「恋愛している」と言うととても幸せそうに聞こえますが、実際の恋愛はなかなかそううまくいきません。なぜか、落ち込んだり辛くなったりすることがありませんか?
人を好きになることはとても素敵なこと。恋をすると、心臓がドキドキして緊張したり、興奮したりしますね。何よりも人を好きだと言う気持ちで、幸せに感じることが恋愛の一番の醍醐味です。
それでも不安な気持ちになったり、悲しくなったりするときもあります。恋愛は、幸せではなく辛いことの方が、多く感じる場合もあるものです。
誰かを好きになった時、どうして辛く感じるのでしょうか?恋愛を辛く感じてしまう理由と、幸せな恋愛をするにはどうしたらよいかをご紹介します。
恋愛が辛い理由と幸せになるには?
相手に依存している
相手を好きに思うことは素敵なことですが、全く相手からの愛情が感じられなければとても辛いことです。自分からばかりの気持ちの一方通行だと、好きでいることが虚しくなってしまうのですね。
相手から好かれていないと安心できないというのは、依存している状態です。自分に自信がないということの表れでもあります。さらに、依存していることは相手を大切にしていないということです。
なぜなら「自分を好きでいてくれる相手でないと嫌だ」と言っているようなものだからです。不安から、束縛したり頼ったりすると、よりいっそう相手に依存してしまうことになります。
そのような辛さから抜け出すには、まず相手を尊重することです。相手からの気持ちを求め続けていると依存は続き、解決しません。
相手がどう思っても、自分は価値があるのだと気づくことが大切です。つまり相手を尊重することは、そのままの自分自身も尊重するということにつながるのです。
悩みを抱え込んでいる
恋愛をしていると、様々なことを考え込んでしまいますよね。相手の好意を感じられなかったり、うまく自分の気持ちが通じなかったりすると、不安になるものです。
相手のことを考えることに時間を使い、どうしようどうしようと考えて苦しくなっていませんか。なぜ辛いのかというと、ひとつに「自分だけで考えているから」という理由があります。
相手の気持ちは本人でないとわかりません。わからないものを考えたり悩んだりしても、自分が納得したり気持ちを切り替えたりしない限り、解決はしません。
自分だけで考え込んで辛くなっていると思ったら、周りの人に相談してみましょう。悩んでいることを話して、つらい沈んだ気持ちを発散させるだけでも良いのです。
悩みの解決策を求めるだけでなく、単純に自分だけで抱え込まないということも、時には必要です。
上手くいっていないことを認められない
片思いの状態は、恋愛ではとても辛い時期ですよね。なかなか気持ちが通じあわない、そもそも好かれていないなど、二人の恋愛として、成立していない場合があります。
ドキドキできる片思いの時期と違い、上手くいっていない恋愛の場合、辛く感じる度合いが大きいでしょう。さらに上手くいっていない事実は素直に認められないので、余計に辛いのです。
例えば、脈なしだとわかっていても、頑張って振り向かせようとしていませんか。気持ちがすれ違っているのに、認めないと意地を張ったりしていませんか。
まず「上手くいかず失敗している」のを認めてしまうことです。認めたうえで、自分はどうしたら良いのかを前向きに考えていきましょう。
失敗を認めてしまえば、次につながる行動が出来るようになりますよ。
幸せな恋愛をするには?
好きな感情を発散させる
相手が好きで悩んでいるなら、好きな気持ちを表に出すというのもひとつの解決策です。自分だけで考え込んでいることで辛さを感じるなら、その感情を発散させてみましょう。
例えば、片思いをしていて相手のことで悩むことが多いならば、告白をすることです。好きだという気持ちを相手に伝えれば、感情を表現できずにいた辛さからは解放されます。
もし告白などとても出来ない、という状況であれば、周りに悩みを相談してみるのも良いでしょう。気持ちをオープンにしてみることも選択肢のひとつです。
告白をしたら、次には新しい展開が待っていることでしょう。周りに相談すれば、何かアドバイスを貰えたりするかもしれません。何より、自分の気持ちをすっきりさせることができます。
そして気持ちを表現してしまうと、新たな展開があるものです。時には思い切って行動することが、状況を変えることにつながりますよ。
時に委ねる
告白したり、周りに相談したりと、何かしらの行動を起こす方法以外の解決策があります。相手のことを好きなまま、あとは時間の流れに任せるということです。
特に失恋の場合は、とても辛いことですが、時が解決するということがよく言われます。時に身を任せて過ごすことが、悩みの解決につながることもあるということです。
人は、いつまでも辛いままで過ごしていくことは出来ません。友人と過ごしたり、何か今までと違う趣味を見つけたりなど、生きていれば色々な出来事がやってきます。
相手に執着する気持ちを、時と共に焦らずに、手放していくようにしてみましょう。時間が経てば、また新たな恋愛の相手が現れることもあるかもしれません。
「辛いままでいたい」と自分から思わない限り、いつか辛さは解消されていくものなのです。
上手く行かない恋にケリをつける
片思いにしても付き合っていたとしても、上手くいかない恋愛だったなら、終わらせてしまうことも良いでしょう。上手くいかないものをなんとかしようとするので、辛い思いをしているのです。
ダメなものにすがっていても、もう一度上手くいく可能性は低いもの。上手くいかない恋愛にケリをつけて、悩みの元を絶ってしまうことも考えてみましょう。
諦めること、やめることを自分で決断することが大切です。そして自分で決めたからには、これからの未来に向かってしっかりと行動していくことが必要になってきます。
ケリをつけたことにまた舞い戻って悩む理由はありません。また、行動していけば、新たにあなたの気持ちが向かう出来事が待っているものです。
はじめのうちは辛さが残るかも知れませんが、終わらせたことで始まる何かもありますよ。
共感する
辛い思いをさせられている恋愛なら、共感できることに触れるのも良いことです。自分の気持ちと今の状態を受け入れることです。
恋愛は楽しくもあり、辛いこともあるもの。恋愛の名言や映画などを見れば、自分が感じている気持ちが代弁されていることがあります。
音楽を聞くことでも、自分の感情に似ているものを聞けば、癒されたり共感したりできるでしょう。自分は恋愛をしていて、こんな感情を持っているのだなと認めることができます。
「なぜ辛いのか」と嘆くよりも、辛いことも恋愛なのだと感じられると、楽になります。楽しさと辛さ両方とも、恋愛をしている醍醐味なのだと感じてみましょう。
恋愛が辛いのは思い通りにならないから
人を好きになると言うことは、相手がいてくれることを幸せに思うことです。相手から気持ちをもらおうとしたり、自分を認めてもらおうと束縛したりすると、叶わない時に辛さを感じます。
まず相手だけに依存することをやめて、自立することを心がけましょう。恋愛はお互いに求め合うことが幸せですが、そうなる前に自分と相手を認めましょう。
また、恋愛が辛い理由のひとつには、自分だけで抱え込んでいるからということがあります。自分だけで考え込むと視点がせまくなりがちですが、誰かに相談すると客観的に見ることが出来ます。
恋愛をしていて今だけを見て「辛い」と苦しまずに、大きな時の流れの中で自分を捉えてみましょう。失恋したりうまくいかなかったりしても、時は流れていきます。
自立を目指しながら相手を尊重し、今の辛さだけに目を向けないことです。結果として自分も尊重することにつながり、辛いばかりでなく、幸せな恋愛ができるようになっていきます。