偉そうな上司の性格・特徴・対処法とは?

上司

常に不機嫌な顔をしている

偉そうな上司は、威厳や威嚇を保つ方法として険しい表情をしています。険しい表情とは、眉間にシワを寄せて不機嫌そうで怒っているような顔です。

上司は職場の雰囲気を引き締める存在でもあるので、常ににこやかにしている必要はないでしょう。しかし常に不機嫌な顔をされても空気が悪くなります。

恐い顔でそこにいるだけで、重圧感があるでしょう。毎日そこにいるだけでも、部下の気持ちは重くなり憂鬱になります。

しかし本人は、部下が自分を見て恐縮していることに満足しているのです。不機嫌な顔をすることで、立場や地位をアピールしているのでしょう。

人の意見を聞かない

偉そうな上司は、自己中心的に仕事を進めていきます。そのため自分が右だと思えば、周囲がどんなに左だと意見しても聞き入れません。

これは自分第一主義であるからです。またプライドが高いので、自分の意見を否定されることや人の意見に乗ることも許しません。

トップダウン経営になり、偉そうな上司が1人いるだけでも部下の士気や意欲が損なわれてしまいます。部下は常に上司の意見や顔色を伺わなければいけないので大変です。

鼻で笑う

偉そうな上司の中には、本当に自分が偉くて周囲は無能だと感じている人もいます。そうすると、どんなに周囲が意見を出しても、無能な意見だと感じてしまうのです。

『フンッ』
『ふふんッ』
『クスッ』

このような小馬鹿にしたように鼻で笑います。それ以上のことは何も言わずに、馬鹿にしたような笑いで流してしまうのです。

これは無意識に鼻で笑っている上司もいます。しかしあえて馬鹿にしたような笑いで不快感を与えている重視もいるでしょう。

自分の立場や権力をアピールする

偉そうな上司は、自分の立場や権力などを無駄にアピールしてきます。そこには『だから黙って従え』という意味が込められているのです。

本当に地位がある人であれば、わざわざアピールしなくても周囲が認知しています。また有能な上司であれば、多くを語らなくても部下はついていくことでしょう。

しかし偉そうにしている上司は、このような自信がないのです。自分の地位も能力も誇れるようなものではないため、あえて自分でアピールしてしまうのでしょう。

それで部下に『凄いですね』と言われることで優越感にひたり満足しています。やはり器の小ささを感じることができるのが特徴です。

偉そうな上司の対処法

自分が大人になる

偉そうにしている上司を変えるのは、簡単なことではありません。無意識な人も多いですし、相手は上司なので注意することもできないでしょう。

相手を変えることよりも、自分が変わることの方が簡単です。変わるといっても、難しいことではありません。少し考え方を見直してみるだけで良いのです。

『偉そうで嫌だ!』
『なんであんなに偉そうにされなきゃいけないの?』

このように考えていては、イライラした気持ちから解放されることはありません。ストレスは溜まっていく一方でしょう。

『また子供みたいな考えしているな~』
『上司なりに必死なのかな~』

このように上司よりも大人になって、考えてみましょう。見下してくる上司に対して、さらに一枚上手から見下すのです。

もちろん言動に出してはいけません。あくまで自己処理の方法として心の中で思うだけにしてください。そう聞き流すだけでも心の負担が軽くなるでしょう。

上司に自信をつける

自分に自信がない上司であれば、部下が自信をつけてあげてください。ことあるごとに上司を褒めることで、上司としての自信をつけましょう。

偉そうな上司にいいところなんてないと思う人もいるかもしれません。しかし偉そうだけど頑張っているところや良いところも必ずあるものです。

『〇〇課長のご意見は大変参考になります』
『〇〇課長の作成する資料はとてもわかりやすいです』
『〇〇課長は取引先の人とのコミュニケーションがとてもお上手ですよね』

褒めて伸びるタイプの上司も多数います。ちょっとしたことで褒めて、どんどん自信をつけてあげてください。

上司が自信を持てるようになれば、人当たりも柔らかくなるでしょう。偉そうな態度も軽減されてくるものです。

素直に従う

偉そうに指示・命令をしてくる上司には、反論せずに素直に従うのが一番です。偉そうにしている上司は、プライドも自己愛も強いです。

それを満たすように偉そうな態度をしています。だからこそ否定することなく受け入れれば、それで満足するのです。

『わかりました』
『おっしゃる通りです』
『承知いたしました』

すべて丁寧に受け入れて肯定し、指示に従うようにしましょう。

ただしヘコヘコしていると上司の都合のいい駒になってしまいます。過剰に上司に取り入るようなことは避けて、ただ真顔で従うようにしてください。

信頼して頼る

偉そうにしている上司は、もしかするとあなたに敵対心を持っているのかもしれません。出る杭は打たれるという言葉があるように、あなたの能力を認めているからこそ抑えようとしているのです。

そこで反発してしまうと余計に上司の怒りを増幅させてしまいます。偉そうにするだけでなく、圧力までかかってしまうこともあるでしょう。

そこで上司の味方について、信頼して頼るようにしてください。些細なことでも上司のもとにいき、相談をしてみましょう。

『この案件ですが、もしお時間があれば相談しても良いですか?』
『次のアポイントについてアドバイスがあれば教えてください』

このように頼ることで、上司の敵対心は薄れていきます。少しずつ心を開き、可愛い部下として育ててくれるようになるでしょう。

偉そうにしている上司こそ、懐に入りやすいものです。うまく距離を縮めて、上司として尊敬と敬意を表するとうまく付き合っていけます。

何も言えないくらい有能になる

偉そうにしている上司には、上司を上回る能力で何も言えないようにすると良いです。会社にとってはいなくてはならない存在になりましょう。

営業成績を残したり、新規プロジェクトを成功させるのです。そうして周囲からの評価を確実に得ることで、上司は強く物言いができない立場になります。

有能な部下になることで、上司は態度が変わるでしょう。何も言えないくらいに有能になることを目標として日々の業務に励んでください。

困っていることを助ける

偉そうにしている上司には、コンプレックスを抱えている人が多いです。人には言えない苦労や悩みがあるという人もいるでしょう。

そこで上司のコンプレックスを見越して、上司の右腕になってください。もちろんコンプレックスを刺激するような言葉を出してはいけません。

心のうちで察して、そっとフォローするのです。たとえば、上司にとって苦手としている人がいるとします。その場合は、中間に入って円滑にコミュニケーションができるように助けましょう。

パソコンが苦手であれば、フォローに入ります。プレゼンが苦手であれば、資料を完璧に作ることで助けてください。

上司にとっていなくては困る部下になることで、偉そうな態度はとれなくなります。自分の業務と並行してうまく上司の仕事もフォローしましょう。

まずは偉そうな上司の特徴を知る

偉そうな上司の性格は、ただ単に傲慢だというわけではありません。どちらかというと繊細な人の方が偉そうな態度をとる傾向があるでしょう。

だからこそ繊細な心を傷つけないように、気遣いながら対処してください。上司を持ち上げて自信を満たすことで、少しずつ威嚇するような態度も減ってくるはずです。

まずは偉そうな上司の特徴から性格を分析してみてください。そして上司に合った対処を考えて、実行に移すようにすると良いでしょう。

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