昔は、適齢期になると女性は結婚をするのが当たり前で、出戻りなんて許されない時代がありましたよね。現在は出戻りどころか生涯未婚率が更新され、結婚すらしない人も少なくありません。
「結婚をしたい」「子供が欲しい」と焦っている女性は多いものの、相手がいることなので上手くいかない場合も多いです。焦っている女性の中には、「結婚さえ出来れば」と考えている人もいます。
実はこの「結婚をしさえすれば、もう大丈夫」という考え方の人は非常に危険なのです。結婚はただの一緒にいる手段であって、これから色々と始まるんだと覚悟しないと、大変な目にあうでしょう。
今回は「失敗する結婚の原因」をまとめました。自分の行動が当てはまっていないか是非確認して下さい。幸せなカップルがいつもしていることも教えますので、今日から意識改革していきましょう!
結婚が失敗する6つの原因と対処法とは?
何もしなくても円満な夫婦生活が送れると思っている
結婚で失敗してしまう人の特徴として、「何もしなくても、結婚すれば幸せな生活が送れると思っている」人が多いです。結婚生活は、これまで別々に育ってきた他人との同居の始まりです。
何も努力しないで、自然とピッタリ生活リズムが合ってくるということ自体が稀なのです。結婚で失敗する人の考えの中には、「運命の人なら合うはず」という気持ちもあります。
運命の人でも努力は必要ですよね。自分はこういう風にしたいけれど、相手は別な方法を望んでいる時に、どこまで妥協できるかも大切です。結婚とは妥協のすり合わせの連続です。
小さなことでも話しあったり、意見を言う関係。相手に我慢させたら次は自分が我慢するというギブアンドテイクの関係。日頃の積み重ねが結婚の成功を左右するのです。
不満や悩みを伝えない
結婚に失敗してしまう1つの原因として、「不満や悩みを伝えない」があります。しかし、不満ばっかり言って責めては夫婦仲が悪くなると考える人も珍しくありません。
せっかく結婚したのに、四六時中不満を言われては気が滅入るというものですが、伝えないのも考えものです。
「嫌われたくないから」もしくは「言わなくても分かって欲しい」と不満を伝えないでいると、どんどんすれ違いは大きくなります。
感情が爆発してやっと伝えた時にはもう、修正が大変でどうにもできない場合も少なくありません。言い方を考える必要はありますが、あまり不満を溜めこまず、こまめに注意して下さい。
相手の異変に気付いても見ぬふりをする
結婚で失敗する人は、「自分にとって良くないことから、つい目を逸らしてしまう」傾向があります。例えば、旦那様が急に香水をつけだした。帰りが遅くなったという場合、どうしますか?
「何で急にこんなオシャレしているの?」と直接聞くでしょうか?それとも黙って気づかぬふりをするでしょうか?結婚で失敗する人は、どうやら後者が多いようです。
彼の異変に気付いても、「まさかね」と確認しません。もしかすると、その時点で何か言えば釘をさされた形となり、男性側も緊張感が増すでしょう。
しかし、見てみぬふりをされた男性は、大抵「気づいていない」と勘違いをしてしまいます。どう考えてもおかしいと思った時には時既に遅し。2人は不倫関係にあったという話しもあります。
相手の異変に気付いたら、なるべく早く大したことが無いうちに釘をさす意味も込めて、口に出しましょう。
感謝を伝えない
「親しき仲にも礼儀あり」と言いますが、感謝を伝える習慣がない夫婦は、いずれ別れてしまいます。離婚という形をとらなくても、家庭内別居や不倫など結婚生活を失敗させる人が多いです。
人から何かを取ってもらった時、普通は「ありがとう」と言いますよね。他人には言えるのに、奥さんがすることは「当たり前」だから特別「ありがとう」は言わないという男性は要注意です。
また、奥さん側も「うちの主人はありがとうも言わない」と怒る人がいますが、自分も同じ場合が多いです。旦那様の悪いところばかりを見て、「ありがとう」を言わせる雰囲気を作りません。
感謝をお互いに伝えることで、「自分の居場所がある」「認められた」と元気がでます。この人と家族で良かった。自分の大変さを分かってくれるという気持ちが2人の絆を深めます。
周りの人の結婚生活を当てはめようとする
結婚生活において、自分たちではなく「他人と比較した生活」を送ると結婚生活は失敗に終わります。元々生まれも、育った環境も違う2人が共同生活をする結婚です。簡単なわけがありません。
例えば、「友達の旦那さんはこうしてくれるのよ」「○○さんの家は昇進して羨ましい」など、他人と比較して責めるのは厳禁です。
他人と比べられて気持ち良い人などいません。あまり責め過ぎると、逆に「そういうお前こそ、友達の嫁さんは料理が上手なのに」と比較されてしまいます。
周囲にいる他の夫婦の生活と比べるのは全く意味の無いことです。自分達と友達夫婦は、環境もステータスも全く一緒ではありません。結婚生活を比較し、優劣をつけるほど愚かなことはないのです。
結婚生活は2人だけのオーダーメイドであるべきです。他のカップルと比べて幸せかどうかなど、全くのナンセンスです。人との比較ではなく、2人の気持ちが幸せかどうかを意識して下さい。
相手の人生を尊重しない
結婚をしたからといって、旦那様の人生まで自分のものになったと思う人は、結婚生活もうまくいきません。配偶者はあくまで人生のパートナーであり、自分の所有物ではありません。
「結婚をしたのだから当たり前」「奥さんなんだから当然よ」という気持ちで接してはいませんか?いくら妻とは言っても、旦那様の人生や人付き合い、個性は大切に尊重するべきです。
奥さんだから何をしても許されるわけではありません。それでは、「自分は客なんだから」とマナー違反をレストランで繰り返す、悪質な客のようなものです。
結婚相手はあくまで人生のパートナーであることを忘れないでください。あなたが管理するものでも、支配するものでもなく、対等に尊重した関係を保つべきです。
幸せなカップルが絶対にしていること
話し合う時間をできる限り作る
結婚しても幸せなカップルがしていることは、「話し合う時間を出来る限り作る」ことが挙げられます。例えば、離婚の危機とか借金の発覚など、大ごとばかりを話し合うのではありません。
日常の些細なことや、ちょっとした疑問などを気軽に相談したり、意見交換をできるようにしています。会議のように改まる必要はありません。ご飯を食べながら話のついで程度で良いのです。
小さなことでも話す習慣をつけることで、コミュニケーションが深まります。お互いの考えのすり合わせができます。相手の考えが理解できるので、喧嘩になることが少ないのです。
夫婦という役割ではなく個人として相手をみる
結婚を失敗してしまう人の特徴として、「夫婦だから」と2人の関係を縛ってしまう傾向があります。夫婦だからの前に、1人の人間です。まずはお互いの個性を信じて尊重してあげましょう。
例えば、「旦那だから養うべき」「妻だから家事は全部すべき」というように夫婦での役割を考えてはいけません。「料理は自分ができるけど、洗濯はお願い」というように個人で考えましょう。
夫婦という枠を超えて、もっと細かく個人として見て下さい。お互いの性格に合ったものや、特徴を考慮して協力した方が、より良い夫婦生活を送ることができます。
好きであることや感謝を伝える
結婚をしてしまうと、好きという感情をあえて言葉に出さなくなってしまうカップルは多いです。「わざわざ言うものでもない」「夫婦だし分かるでしょ」という人も少なくありません。
また、子供がいると「もう親なのだから」と愛情表現をするのが恥ずかしく感じる人もいるようです。しかし、夫婦なのだから愛情表現をするのは当たり前です。むしろ、しなければなりません。
結婚生活を何年送っても好きという言葉を言ってくれる。これほど幸せなことはあるでしょうか?小さな気遣い、感謝、愛情をあえて言葉に出すことで、円滑な夫婦関係を継続することができます。
結婚の失敗は思いやりの気持ちで防ぐ
失敗する結婚の原因について、結婚生活を幸せにおくるための対処法と一緒に紹介しましたがいかがだったでしょうか?結婚は生活です。愛だけではどうにもならないことも多いです。
結婚を失敗させてしまうか、成功させて幸せに暮らすかは自分次第です。「相手を尊重しているか」「愛情表現をしているか」という恋人として基本的なことを守るだけで良いのです。
何故か、結婚をすると「家族だから」と恋人時代に出来ていたことすらおざなりになってしまう人が多いです。「家族だから」こそ、誰よりも尊重して扱うようにして下さいね!