恋人との別れは、何かしらのトラブルやつらい思いがあるものです。好きで一緒にいたもの同士ですから、別れる時にはそれなりの理由があって当然です。
特に、浮気をされたり金銭の問題があったり、何かしらの嫌な思いをさせられて別れた場合。元彼への「恨み」があってもおかしくはありません。
さらに自分は辛い思いをしているのに、元彼が楽しそうに暮らしていたら、余計に恨んでしまいますよね。感情が良くない方向に行っても無理のない事でしょう。
確かに、元彼に対して恨んでしまう気持ちは仕方ありません。でも、いつまでも元彼に囚われていても良いのでしょうか?恨みをずっと引きずっていても、あなたが幸せになるわけではないのです。
それではどのようにして元彼への気持ちや恨みを解消したら良いのでしょうか。
元彼への恨みを解消するには?
復讐しようとしない
彼に恨みがあるわけですから「復讐してやる!」という気持ちになることもあるでしょう。例えば、元彼にたくさん連絡したり迷惑メールを送ったり、実際に会って文句を言ったりするなどです。
恨みが強いほど、彼に嫌な思いをさせてやろうという気持ちも強くなります。ただ、実際に復讐してはいけません。なぜなら、復讐したとしても、むなしくなるだけだからです。
復讐することの目的は何でしょう?復讐しても彼との関係が良くなるわけではありません。あなたの嫌がらせでさらに嫌われるだけです。
そして元彼が嫌な思いをしたとしても、あなたの直接の幸せになるわけではありません。辛い恨みを本当に解消することにもつながらないのです。
もしどうしても復讐をしたいとなったら、それはあなたが幸せになること。相手に何か攻撃をすることではないのです。
恨むのは傷つけられたから
そもそも何故元彼を恨んでいるのでしょう?恨んでいる理由は、あなたが傷つけられたからですよね。
ひどい振られ方をされたり、二股をかけられていたりしたとしたら、恨む気持ちになっても仕方ないかも知れません。本当に辛くて、ひどい事だったのでしょう。
ただ、恨み続けるのはあなたが元彼に依存しているという証拠でもあります。恨めば恨むほど、彼に執着していくのです。恨むことで彼との関係を続けさせているといって良いでしょう。
確かにあなたは傷つけられたかも知れませんが、その傷にずっとこだわっていても良い変化はありません。傷つけられた感情を忘れない事で、元彼のことを忘れられないようにしているのです。
あなたは彼に執着して、依存していますか?「あんな人に依存なんてしていない」と言えるなら、恨みという気持ちも手放してみてはどうでしょうか。
恨みを解消するには?
恨んでいる理由を書き出す
具体的に元彼への恨みを解消する方法を実践しましょう。紙とペンを用意して、元彼を恨んでいる理由を書き出してみてください。心に浮かんだままのことを書き出せば良いのです。
まず書いてみることだけでも、気持ちがすっきりするはずです。書く前はもやもやと黒い感情があっただけですが、書き出せばその原因が目に見えてわかるからです。
紙に書き出す時には、元彼のことを思い出さなくてはなりません。記憶が蘇って怒りが沸き起こったり、悲しくなったりするかもしれません。感情を素直に発散させれば良いのです。
恨みの原因と、結果である感情を吐き出してしまってください。そして文章にすることで、なぜ恨んでいるのかをあなたは再確認できます。
恨みの原因は消えませんが、どうしたらあなたの気持ちがほぐれるのかが見えてくるでしょう。今後どうしていきたいのか?ということも見えてくるはずです。
元彼に向き合うのではなくて、自分自身と向き合ってみるということです。
元彼にはもう会わない
恨みの解消方法のもう一つは、もう元彼とは関係をなくすということです。会うことはもちろん無いようにして、SNSやLINEなどもブロックしたり、メンバーから外したりします。
恨みの対象が目に入ったり、情報が耳に入ってきたりするために、いつまでも恨む気持ちが消えないのです。見ることもなく、耳に入っても来なければ、いないのと同じです。
いない相手をずっと恨み続ける事はなかなか出来ません。もし忘れられないとしたら、あなたが忘れないように努力しているということになってしまいます。
「恨みの気持ちを感じたくない」と決めたら、元彼にからむ情報は全てシャットアウトしてしまいましょう。元彼のことを考える時間を意図的に減らしていくのです。
もう会わないと決めれば、あなたの世界にはもう恨む対象もいません。元彼の情報が入らない新しい生き方をしていくことで、少しずつ元彼のことを思い出さなくなるでしょう。
元彼との思い出の品を処分&新しいことを始める
恨みの感情が最大の時は、残っている元彼の思い出の品さえ見るのも嫌でしょう。しばらくは見ないようにして、気持ちが落ち着くまでは放置しておいてもかまいません。
ただ時間がある程度過ぎて、思い出の品たちを見ても大丈夫な感情になったら、どんどん整理していきましょう。元彼の情報と同じく、元彼の思い出がある品物は、恨みを持続させる原因になります。
捨ててしまうことで、恨みの気持ちと共に執着も捨てていってください。そして新しく何か始めてみましょう。
趣味を増やしても良いし、新しい仲間に出会えるようなコミュニティに入ってみるのも良いことです。新しい世界に入ることで、あなたの気分も一新できます。
元彼の残したものに囚われず、どんどん新しい自分を発見していくのです。新しい経験によって、新しい気分が手に入れられます。
悪いことの後には良いことがあると思い込む
恋人とのつらい別れ、そして相手を恨むほどの感情があるということは、決してあなただけが体験したことではありません。そんな別れの経験と感情を持っている人が世の中には多くいるはずです。
まずあなただけが不幸ではないということを思いましょう。そして、悪いことばかり永久には続かないことに目を向けましょう。自分から悪い方に行こうとしない限りは、良いこともちゃんと訪れます。
恋愛で相手を恨むほどの経験をしたあなたです。その経験があれば今後はどんな恋愛をしてもマシに思えると考えてみてください。
もちろん二度としたくない恋愛ですが、だからこそ、これから訪れる恋愛はもっと幸せに感じられるはずです。「良いことあるのかな」と疑うのではなく「ある」と思い込みましょう。
素敵な男性を見つけることが一番
元彼への復讐の気持ちをなくすには、次の恋人に素敵な男性を見つけることが一番です。傷ついてつらい心は、相手を恨むことではなくて、誰かと幸せな恋愛をすることで癒されます。
素敵な男性と幸せになることは、何よりも元彼に対する復讐になります。元彼と別れられたからこそ、新しい彼に巡り会えたということになりませんか?
復讐したいと思っているうちは、恋愛感情と違うとはいえ、元彼に気持ちが向いているのです。あなたの気持ちが他の相手に向けば、元彼への復讐する気持ちなんて必要なくなります。
素敵な彼がいながら、元彼に復讐心を持ち続けることのほうに無理があります。恨みを解消したい時には、あなたの気持ちを向ける相手を見つけることが一番なのです。
素敵な彼を見つけて元彼への恨みを忘れる
元彼への恨みは、確かに感じるのは仕方ないこととは言え、ずっと持ち続けていくものではありません。また、自分自身が幸せになろうと行動していけば、ちゃんと解消されていくものです。
まず復讐したいという気持ちがあれば、感情は認めた上で「実際に行動なんてしない」と決めましょう。復讐したいくらい傷ついたのだ、と受け止めるだけでも、あなたの恨みはやわらぎます。
そして恨みを持っていても、あなたの幸せにつながるものではないということを理解しましょう。恨みの気持ちを認めたあとには、元彼のことを忘れる作業に入るのです。
趣味やコミュニティなど新しく始められることを見つけたら、ちゃんと向き合って取り組むことです。その中でさらに恋愛できる機会を見つけましょう。
素敵な彼を見つけたら、自分の感情を新しい彼に向けることが、恨みの感情から解放される一番の方法です。