よく、倦怠期は「3」の付く時期にやってくると言われています。3か月、3年など…。
しかし、3年目にいきなり気持ちが冷めるのではありません。2年目に壁を感じ、それをどう乗り越えるかで3年目は決まります。
ここでは、そんな恋愛で2年目の壁に当たる理由と乗り越える方法について紹介します。米イリノイ大学の心理学者スーザン・スプレッチャー氏によると、結婚しても2年目が一番危険だそうです。
なんと「結婚生活の幻想が崩壊する期間」とも言われています。恋愛中分泌されるエストロゲンやドーパミンなどの脳内ホルモンは、約2年で通常の状態に戻ってしまいます。
つまり結婚生活でも、付き合ってからでも2年目をどう過ごすかというのは、とても重要なポイントなのです。
恋愛で2年目の壁に当たる理由と乗り越える方法とは?
ドキドキが薄れてきて相手の嫌なところが目に付く
お付き合いを始めて2年が経つと、マンネリを感じる傾向にあります。付き合い初めの頃は、日帰りや泊まりで遠出するカップルが多いです。
ですが、2年も経つとだんだん慣れてきます。1年目は初めてのことばかりで新鮮ですが、2年目はドキドキ感も薄れてしまいます。
慣れてくると、デートも近場で済ませるようになります。お互いの部屋ばかりになっている人もいるのではないでしょうか。
外食もレストランから、近所のラーメン屋さんなどになりがちです。すると、相手の嫌なところが目に付くようになるのです。
しかし、良いところしか持っていない完ぺきな人間なんていません。相手の悪いところを受け入れられないと、別れの原因にもつながります。
もちろん、暴力や浮気などは受け入れる必要はありません。相手の良い面と悪い面の両方を認めてあげましょう。
お付き合いが始まってすぐは、誰でも何かしら欠点を隠しているものです。ありのままの姿を見せてくれるぐらい、心を許してくれたと考えましょう。
お互いが気を遣わなくなる
2年目にもなると、お互いが気を遣わなくなります。これにも、良い面と悪い面があります。
良い面としては「何でも話せる」ということです。しかし一方で、つい余計なことを言いがちです。
例えば「期待してないから大丈夫」「男のくせに…」など。軽はずみに「別れよう」なども、言わない方が良いです。
なぜ余計なひとことを言ってしまうかというと、心理学の「投影」に関係があります。つい言ってしまう一言とは、あなたの中で「自己嫌悪」していることなのです。
よく、お付き合いしている人は自分の鏡だと言います。自分の嫌っている部分を、相手に見つけたとき余計な一言を言ってしまう傾向にあります。
ですが余計なことを言ってしまうことを怖がり過ぎて、彼に遠慮するのも考えものです。人は「一段下から見上げてくる相手に恋はできない」からです。
卑屈になったり、彼の言うこと全てに従ってしまうのはおすすめできません。逆に、相手を少しぐらい雑に扱った方が良い場合もあります。
彼の気持ちが冷めてきているのを感じたときは、すがるよりあえて雑に扱ってみましょう。
周りに誘惑されがち
刺激がなくなっても、好きな気持ちがなくなった訳ではないはずです。ですが2年目になると、周りの誘惑に負けてしまう場合もあります。
特に男性は恋愛にドキドキしないと、新しい刺激を求めがちです。他の女性に意識がすぐ向かってしまうのです。
あなたがもし、付き合いだした頃よりメイクや服装に手を抜いている場合は要注意です。女性らしい魅力を感じられなくなった時に、誘惑に負けてしまうことが多いです。
また周りの男友達が、浮気ばかりしている場合も要注意です。「みんなやっていること」だと思ってしまいます。
周りの環境も大切です。あなたが彼から信頼されていないケースも要注意です。
「他の男性と遊んでいるのでは?」と疑っていると、自分だって…という気持ちになりがちです。彼が今まで遊んできていない誠実なタイプな場合も、気を付けておきましょう。
遊んだ経験がない分、誘惑にハマると抜け出せないことがあります。
乗り越える方法とは?
感謝の気持ち、思いやりを言葉にする
では、どうしたら2年目を乗り越えることができるのでしょうか。今からすぐできることとしては、感謝の気持ちや思いやりを言葉にして伝えましょう。
確かに、何も言わなくても分かりあえる瞬間もあります。ですが何でも分かっているではなく、言葉にすることで相手により伝わるのです。
2年目になると、もう他人ではないと思って甘えが生まれます。相手が何かをしてくれても、あたりまえだと思ってしまうのです。
「ありがとう」と言うだけで、お互いに優しい気持ちになれますよ。挨拶も忘れないようにしましょう。
「おはよう」「おやすみ」「いってらっしゃい」「おかえり」「お疲れ様」など、何気ない一言でお互いの関係性が深まります。
彼氏が喜ぶことを覚えておく
相手が喜ぶことをすると、壁を乗り越えるきっかけになります。彼氏が喜ぶことはどんなことでしょう。
サプライズ好きな人なら、自分もサプライズをしてみるのが良いです。お花やチケットなどがおすすめです。
趣味にすごく熱中するタイプの人なら、一緒にやってみましょう。「自分の喜ぶことを覚えている」というのは、相手にとって嬉しいものです。
相手の体調を気遣う言葉をかけるのも、効果的です。
飽きさせない工夫をする
乗り越えるためには、相手を飽きさせないことが大切です。倦怠期も、相手のことがだいたい分かった時期にやってくると言われています。
まずは、デートを工夫してみましょう。2人で全く新しいことを始めてみるのもおすすめです。
どちらかが少しやったことあるものではなく、2人とも初めてのことが良いです。相手の知らなかった一面を知ることができます。
また、実際に何かしてくれたら大げさに喜ぶという方法もあります。喜んでくれるのは嬉しいものです。
相手の良いところを口に出して褒めるのも効果的です。好きな気持ちも伝わりますし、相手に惚れ直すきっかけにもなります。
何がしてあげられるかを考える
お付き合いの期間が長くなると、ついつい相手に何でも求めがちになります。相手が「●●が食べたい」と言っているのに何も考えず「え、○○にしよう」と言っていませんか。
相手の気持ちを尊重した上で「でも、私は○○が食べたいな」と言ってみましょう。2人で妥協点を探すのも良い方法です。
彼に合わせすぎても自分が疲れてしまうので、お互いに意見を言い合いましょう。一番大切なのは、自分が相手に何ができるかという思いやりです。
相手に対してのポジティブな感情は、不器用でも伝わります。ですが時には、割り切る強さも必要です。
どんなイケメン男性とおつき合いをしていても、必ず倦怠期はやってきます。ドキドキしなくなってしまう瞬間はやって来るのです。
それなら、いっそ割り切ってしまいましょう。今までの思い出など、積み上げてきたものを思い出しましょう。
ときめきやドキドキよりも、信頼と安心を感じることができれば乗り越えられるはずです。
恋愛は倦怠期前の2年目の壁を乗り越えることが大切
倦怠期は3年目に来ると言われていますが、実は2年目が鍵です。2年目に感じた壁をどう乗り越えるかで決まります。
付き合いたては、良い面しか見せません。お付き合いが長くなるにつれ、もう他人ではないという甘えが生まれるのです。
すると、ドキドキ感が薄れてきて相手の嫌なところが目につくようになります。余計なひとことを言ってしまうときもあります。
そんな時は、相手の良い面と悪い面の両方を認めてあげるという意識を持つ必要が出てきます。ですが、付き合いだした頃よりメイクや服装に手を抜いている場合は要注意です。
男性はドキドキしなくなって来ると、他の女性に意識が向かってしまうことがあります。周りの環境も大切です。
友達が浮気ばかりしているなら、罪悪感が薄れる傾向にあります。対策としては、やはり感謝の気持ちを言葉にして伝えることが大切です。
「ありがとう」と言うだけで、お互いを思いやる気持ちを思い出すことができますよ。相手を飽きさせないように、リアクションを大きくしたりするのも効果的です。
新しいことを2人ではじめてみるのも良いでしょう。