多くの人の憧れである大好きな人との同棲生活。毎日大好きな人と一緒にいられる生活が送れるなんて夢のようですよね。
しかし他人と生活を共にするということは簡単なことではありません。同棲したことが原因で破局してしまうカップルも世の中にはたくさんいるのです。
そこで今回は同棲カップルが破局しやすい理由と、破局しないための対処法について解説していきます。
同棲カップルが破局しやすい理由と対処法とは?
価値観が合わない
同棲をするとそれまで気付かなかった価値観の違いにも気付きやすくなります。生活観や金銭感覚などは長い時間を共にすることで見えてくる場合が多いからです。
生活観や金銭感覚は個人の価値観が大きく影響しているため、簡単には変えられるものではありません。しかしお互いに自分の価値観を優先して生活していては、同棲が苦痛になってしまうでしょう。
価値観の違いに気づいたときというのは、2人の関係の分かれ道です。受け入れられれば関係を続けていくことができますし、どうしても無理なら関係を続けるのは難しくなります。
同棲により価値観が合わないという現実を突きつけられるため、同棲カップルには別れるという選択肢が出てきやすいのです。
相手の嫌なところが見えてくる
過ごす時間が増えれば相手の知らなかった部分も見えるようになり、嫌なところも見えるようになってきます。デート中であれば数時間我慢すれば済む場合が多いですが、同棲ではそうもいきません。
同棲をしていればお互いに色んな面を見ることになるので、必然的に嫌なところが見えてくる頻度も増えます。嫌なところを相手が直せない場合は、受け入れるか我慢し続けるしかありません。
相手の嫌なところが見えては、喧嘩したりや我慢したりを繰り返せば、別れを考えるようになるのも時間の問題です。結婚とは違い、耐えずに別れればいいという発想になる人も多いでしょう。
誰でも長所や短所があり、恋人であっても嫌だと思うところがあって当然で、お互い様です。お互いに相手の嫌なところを受け入れ、自分が変わる努力できれば、同棲は上手くいきます。
ただどうしてもお互いに譲れないことが出てくる場合もあります。同棲すると相手の色んな面が見えてきて、耐えられないほど嫌なところが見えてしまうこともあるため、破局しやすいのです。
他の恋愛に走りがち
同棲カップルが破局しやすいのは、同棲すると他の恋愛に走りがちになるというのも理由の1つです。他の恋愛に走りがちになるのには、多くの人が恋愛に求めているドキドキが関係しています。
同棲していないカップルが他の恋愛に走るのは基本的に、相手に魅力を感じなくなったときです。喧嘩したり他に魅力的な人が表れたりと、自分や相手に何かしらの大きな変化があったときです。
しかし同棲しているカップルの場合は、特に自分や相手に大きな変化がなくても他の恋愛に走ってしまうことがあります。なぜなら同棲という状態によりドキドキ感がなくなっていくからです。
同棲していると相手が当たり前の存在になりすぎてしまい、恋愛対象としての意識が薄れていきます。そして徐々にドキドキ感がなくなっていくのです。
ドキドキ感がなくなることは多くのカップルの破局の原因の1つです。そのためお互いに大きな変化がなくともドキドキ感がなくなっていく同棲は、破局しやすいのです。
結婚のタイミングを見失う
誰にでも悪いところはありますが、人は成長するため一生変わらないとは限りません。結婚においても愛情があればお互いに歩み寄ろうとするため、妨げにならない場合がほとんどです。
そのため、本当に受け入れられないこと以外は、必要以上に相手の悪いところを見ようとしなくていいのです。むしろ嫌なところばかり目を向けていては誰とであっても結婚できないでしょう。
しかし、同棲にはお互いのことをより深く知ることができるからこそ、悪いところにも目が付きやすいというデメリットがあります。
また、同棲生活は結婚生活とほとんど変わらないため、リアルに結婚生活を想像することができます。ゆえに悪いところが目に付くと、結婚への不安が強まってしまうのです。
そして、そのたびに結婚するべきなのか悩み続け、結婚のタイミングを失い、別れを選んでしまう人も多いのです。
結婚に迷いが生じやすくタイミングを見失いがちになるのも、同棲カップルが破局しやすい理由の1つなのです。
対処法とは?
結婚生活は安心感が第一
結婚生活で一番大切なのは安心感であり、刺激ではありません。日常に刺激が少ないのはむしろ健全であり、安心感のない結婚生活は上手くはいかないのです。
結婚は恋愛の延長線上にあるものですが、恋愛と結婚はイコールではありません。恋愛感情だけでは結婚生活を続けていくことは不可能であり、恋愛で重視される刺激はむしろ妨げになります。
お金を稼いだり家事をしたりと生活していく上で必要な活動を、2人で分担し協力して行うのが結婚するということです。結婚生活には安定した生活を送るために2人で支え合うことが必要なのです。
ドキドキするような相手であれば、お金がなくても満足できますか?刺激的な毎日を送ることができれば、生活が不安定でも幸せですか?
おそらく答えはNOであるはずです。いくら刺激があっても、安心して自分の生活を委ねられる相手でなければ、不安の拭えない結婚生活になってしまうでしょう。
刺激と安心感は背中合わせで、刺激の代わりに得るのが安心感です。結婚して幸せになりたいなら、刺激ではなく、安心感を持てる相手かどうかを考えてみてください。
居心地の良さはなかなか代えがきかない
どんなにスペックが高くても、一緒にいて落ち着かない人と結婚生活を続けていくのはとても大変なことです。毎日息苦しい思いをして一緒に生活を続けても幸せだとは思えないでしょう。
居心地の良さを感じるのは心が通い合っているからであり、心が通い合っているからこそ一緒にいて幸せだと思うことができます。そのため居心地の良さはなかなか代えがきかないのです。
居心地の良さとスペックの関係性は極めて弱く、彼よりスペックが高い人がいても、居心地が良いとは限りません。いくら顔が好みでも収入が良くても、居心地が悪ければ長くは続かないでしょう。
スペックを重視して相手を選んでいても、一緒にいることに耐えられなくなり別れる可能性の方が高いです。スペック重視の考え方を変えなければ同じことの繰り返しになるだけです。
お互いに居心地の良さを感じていなければ同棲は続きません。またお互いに居心地の良さを感じられる相手というのは簡単に見つかるものではありません。
そのため、今同棲している彼は特別な存在であることには間違いないのです。好きな人と幸せになりたいのなら、居心地の良さはなかなか代えがきかないことをふまえた上で決断しましょう。
同棲生活を期間限定にする
同棲生活と結婚生活は実質ほとんど変わりがありません。いわば結婚しているようなものになってしまうため、結婚の必要性を感じなくなってしまう人も非常に多いです。
結婚を見すえて同棲をしているのであれば、同棲生活を長引かせても結婚の決断を先延ばしにするだけです。結婚したいのなら同棲生活を期間限定にすることをおすすめします。
結婚できるかを決断するためには、半年~1年以内に限定した同棲でも十分です。一年以上続けてしまえば、結婚の必要性はどんどん薄れ、結婚できずに破局する可能性が高まるだけでしょう。
同棲を期間限定にすることで、お互いに結婚を意識して生活を送ることができ、真剣に結婚や将来について考えることができます。結婚するにせよ別れるにせよ、意味のある同棲生活になるはずです。
なんとなく同棲生活を続けてしまえば、結婚や将来について真剣に考えるきっかけがつかめず、中途半端な関係のままです。別れる決断をせざるを得ない人も出てくるでしょう。
結婚に繋がる同棲生活を送りたいなら、同棲生活を期間限定にすることについて2人でよく話し合ってみましょう。
カップルの同棲は期間限定がおすすめ
同棲カップルが破局しやすいのは、一緒に生活できる相手かどうかの見極めがつくからです。同棲生活はこの先の2人の関係をはっきりさせるために、大きな判断基準になるのです。
1人よりも2人で生活する方が幸せだと感じれば、自信を持って生活を共にする関係、多くの人は結婚を決断するでしょう。しかし、逆を言えば将来を考えられない相手だと気付く機会にもなります。
同棲することで2人の将来が見えてくるからこそ破局しやすくもあるのです。そのため、同棲しているからと安心するのではなく、同棲しているからこそ破局しないように努力することが大切です。
ぜひ今回紹介したことを参考に、お互いの将来を見据えた同棲生活を送ってくださいね。