキャンセルされると、とても悲しい気持ちになりますよね。
悲しさを通り越して、怒りを感じることもあります。いずれにしても、ドタキャンをされると非常に困ります。
普通の感覚だと、ドタキャンをすると人間関係自体が終わってしまうように思えます。それでもドタキャンをするような人たちは、いったい何を考えているのでしょうか。
そこで今回は、ドタキャンをする人の心理や特徴について詳しく見ていきましょう。またあわせて、効果的な対処法についても紹介していきます。
ドタキャンをする人に振り回されないで済むように、ぜひお役立てください。
ドタキャンする人の心理・特徴と対処法とは?
ドタキャンを悪いとも思っていない
約束をドタキャンする人の心理を考えてみると、想像力が欠如していることがわかります。キャンセルされた側にどれだけの迷惑がかかるか、想像がつかないのです。
たとえば、休日に仲間でキャンプに出かける予定を立てていたとします。キャンプ場の予約、食材の準備、車の手配など、準備すべきことはたくさんあります。
参加人数が当日になって変わってしまうと大変な迷惑がかかります。せっかく準備したことが無駄になってしまうからです。
普通の感覚の持ち主なら、事前に連絡を入れてキャンセルするのも気が引けます。仲間に迷惑をかけることを想像すると、胸が痛くなってしまうからです。
にもかかわらず平気でドタキャンをするというのは、周りの人の気持ちをまったく考えていない証拠です。他人に対する想像力が欠如してしまっているのです。
ドタキャンのせいで、キャンプ場の予約を取り直さなければならないかもしれません。準備していた食材が余って無駄になってしまうかもしれません。
何より、キャンプを楽しみにしていた仲間たちの気持ちに水を差してしまいます。せっかくのキャンプが、ドタキャンのせいで台無しになってしまうかもしれないのです。
しかしドタキャンをする人には、想像力が欠如しています。仲間に迷惑がかかるという発想すらありません。だからこそ平気でドタキャンできるのです。
対処法①関係を断つ
約束を平気でドタキャンするような想像力に欠けた人とは、友人関係を続けても何一ついいことなどありません。これからも悪びれることなく迷惑をかけてくるでしょう。
たとえば、あなたがペットを亡くして悲しみに暮れていたとしましょう。普通の感覚の持ち主なら、あなたの悲しみに共感して優しく接してくれるはずです。
しかし想像力が欠如した人は、あなたの悲しみに共感することができません。「たかがペットなんだから、忘れちゃいなよ!」などと、無神経な言葉をかけてきます。
想像力が欠如した人との付き合いは、ストレスの元になるだけです。よほど思い入れのある相手は別にしても、そうでなければ関係を断ってしまうのが得策です。
約束をドタキャンした人が本当に想像力の欠如した人なのか、しっかり見極めることが重要です。ドタキャンをした人の様子をじっくり観察しましょう。
心底悪いと思っている様子が伝わってきたら、何か事情があるのかもしれません。今回は大目に見てあげましょう。しかしドタキャンが続くようなら、関係を断つことを考えましょう。
ドタキャンをする際にヘラヘラしていたり、迷惑をかけている自覚が伝わってこなければ、遠慮なく関係を断ってしまいましょう。
好きな男性を試している
恋愛の場面に限られますが、ドタキャンをすることで好きな男性のことを試している場合もあります。ドタキャンをして迷惑をかけても、それでも好きでいてくれるか試しているのです。
たとえばドライブデートを予定していたのに、当日の朝になって女性がドタキャンしてきた場合を考えてみましょう。
男性としては忙しい中で丸一日の休みを作ったうえ、女性に喜んでもらえるようドライブコースも入念に考えていたはずです。なのに当日の朝に、すべてが水の泡になってしまったのです。
男性はものすごく落胆します。激しい怒りを感じてもおかしくありません。しかし、女性側の狙いはそこにあります。男性を落ち込ませて、あるいは怒らせて、反応を試しているのです。
ドタキャンをする女性に、想像力がないわけではありません。しかし、ある意味ではより悪質です。男性に迷惑をかけることを自覚しながら、それを利用しようとしているのですから。
もし男性が内心の落胆や怒りを隠して「気にすることないよ」というように言ってきたら、女性側は大満足です。思い通りになる男が手に入ったと分かって、とても喜びます。
一方、男性が怒りをぶつけてきたら、女性側はそこで関係を断ってしまうでしょう。思い通りにならない男になど、利用価値はないからです。
対処法②付き合ったら大変なことを知る
ドタキャンをすることで男性を試すような女性と付き合うと、確実に苦労をすることになります。今後も女性から試され続けるからです。
女性からの試練はどんどんエスカレートしていきます。たとえば、男性のスマホを勝手にのぞいたりします。あるいは、男性が大事にしている物を捨てたりもします。
女性はわざと男性が怒りそうなことをします。もし男性が怒らなければ、もっと怒りそうなことをします。どんどんエスカレートしていった結果、いずれ男性が限界を迎えることになるのです。
もし限界を迎えるまで女性に試され続けたくなければ、デートをドタキャンされた時点で女性との関係を考え直すべきです。限界になる前に関係を断ってしまったほうが、傷は浅くて済みます。
一方、どれだけ苦労しても付き合いたいほど好きな女性なら、関係を続けていく選択肢もあります。ただし、限界まで追い詰められないように細心の注意を払ってください。
恋は盲目と言いますが、恋愛のせいで心身を病んでしまっては本末転倒です。彼女を思うあまり視野狭窄に陥る前に、今一度ふたりの関係を客観的に見つめなおしましょう。
親しい人に甘えている
ドタキャンをすることに罪悪感を感じているのに、親しい人に甘える気持ちからついドタキャンをしてしまう場合もあります。
たとえば友達と飲みに行く約束をしておきながら、その日になってドタキャンをしたとします。ドタキャンをすることで、約束をしていた友達に迷惑がかかることはわかっています。
しかし「仲のいい友達が相手だから」「飲みに行くのを断るだけだから」というように、甘えの気持ちがあるのです。「これくらいなら許してくれるだろう」と思っているのです。
恋人に対して甘える場合もあります。たとえば会社員と看護師というように、働く時間帯が違うためデートの時間がなかなか合わないカップルについて考えてみましょう。
会社員の彼氏が仕事を終える時間になっても、看護師の彼女は夜勤に出なければなりません。しかしそれではすれ違いが続くので、彼女が職場に無理を言って夜勤を空けてもらいました。
彼女が無理して夜勤を空けたおかげで、会社帰りにデートができることになりました。しかしその当日、彼氏にはどうしても生で見たいサッカーの試合がありました。
「もちろんデートにも行きたいけど、今夜の試合は絶対に見たいな」そう考えて、彼女には悪いと思いながらもデートをドタキャンしてしまいました。
「優しい彼女だから許してくれるはずだ」という甘えの気持ちから出てしまった行動です。想像力が完全に欠如しているわけではありませんが、配慮が足りないのは間違いありません。