マタニティウェディングは、お腹の赤ちゃんも一緒に結婚式ができる幸せなことです。家族が増える喜びを感じながら、素敵な結婚式をおこなうことができるでしょう。
でも本当に赤ちゃんがお腹にいる状態で結婚式ができるのかと不安になりますよね。体調も安定しないですし、精神的な負担も大きいかもしれません。
マタニティウェディングは、通常の結婚式とは異なります。同じようにしようと思わずに、マタニティウェディングということを考慮してできることを検討しましょう。
今回は、マタニティウェディングだからこそ注意すべきことを7つ紹介していきます。
マタニティウェディングの7つの注意点とは?
「今」の体調を基準にしない
妊娠中は日々体調が変化します。とても体調が良いと思っていても、翌日には動けないくらい体調が悪くなることもあるのです。
安定期に入ってから、結婚式の準備を始めると体調の良い日も多いでしょう。なんでもできるような気がして、予定を詰め込んでしまったりするものです。
しかし「今」の自分の体調は、あくまで「今」だけのものです。明日や数ヶ月後の体調は、今とはまったく違うものだと考えましょう。
マタニティウェディングは、赤ちゃんをお腹に抱えての結婚式です。通常のウエディングとは別物と考えて予定を立てていくようにしてください。
別物といっても、諦めることが全てではありません。マタニティウェディングならではの良いところを取り入れれば良いのです。
マタニティウェディングには大変なことやできないこともあります。しかしマタニティウェディングのメリットだってあります。
どうしたら素敵なマタニティウェディングになるのかを一番に考えましょう。今が大丈夫だからと無理をするのは避けてください。
演出の内容をソフトにする
結婚式は挙式も含めて、3時間ほどです。でも大変なのは3時間のみだと思っていては間違えです。当日は1日中忙しいものです。
ここで簡単に一般的な新郎新婦のスケジュールを確認してみましょう。
6:00 起床
7:00 自宅出発
8:00 新婦お仕度スタート
10:00 写真撮影
10:30 親族紹介スタート
11:00 挙式スタート
11:30 控室でヘアチェンジ
12:00 披露宴スタート
14:30 お開き
15:00 お見送り
15:30 着替え・グッズ片付け・清算・親族お見送り
16:00 帰宅もしくは二次会出発
二次会をしないとしても、6時の起床から10時間もフル活動していることになります。これは妊娠中の女性にとって大きな負担となることです。
その上、披露宴の演出もハードにしてしまうと大変です。披露宴の内容は、できるだけ身体に負担の少ないソフトなものにしてください。
- お色直しはせずに少し休憩を入れる
- テーブルラウンドはせずメイン演出のみにする
- ゲストがメインテーブルにくるような演出にする
このような内容をプランナーの人と検討してみましょう。アットホームな内容にすれば、温かい披露宴にもなるでしょう。
打ち合わせの回数を最小限にする
結婚式が決定してから、結婚式の準備を進めていきます。ここで意外と大変なのが、結婚式場との打ち合わせです。
一般的には打ち合わせは4ヶ月前からスタートし、5~6回ほどおこないます。細かく打ち合わせを希望すると10回ほど打ち合わせをする人もいるでしょう。
また1回の打ち合わせも悩んでしまうと3時間以上かかってしまうこともあります。3時間の打ち合わせをするのも体力を奪うものです。
マタニティウェディングをする際には、できる限り打ち合わせの回数を減らしましょう。また短時間で効率よく打ち合わせを進めていく方が良いです。
ここでポイントとなるのは、プランナーさんに宿題を出してもらうことです。打ち合わせが長くかかるカップルは、悩むことに時間を取られているのです。
事前に次回決めることを教えてもらい、内容決定を自宅でできるように宿題をもらいましょう。そうすると打ち合わせの回数も時間もかなり短縮できます。
自宅であれば、自分たちのペースでゆっくり決めることができます。なるべく自分のペースで打ち合わせを進めていけるようにしてください。
あまりこだわって打ち合わせの回数や時間を増やさないように、注意してください。
マタニティであることで費用を上げない
マタニティウェディングは、通常のウエディングと比べて費用が高くなるイメージがあるかもしれません。特別な結婚式に、特別な費用はつきものですからね。
でも結婚式の後にはすぐに赤ちゃんが生まれます。出産や育児に費用がかかるので、結婚式の費用はなるべく抑えたいですよね。
マタニティウェディングで、特別に必要となるのはマタニティドレスのみです。マタニティドレスは、お腹に合わせて調整できるように特注で作成するので少し費用は高くなります。
他にマタニティウェディングで特別かかる費用はありません。あとは二人がどこまで費用を抑えることができるかがポイントとなります。
またマタニティウェディングは、特別プランで割引がある結婚式場も多いです。マタニティウェディングプランは有効に活用すると良いでしょう。
マタニティウェディングは、今後にかかる生活の費用も含めて慎重に検討していくと良いです。
妊娠報告のタイミングを考慮する
マタニティウェディングを開催する時、多くは妊娠中期頃となります。通常は妊娠中期で妊娠報告をするので、ゲストの中にはまだ報告できていない人もいるでしょう。
そこで披露宴の中で妊娠報告をする人は多くいます。自分たちの口から、招待したゲストにはきちんと妊娠報告をすることをおすすめします。
ウェルカムスピーチにて新郎より妊娠報告
披露宴の入場後すぐにおこなうウェルカムスピーチで妊娠報告をする場合もあります。最初に報告することで新婦が無理をするのを防ぐこともできます。
列席しているゲストが、マタニティウェディングであると知ってくれている方が理解を得やすいです。また最初にきちんと報告をすませておきたいと考える人もいるでしょう。
新郎謝辞にて妊娠報告
披露宴は気をつかってほしくないという人などは、披露宴の最後の謝辞で報告をします。「お腹に新しい命を授かりました」という言い方をすると良いですね。
謝辞でいうことで、披露宴最後のサプライズにもなります。会場からは拍手が沸き上がり喜びに包まれたフィナーレにもなるでしょう。
不安を抱え込まない
マタニティウェディングで注意するのは、体調だけではありません。精神的な部分でも負担をかけないように注意が必要です。
妊娠中は些細なことでも不安になります。そこに結婚式まで加わると、精神的にも不安定になってしまうことも多いでしょう。
妊娠中のママが不安を抱えてしまうと、お腹の赤ちゃんにも伝染してしまいます。精神的不安が体調にも影響してしまいます。
マタニティウェディングは、誰でも不安になるものです。それを自分だけで抱えてため込まないようにしてください。
パートナーはもちろんですが、プランナーや周囲の人に悩みや不安を聞いてもらってください。それだけでも精神的に気持ちが軽くなるでしょう。
出産後の結婚式も視野に入れる
マタニティウェディングは、安定期であればおこないやすいものです。しかし妊娠中の体調は、妊婦さんによって異なります。
まずは産婦人科の医師に相談しましょう。もしリスクがある場合には、親族のみの簡単な結婚式のみにしておくことも考えてください。
出産後、赤ちゃんが1歳になった時でも結婚式は可能です。家族で一緒に結婚式をするのも温かい披露宴になるでしょう。
無理にマタニティウェディングにこだわりすぎず、可能な範囲でおこなうことを忘れないでください。
マタニティウェディングは赤ちゃんのことも考える
マタニティウェディングには注意するべきことがあります。それは結婚式が二人だけのものではないからです。
マタニティウェディングは、お腹の赤ちゃんも含めた家族三人でおこなうものです。赤ちゃんやママの体調を考慮して進めていきましょう。
マタニティウェディングには幸せがつまっています。ただ注意するべきことを知った上でおこなわないと、後悔してしまうことも出てきてしまうかもしれません。
きちんと気をつけるべきことを理解し、幸せな結婚式をおこなってくださいね。