結婚するときって、どれくらいの貯金額があれば良いと思いますか?結婚にはお金がかかりますから、貯金額は結婚を予定しているカップルにとって重要なことですよね。
結婚はどんなことにお金がかかってしまうのか。またどうしたら貯金を増やしていくことができるのか。今回は、ちょっと人には聞きにくい結婚のお金に関することについてお話していきます。
結婚するときの貯金の平均金額は?
平均金額は300万円~500万円
結婚するときの貯金の平均金額はいくらなのかというと、300万円~500万円という結果が出ています。
多くのカップルは結婚するときに、一人200万円前後の貯金があり、二人合わせて400万円前後の貯金額となるのです。
結婚の平均年齢は男女ともに30歳くらいなので、社会人になって約8年。つまり社会人になってから1年で25万円の貯金をすれば、結婚する頃には200万円になりますね。
もちろん平均金額であって、中には貯金ゼロなんて人もいます。反対に1000万円もある人だっています。
貯金額は人によってピンキリですが、少なくとも平均金額くらいは貯めておく必要はあるでしょう。
結婚はモノにお金がかかる
結婚は何にそんなにお金がかかるのか、初めての結婚なのですから不鮮明ですよね。まず結婚はモノにお金がかかります。
ここから結婚でお金がかかるモノについて詳細を紹介します。
結婚指輪
まずは指輪です。婚約指輪は男性がプロポーズの時に用意することが多いのですが、結婚指輪は二人で買いに行きます。
今時は、それぞれが購入して交換するというカップルも多いんです。つまりは二人の貯金から差し引かれるものになりますよね。
指輪は安いものなら1万円でも買えます。高い物であれば100万円もします。これもピンキリですが、平均は30万円前後です。
結婚指輪は一生のモノですから、あまり安く済ませたくはないモノですよね。指輪をケチってしまうと、後々夫婦喧嘩の原因にもなりますから。
結婚指輪は二人で50万円くらいはかかると思って用意しておいた方が良いでしょう。
結納
結婚をするための順序として、まず結納があります。今では結納を簡略的にするカップルが増えていますが、念のため一般的な相場を抑えておきましょう。
まず結納には結納金が必要となります。これは男性から女性に贈るもので、平均金額は100万円です。彼もしくは彼の両親が準備をするようになるでしょう。
女性はこの結納返しが必要となり、結納金額の半分ほどが目安となります。
結納については、地方や家庭によっても大きく異なります。両家での決まりもあるので、予め確認しておくようにしましょう。
簡略化する場合には、顔合わせと称した食事会を行います。個室のあるレストランで一人一万円前後の食事が相場です。
結納を行うのか、食事会にするのか。またそれぞれの費用は誰がどれくらい負担をするのか。各家庭でよく話しておくべきですね。
ドレス
ウェディングドレスはほとんどの人がレンタルをします。購入しても着る機会がないので、レンタルの方がお得ですよね。
でもレンタルでも高いんです。通常のドレスでも1着15万円~30万円ほどします。ブランドドレスになると倍くらいの料金がかかります。
お色直しでカラードレスも着るとなると、2着分ですからね。ドレスだけでも50万円くらいかかると思っておくと良いでしょう。
それにティアラや生花、アクセサリーも必要となるので、プラスαで料金の負担があります。
装花
結婚で意外とお金がかかるのが装花です。結婚式場は何もしなくても華やかです。でも人を招待する時には、感謝の意を込めて花でおもてなしする必要があります。
受付花、ゲストテーブル花、メインテーブル花、それに花嫁が持つブーケ。これだけでも数十万円もするんです。
枯れてしまう花に数十万?と驚くかもしれませんが、結婚とは一生に一度のこと。それくらい華やかにするものなのです。
招待状や引出物
結婚式に招待する人は、お祝い金を包んできてくれます。だからこそ、きちんと招待して、きちんと感謝しなくてはいけません。
結婚式にLINEで「〇月〇日に〇〇で結婚するので来てね」なんて非常識ですよね。きちんと相手の住所に招待状を送付しなくてはいけません。
招待状は友人でも親族でも、全員に送ります。宛名代や切手を含めると一人500円くらいかかるので、80名なら4万円です。
それに当日の席札や席次表は一人700円くらいかかるので、80名で6万円弱にもなり、招待状と合わせると10万円ですね。
引出物だって来てくれて人には、必ず用意する必要があります。引出物と引菓子で一人4000円はするので、80名で30万円です。
結婚には来てくれた人への感謝を様々な形で伝える必要があるため、お金がかかります。これは省けないお金なので把握しておきましょう。
結婚は思い出にもお金がかかる
結婚はモノだけにお金がかかるわけではありません。一生に一度の晴れ舞台だからこそ、思い出にもお金をかけるんです。
結婚式場の豪華さ
結婚式を挙げられるのなら、どこでもいい!というわけにはいきませんよね。せっかく結婚をするなら豪華な会場で挙げたいと思うのは当然です。
しかし豪華な結婚式場はお金がかかります。老舗のホテルでの結婚式だって高額です。
良い場所で夢のような結婚式を挙げようとすると、それだけのお金が上乗せされるのです。
でも結婚式を妥協したくないですよね。だからこそ、思い出を買うという意味でお金が必要となるのです。
ビデオ
思い出は心に刻まれますが、その記憶は年々薄れてしまいます。そこで思い出を記録に残すことのできるビデオが必要となります。
結婚式のビデオはプロにお願いすると10万円~20万円くらいかかります。数時間の撮影なのに?と驚く人もいますが、仕方ありません。
友人や家族にビデオ撮影をお願いすると、せっかくの結婚式を撮影してばかりで楽しめません。プロの業者に頼むのが一番の方法でしょう。
値段は高いですが、結婚式でのビデオは一生の宝物になります。
ハネムーン
結婚したら行きたいのがハネムーンですよね。出来れば海外に一週間くらい行きたいと考えるカップルが多いでしょう。
海外にハネムーンに行く場合は、50万円以上は費用が必要となります。ハネムーンだからこその贅沢です。
これから始める結婚生活のケジメや節目として、ハネムーンは思い出への投資にお金をかけるべきです。
貯金する方法
財布の紐が固いほうがお金を管理する
なかなか貯金が出来ないという場合、カップルで財布の紐が固いほうがお金の管理をしましょう。妻でも夫でも管理するのはどちらでも良いのです。
あればあるだけ遣う人が管理していては、一向に貯金は出来ません。無駄遣いばかりしてしまうからです。
無駄なモノは買わないという意思の強い方が、家計を回しておけば大丈夫です。遣ってしまう人はお小遣いの中でやりくりを頑張りましょう。
二人でルールを決めて楽しく貯金する
毎日節約!節約!と言っていると生活が窮屈でつまらないものになってしまいます。二人で楽しく貯金できるようルールを決めましょう。
例えば月に1万円は自由に買い物できるお金がある。ゲームで負けた方が1000円を貯金箱に入れる。というように、あくまで楽しめるルールです。
二人で決めたルールを守りながら楽しく貯金できるのは理想ですよね。
外食は控えて手料理でおいしく貯金
結婚前は外食に行くことも多いでしょう。でも毎週末に外食に行くと1回5千円ほど。月に2万円の出費になってしまいます。
外食は楽しいですが、手料理を二人で食べるのだって幸せな時間です。お互いの好きなものを二人で楽しく食べてみましょう。
結婚する前の料理の勉強にもなりますしね。家だったら、お酒を飲んでも安くすみます。
外食に行ったつもりで月に2万円~3万円貯金に回しましょう。たまに行く外食は特別に感じてより楽しめるはずです。
ボーナスは全て貯金
ボーナスが入ると、財布の紐が一気に緩くなる人がいます。この際パーッと遣っちゃおう!という気持ちになるのでしょう。
しかしボーナスとは「特別支給」なわけです。この特別支給こそ、貯金にするべきなのです。
年間50万円のボーナスを全て貯金すれば、どんどん貯金額は増えていきます。ボーナスには手をつけずに毎月の給与でやりくりをしましょう。
500円玉貯金
500円玉が財布にあったら、チャリン。と貯金箱に入れるくせをつけましょう。
500円玉だけで30万円くらい貯まる貯金箱があります。30万円あればハネムーンに行けちゃいます。
500円玉貯金って楽しくなるんですよ。貯金したくてあえて千円札を崩したりして・・。だから思ったよりも早く貯まっていきます。
二人で楽しく500円玉貯金をしてみてください。
結婚には貯金が不可欠
結婚にはお金がかかる。漠然と想像するよりも、具体的に知ると、貯金の必要性も改めて感じることができますよね。
モノにも思い出にもお金がかかります。でも結婚は一生に一度のこと。お金をかけるべき時なのです。
二人で相談して貯金のルールを作り、結婚生活に向けて楽しく貯金を開始してください。