「男が働いて稼ぎ、女は家を守る」という、昭和に古き時代から結婚の生活パターンは多様化してきていますよね。まず共働きも増えましたし、主婦ではなく主夫も存在するようになりました。
職場が全国展開している会社の場合は単身赴任で家族バラバラの家も多いですし、シングルマザーも珍しくありません。そもそも、結婚にこだわらず週末婚などで済ますカップルも多いです。
今回は、そんな多様化した結婚スタイルの中から、「男性が無職の場合」についてピックアップしていきます。通常、結婚相手には高収入を求めます。生活を安定させたいからですよね。
もしも彼が無職と言う人は、是非参考にして下さいね!
無職の彼との結婚で覚悟が必要な7つのことは?
結婚を機に彼が変わることを期待しない
無職の彼と結婚をする際、まず絶対に覚悟して欲しいのは「結婚を機に彼が変わるかも…と期待しない」ということです。期待をして一か八か結婚に賭けるなら、止めた方が無難です。
結婚さえすれば、「大黒柱として父親として変わってくれる。責任感が出てくるはず!」なんて甘い夢を見る人もいます。絶対に期待は持たないでおきましょう。
もしも変わるのであれば、結婚が決まった時点で就職先を探します。結婚することになったけれど、無職なんだと平然としている男性は、おそらく変わることはないでしょう。
人の幸せも人それぞれです。無職でも優しい彼に癒されたり、自由な彼にいて欲しいと思う女性もいます。それなら問題はありません。
しかし、このまま「変わらなくても彼が好き」と思えないのなら、結婚は考え直した方が良いでしょう。
彼の代わりに働く
無職の彼と結婚をするということは、生活費はあなたが稼ぐということが必須条件になってきます。それも、夫婦2人分の生活費と考えると「最低20万円以上」の給料が目安となるでしょう。
一般的に結婚生活では男性が稼ぐという家庭が多いですが、彼が無職な以上、「自分が代わりに働く」という覚悟が必要です。それも、おそらく楽な仕事はありません。
最低20万円以上というと、営業職のようにノルマを達成して歩合制をプラスしてもらう。建設現場など体力勝負の日給の良い仕事を頑張る。残業も嫌がらずに夜遅くまで働くなどが予想されます。
もちろん、そこまでバリバリ働く周囲は男性ばかり。時には偏見や、周囲の目が厳しい時もあるでしょう。生活がかかっている以上辞めるわけにもいきませんし、仕事への覚悟が試されます。
親は大反対する
無職であっても彼が好き。彼と結婚をしたい。ありのままの彼が好きだから、変わらなくても良いし、自分が代わりにガンガン稼ぐ!という人もいるでしょう。
基本的に、恋人同士ならばお互いが幸せで彼女のあなたが納得してるのなら、それで問題はないのですが…。結婚となると話は別です。あなたが良くても親が黙っていません。
ただでさえ、大切に育ててきた娘です。娘には好きな人と一緒になってもらう以上に、苦労をしない結婚生活をして欲しいのが親心です。無職の彼を候補に連れてきたら親は大反対するでしょう。
あなたが無職の彼と結婚をしたいと思うのなら、親が大反対をするであろうことは覚悟を決めておく必要があります。長期戦が予想されますので、中途半端な覚悟では心が折れてしまいます。
節約生活
無職の彼との結婚は、「節約生活」が必須条件になってきます。新婚時代はラブラブで、色々な所に遊びに行ったり、少し贅沢をしたい時もあるでしょうが、それができない覚悟をするべきです。
理由は、「彼が無職」だからです。今まで一人暮らしで余裕のある生活だったとしても、一人養うとなると大変です。光熱費や水道費、食費や服飾費などに加え、毎月の支払も2人分です。
それぞれの携帯代や、保険料などを払っているとすぐに4万円前後はなくなってしまいます。車がある場合は、ガソリン代や維持費も必要になってきます。
なんとかギリギリお金が足りたとしても、貯金ができるだけあるでしょうか?将来やいざという時のお金の確保まで、手が回らないのが現実と思った方が良いでしょう。
大好きな彼氏と結婚して終わり!ではありません。その後にはこれからずっと続く「生活」が待っています。この生活を続けるために、節約生活をする覚悟を決める必要が出てきます。
イライラして「何で結婚したんだろう」と思うようになる
無職の彼との結婚生活は、「なんで結婚したんだろう」と今更ながらなことも感じる場合も少なくありません。友達や親が反対してくれたのに、どうして押し切ったんだろうと後悔をしてしまいます。
例えば、自分は生活費を養うために、一生懸命働き疲れて帰ってきたとします。彼がテレビを見て「お帰り!」なんて言ってきたらどう思いますか?
私は働いていないあんたの分まで残業をしてきているのに、自分だけのんびりテレビを見ていたの?と怒りが爆発するでしょう。ゲームをしていても同じことです。
たとえ自分が仕事の八つ当たりだったとしても「私はもっと理不尽なことを会社で言われている」という思いから彼に辛く当ります。生活に余裕がないため、彼の行動が目につくようになるのです。
「このくらい当然でしょ。私は働いているんだから」。「無職のあなたを養っているんだから…」。そういう見下した関係は、夫婦関係によくありません。
いつか「何で結婚したんだろう」と思った時に、「それでも彼が好きだ」と思える覚悟が必要になってきます。
元彼や友達の彼がうらやましくなる
最初は彼との結婚生活を維持するのに大変で、周囲が見えないかもしれません。しかし、ふと周りを見た時に、元彼や友達の彼が羨ましくて仕方が無くなる時が来る可能性が高いです。
自分が必死に働いたお金は、2人分の生活を回すのがやっと。オシャレも、旅行も贅沢もできません。家に帰れば家事もしなければならないでしょう。しかし、周りを見たらどうでしょうか?
相手が働いているため、友達が働いている場合は貯金がどんどん増えますし、旅行や贅沢もしています。専業主婦やパート程度の働きの場合は、旦那様が稼いでくるので無理のない生活をしています。
そういう、自分と周囲の結婚生活の差を見せつけられた時に「無職の彼と結婚なんてしなければ良かったな」と考えさせられます。もっと別な男性と付き合っておけばと当時の自分を悔いるでしょう。
特に、元彼に関しては後悔する人が多いです。どうして元彼にしなかったのかと過去を引きずる人もいます。記念日にプレゼントをしてくれたなんて当たり前のことが、無職の彼にはできません。
子供は現実的に不可能
無職の彼と結婚をするのなら、特に覚悟が必要であるのが「妊娠出産について」です。まず、無職の人と結婚をするということは、現実的に考えて、かなりの確率で子供を諦めなければなりません。
男性が働かない中、女性一人で生活を支えていくのは大変です。家事全般を自分でする女性もいるでしょうし、夫と分ける人もいるでしょうが、どちらにしても負担でしょう。
最近では、核家族化や経済的に厳しい家庭が増えてきたため、両親共働きも珍しくありません。産休で給料がなくなると困るという理由から、妊娠を先延ばしにする夫婦もいるほどです。
当然、夫が無職の場合、経済的な理由で子供を諦める可能性が高くなるでしょう。妊娠中や出産前後は、母体を父親に譲ることはできませんし、働けない期間は必ずあります。
貯金をためて子育てをするのもアリですが、夫が働いていない状態でそこまでの貯金をためれるかと言われれば厳しいです。貯まった時には出産には遅い年齢になっているかもしれません。
無職の彼との結婚はもう一度考えるべき
無職の彼と結婚をする時に覚悟をしなければならないことについてまとめましたが、いかがだったでしょうか?「彼がいればそれで良いの!」という気持ち以外に、見つめる現実はたくさんあります。
もちろん、無職の彼と結婚をして幸せに暮らす人もいるでしょう。しかし、相手に期待をしすぎず、妊娠出産についてはきちんと意識をすり合わせてから結婚についてもう一度考えてみて下さい!