彼女がいる男性を好きになってしまうことは、誰にでも起こり得ることです。恋愛感情を自分でコントロールすることは難しいため、苦しい思いをすることでしょう。
交際を望むのであれば、略奪するほかありません。諦めずにアプローチし続けた結果、相手が彼女と別れ、晴れて結ばれたというカップルも世の中にはたくさんいます。
もちろん略奪愛だからといって諦めなくてはいけないわけではありません。しかし、行動する前に一度立ち止まってよく考える必要があります。
なぜなら、略奪愛は不幸になる可能性が極めて高いからです。
もし今、彼女がいる男性との未来を考えているなら、これから紹介する略奪愛が不幸になる7つの理由について、考えてみてください。
略奪愛が不幸になる7つの理由とは?
略奪された側に恨みを買う
略奪というのは、言葉通り他者から何かを奪うということです。無理やり自分のものを取られてしまえば、怒らない人はいないでしょう。
略奪された側の恨みを買うことは、ほとんどの場合、避けられないことなのです。
恨みを買ってしまえば、おそらく平穏ではいられないでしょう。嫌がらせなど嫌なことをされる可能性が極めて高いからです。
好きな人と交際できたからと言って、辛い嫌がらせを受けて傷つかない人はいません。1人でも強い恨みを持たれてしまえば、日々不幸と隣り合わせと言っても過言ではないでしょう。
略奪愛をされたとき、女性が怒りの矛先が向けるのは彼ではなく相手です。彼への愛情が強ければ強いほど、強い恨みを抱かずにはいられないはずです。
略奪したことで彼女の恨みを買ってしまえば、彼と交際していてもしばらくは心から幸せとは言えないでしょう。
罪悪感が残る
略奪愛に限らず、恋愛というのは自分以外の人を傷つけてしまうリスクが伴います。誰にでも幸せを求める権利があるため、他人を傷つけずに生きていくのは無理なことなのです。
とは言え、略奪愛自体は良いこととは言えず、確実に人を傷つける恋愛だと言えます。当の本人も自分のことしか考えていない人間でない限り、罪悪感を抱くはずです。
略奪愛というのは、彼からの愛情を得ると同時に罪悪感の残る恋なのです。
大抵の人はどんなに彼と幸せな毎日を過ごしていても、罪悪感から元カノの存在がしばらく頭から離れないでいるはずです。時には自分を責めてしまうこともあるでしょう。
罪悪感というのは幸福感の妨げになる感情の1つです。略奪した罪悪感と正面から向き合い、上手く心のバランスをとれるようになるまでは、苦しい思いをすることになるでしょう。
多くの女性は罪悪感が残り、元カノの存在を気にせずにはいられないというのも、略奪愛の苦しみの1つなのです。
略奪愛は略奪されて終わりやすい
誰を好きになるかは各々の自由であり、ときに交際相手がいても他の異性にドキッとしてしまうこともあるでしょう。しかし、理性や情があるのが人間です。
人を悲しませたり傷つけたりすること、非人道的なことはしたくないという気持ちが、誰にでもあるはずです。
どんなに魅力的な女性が近寄ってきても、彼女を大切に思っている男性なら安易に誘いに乗ることはないでしょう。略奪愛が成功するのは、相手が目移りしやすいからなのです。
彼女のいる男性と付き合いたいと必死なときは、目移りのしやすさは利点でしょう。
しかし、交際後はどうでしょう?自分が成功したときと同じように、また他の人に目移りする可能性は大です。
つまり、略奪愛というのは成就しても、今後は自分が略奪される側になって終わりやすいのです。交際がスタートしたと同時に、終幕に怯える恋愛になってしまうでしょう。
恋愛というのは実って終わりではありません。末永く一緒にいられることを誰もが望んでいるはずです。終わってしまう恐れのある恋では、心から幸せを感じることはできないのです。
付き合ってみたらそんな好きでなかった
人のものは良く見えやすいため、彼女のいる男性というだけで魅力的に感じることがあります。他者の彼氏という肩書が、女性の略奪愛の火付け役になることもあるのです。
相手のことをよく知る前に、恋愛対象として意識してしまうと、色眼鏡で見てしまいやすくなります。どんなことをしていても素敵に見えるフィルターをかけてしまうのです。
人のものというのも一種のフィルターです。
あの人の彼氏だから素敵なはずという思い込みから、欲しいという欲が高まり、恋愛感情があると自覚するようになります。そして、何をしていてもよく見えてしまうようになるのです。
深い関わりを持たずにフィルター越しに相手を見ていると、勝手に理想と期待だけが膨らんでしまいます。こんな人だろうという想像で作り上げた虚像に恋をしてしまうのです。
理想と現実は大抵異なるため、いざ付き合ってみると違いに気付くことになります。人のものというフィルターもなくなるため、以前のように相手が魅力的に感じられなくなってしまうのです。
人のものであることが1つのスイッチとなる略奪愛では、思い込みで恋人のいる人を好きになってしまうことがあります。
その結果、彼も元カノも傷つけたのに何も得られないという最悪の結末を迎え、一気に不幸な気持ちになるリスクもあるのです。
次第に信用できなくなる
お互いに惹かれ合って実った恋と違い、半ば強引に手に入れた略奪愛では、心から相手を信じることが難しくなります。交際できても彼を信頼できず、苦しい思いをしやすいのです。
略奪愛を成し遂げる前までは、無条件に彼を受け入れることができるでしょう。誰かから奪いとろうとするほど好きな相手を疑うことはまずないはずです。
しかし、いざ交際に発展し、次第に気持ちが落ち着いてくると一気に不安が襲ってきます。そして、信用できなくなっていくのです。
相手は最初から自分だけを見ていたわけではなく、ついこの前までは他の女性を愛していた男性です。いくら現時点では恋人でも、今度は自分が捨てられるのでは?と心配になるでしょう。
そのため、何か怪しいことが少しでもあると、浮気しているのではと疑い始めてしまいやすいのです。
疑うことは自分にとっても彼にとっても良いことはありません。かもしれないというだけのことに苦しむことになり、信頼されないことで相手も息苦しさを感じるようになります。
最悪の場合、奪ってまで成就させた恋がすぐに終わってしまうこともあるのです。
友達がいなくなる
友達や共通の知人がいる人の彼を略奪するなら、交友関係が破たんする覚悟をしなければいけません。恋人を奪った相手と、その後も良い関係でいようとは思わないはずだからです。
つまり、略奪愛には友達がいなくなるというリスクもあるのです。
いくら好きな人と交際できても、友達がいなければ幸せとは言えないでしょう。心を許し合い、色んな時を共に過ごせる仲間がいないことは、誰にとっても苦痛なはずです。
女性は特に集団行動が多く、仲間意識が強いです。たとえ自分が被害者でなくても、友達が彼を略奪された相手に対しては、嫌悪感を抱くに違いありません。
また、噂というのは簡単に広がるものであり、女性の敵は女です。友達や知り合いでなくとも、略奪愛をしたということを耳にすれば、避けようとする人も少なくないでしょう。
職場にいづらくなる
仕事をしている人であれば、友達だけでなく職場にいづらくなるという問題も出てきます。略奪愛が周りに知られている場合など、陰口を言われていそうで気まずくなってしまうでしょう。
ネット社会である今日では、どんなに気を付けていても情報が洩れてしまう可能性は十分あります。たとえ職場と関係のない恋愛でも、略奪愛したことが広まってしまうこともあるのです。
仕事と関係のない私生活の話でも、不誠実な印象を持たれてしまえば、確実に働きづらくなります。白い目で見られたり、陰口を言われたりして、傷つくこともあるかもしれません。
また、仕事は人との繋がりがとても大切です。信頼が得られなくなってしまえば、仕事自体にも支障が出てしまいます。異動に繋がる可能性もあるでしょう。
どんなに恋愛が充実していても、社会人として満足に働けなくなれば、生活面もメンタル面も不安定になってしまいます。
恋愛と仕事は必ずどこかで影響を受け合っているのです。職場で略奪愛のことを知られてしまえば、最悪の場合転職せざるを得ない状況になってしまうこともあるでしょう。
略奪愛のデメリットも理解しておく
いかがでしたか?略奪愛が不幸になる7つの理由を知って、どう感じましたか?
恋愛というのは、幸せになるためにするものではありません。損得勘定や理屈でできるものなら、世の中こんなに恋で悩んでいる女性はいないでしょう。
ただ誰にでも幸せになる権利があります。不幸になるかもしれない道を選ぶのなら覚悟が必要です。中途半端に略奪愛に足を踏み入れてしまえば、自分が傷つくだけで終わってしまうのです。
彼女がいる男性を好きになったことを責める必要もなければ、無理やりでも忘れなければいけないわけでもありません。ただ自分の幸せのためによく考えてみてくださいね。