長所に目を向けて褒める
人と話すとき、相手の長所に注目していますか。意外と人を「褒める」という行為が会話の中で不足してる人は多いです。
特に相手を褒めることなく「自分すごい」的な話題ばかりの人は、話がつまらない人と思われてしまいがちなので気をつけましょう。
ただ、「自分すごい」とまではいかなくても、相手を意図的に会話の中で褒めようとする人が少ないのは事実です。
まず、褒めると話しやすいと思ってもらえます。誰だって、自分を肯定してくれる人、認めてくれる人と会話がしたいですからね。話していて気持ち良さを感じてもらえるはずです。
しかしだからといって、「すごい」「さすが」など、万能的な褒め言葉では、テキトーに言っているのがバレてしまいます。
そのためにも相手の長所に目を向けることが重要なのです。自分が目を向けていないだけで、人の長所はたくさんあります。
ただの「お疲れ様」の一言では普通です。しかし「お疲れ様、いつも周りに気を配っててすごいね」と一言添えられていたらどうでしょうか。相手はとても嬉しいですよね。
自分の長所を褒めてくれることは、その人に対する興味や好意を表します。好意を感じ取ってもらうことで好きになってもらう、気さくな人はこのように人望を獲得しているのです。
大きい声であいさつする
あいさつの声のボリュームについて考えたことはありますか?気さくな人は声が大きいことが多く、あいさつも大きな声でします。そのため、あいさつをするだけで印象が良いのです。
大きな声で人と話すこと、あいさつを交わすことは、自己開示の方法の一つです。自信のない人や自分の殻にこもりたがる人は、あいさつも小さな声になりがちなものです。
小学生の頃から教わったように、元気なあいさつをするとお互い気持ち良いですし、印象も素敵ですよね。あいさつだけで「いい人そう」と思ってもらえることは間違いないでしょう。
ちなみにただ声が大きいだけでは高圧的な印象にもなりやすいので注意です。たまにあいさつをする際、相手の目も見ず、笑わず、声だけは大きい人がいます。
それは少し攻撃的なイメージにもなり、印象としてあまり良くないでしょう。大きい声であいさつをし、そして相手の顔をしっかりと見ることは忘れないようにしましょう。笑顔も大事です。
気さくな人は日常の何気ないあいさつでも、元気の良さから相手も元気よくさせます。
あいさつは、本来ただ会ったからするものではないですよね。朝なら「今日も一日頑張ろう!よろしくね!」と気合を入れる気持ちをお互いに確かめ合うためのものでしょう。
夜のお疲れ様は、当然その日の労をねぎらうためのものです。気さくな人は、しっかりとその意味を知って毎回あいさつをしています。だからこそ、大きな声で、明るく元気なあいさつができます。
あいさつは大きな声ですることを心がけつつ、ぜひ毎回のあいさつを大事にしてみてください。
笑顔で接する
人柄としての取っつきやすさに、笑顔は本当に欠かせません。周りの気さくな人を想像してみましょう。いつも笑顔の印象はありませんか。
愚痴をこぼして仏頂面をしていたり、怒って不機嫌でいるようなイメージは全くありませんよね。いつも周りの人に対して笑顔で接しているはずです。
人の笑顔は、人柄の良さをそのまま表します。よく笑っている人は、元気な人、明るい人という印象がつきやすいものです。
そして人として親しみやすくなります。いつも笑顔の人と怒ってばかりの人、どちらと友達になりたいかと言われたら、当然笑顔の人ですよね。取っつきやすさがまるで違います。
また、笑顔が素敵な人は、その取っつきやすさゆえに仕事でも成長のチャンスを貰えることが多いのです。
取っつきやすいからこそ上司に親しくしてもらったり、仕事を任せてもらったりすることが増えるからです。友達関係だけでなく、笑顔は仕事のチャンスも大幅に広げてくれる効果があります。
自分が上司だとしたら、取引先のあいさつ回りには笑顔の部下に任せたいですよね。不愛想な人は信頼しにくいものです。
気さくな人になりたいなら、とにかくいつも笑顔で人と接することを心がけましょう。実はそれだけでも人としての印象ははるかに変わるものです。
ときにはお酒に頼る
とはいっても、いきなり「笑顔を意識」「人に興味を持つ」「元気にあいさつ」なんてハードルが高く感じられる人もいますよね。
気さくな人になりたいと思っている以上、自分の性格にどこかコンプレックスを持っている人は多いでしょう。だからこそ自分を変えたいものですよね。
でも、頑張ろうとして笑顔を意識できたり、元気にあいさつできたりするなら、もうできているでしょう。自分に自信が持てない人には特に難しいはずです。
そんな時こそ、まずはお酒に頼ってしまいましょう。普段は暗くても、お酒を飲むと陽気になる人もいます。
まずは自分にとってできる部分から、気さくになる努力をしましょう。お酒が入ることで、周りの人にも積極的に話しかけられる人は多いのではないでしょうか。
お酒の席でたくさん会話を交わし、気さくな自分のイメージを持ってみましょう。お酒の席で「シミュレーション」していれば、シラフの状態でもできるようになる場合があります。
また、お酒の席を通して仲良くなれたという人もいるはずです。普段は暗くても、お酒の席を通して仲良くなった同僚や先輩後輩がいれば、輪も広がっていくはずです。
すると自然と、気さくな自分というものが形成されていくはずですよ。
気さくな人は努力でなれる!
気さくな人は、才能や生まれつきで気さくでいるわけではありません。気さくでいるための努力をしているといっても過言ではないでしょう。
自分が気さくで人から愛される人であることにプライドを持ち、いつも明るく振舞っているのです。
だからこそ今までは暗かった人でも、気さくな人の特徴を学べば、いつだって気さくな人にはなれるものです。「あの人だから気さく」という考え方を持つのはやめましょう。
職場の人や友達に気さくな人がいるなら、ぜひその特徴をたくさん盗んでみてください。そのうえで、今回解説してきたような方法も普段から試すようにしてみてくださいね。
ポジティブさや人の長所を見る姿勢を忘れなければ、きっと人として周りに愛される素晴らしい人格を持つことができるはずですよ。
気さくな人格は仕事や趣味、人間関係など、あらゆる場面で選択肢を広げてくれます。