運命の相手ならビビッとくる出会いがしたいですよね。けれど、なかなか「この人だ!」という直感を感じないものです。
婚活中に、ぴんと来ない男性からアプローチされたら進むべきか断るべきか迷ってしまいます。「条件は良いんだけど……」
じつは、「ピンとこない」の正体を知っておかないと、婚活疲れやいつまでたってもゴールできない婚活難民になってしまうことも。知っているのと知らないのでは大違い。
今回は、婚活パーティーでピンとこない男性でも次につなげるべきかをお伝えします。
婚活パーティーでピンとこない男性とも次につなげるべき?
出会って運命を感じる女性は17%以下
漫画やドラマのような運命的な出会いは憧れますよね。出会った瞬間に「ビビっときた」「私この人と結婚する」こんな分かりやすい出会いがあれば結婚相手選びも苦労しません。
では、本当に出会った瞬間に運命を感じることはあるのでしょうか。ここに、パートナーをもつ女性のアンケート結果があります
アンケート結果の一部をご紹介します。某サイトで、「今のパートナーに運命を感じた瞬間」についてアンケートをとりました。
一番多かった回答は、「付き合ってからプロポーズ前」の37%でした。続いて、「出会ってから付き合う前まで」が19%。
「出会った瞬間」と答えたのは16.1%でした。なんと出会った瞬間に、運命を感じることができたのは17%以下。
多くの女性が、出会ってからプロポーズ前までの時間の中で運命を感じたことが分かります。プロポーズまでの時間の中には、デートや連絡、時には衝突も含まれています。
運命は、積み重ねた時間の中で彼の新たな魅力を知って実感できるようです。出会った瞬間に運命を感じることは難しいようですね。
このように、人柄を知って徐々に運命の相手だと実感するパターンが多いようです。
「誰に会ってもピンとこない」の原因とは?
「婚活しているけど、そもそもピンとくる相手に出会えない」このような声は、婚活をしていれば誰もが一度は聞いたことがあるはず。
そもそも、婚活で直感を働かせることは非常に困難なのです。これは、特別なことではありません。
婚活パーティーでも結婚相談所も同様です。婚活パーティーや結婚相談所では相手の第一印象と同時に、または会う前に相手の条件を見てしまうことが原因です。
職業・年齢・出身地・年収などの書いてある情報を知ってしまうと現実とすり合わせてしまいます。このすり合わせ方が、問題なのです。
「この人、身長170センチって書いてあるけど、実際はもっと低いんじゃない?」「営業マンのはずなのに、会話が下手だな」。
情報が先に知らされているために、相手を減点方式でチェックしてしまうのです。
結局、「やっぱりこの人じゃない気がする」、「イイ人だけど情報と全然違うじゃない」とマイナスの印象になってしまいます。
これでは、ピンとくるはずがありませんよね。婚活でピンとこなかったとしても、あまり気にしてしまうと出会いと時間の無駄遣いになってしまいます。
目の前にいる彼と情報の答え合わせをしてしまうとゴールがますます遠のいてしまいます。
ピンと来なくても好感がもてれば次に進んでみよう
ピンとこない原因は、一つだけではありません。次に進みたくても本当にこれでよいか悩んでしまう。
意外と決定打がだせないのは、相手の問題ではなく自分自身にある場合もあります。結婚を焦ってしまうと、何を基準で相手を選んでいいかわからなくなってしまいます。
実際に、「私は、年収600万以上の男性と決めている」というアラサー婚活女性。週に3~4回婚活パーティーに参加していました。
結果的に、年収800万の男性が現れたのですが彼女は結婚につなげることができませんでした。彼女は、「彼は良い人だったけど、なんか違う気がした」と話していました。
これも、形を変えた「ピンとこなかった」典型的な例です。彼女は、今年中には結婚を決めたいと思っていたこともあり、焦っていました。
「結婚したら、旦那さんと二人だけの新婚生活は1年くらい欲しい。子供は二人欲しいから今年中に結婚したい」。けれども、その条件に見合う人が現れても結局は前に進めなくなっていました。
焦っている自覚があると「本当にこの人で決めていいのか」とふと我に返ってしまいがちなのです。
急がば回れ!休息をとって自分の感覚を呼び戻そう
婚活に焦ると自分の感覚を見失ってしまいます。そんな時は、一度婚活をストップして休息をとることも大切です。
一ヶ月とはいいませんが、せめて一週間は別のことに専念して生活してみましょう。
例えば、朝1時間早く起きて美味しいコーヒーとたっぷりのサラダで朝食をとったり、読書をしたりなど自分の時間を楽しみましょう
休息をとることで婚活の焦りや滞りのモヤモヤした気持ちをリフレッシュさせましょう。候補の男性への気持ち、自分の結婚観などを見直す良い機会になるでしょう。
その際は、候補の男性たちにも休息宣言をしましょう。男性側も突然あなたから連絡が来なくなってしまったら「嫌われたかな」と不安になってしまいます。
あなたが休息宣言をすることで「わかった。待ってるよ」と、彼が一週間待ってくれたら嬉しいですよね。
ピンとこない男性がちょうどいい
新婚時によくある話ですが、女性は結婚すると良い奥さんになろうと頑張ってしまうものです。
特に、大恋愛の末に結婚となると力も入ってしまいますよね。「この人のために頑張らなきゃ」と頑張ってしまいます。
毎日のお味噌汁は、しっかり出汁をとって、ごはんもいちばんおいしいタイミングで出せるようにして、掃除も抜かりなく…。
「良いお嫁さん」になろうと切磋琢磨して毎日を過ごす。しかし、結婚と恋愛は別物です。付き合い当初は、できていた彼への愛情表現も日常となると継続は難しくなります。
よく「恋は3年で冷める」と言います。「この人のために頑張らなきゃ」も、3年、長くても5年で冷めてしまいます。
さらに、出産育児が加わると二人だけのラブラブな時間はすぐに終わりを迎えてしまいます。
旦那がイケメンでかっこいいというよりも、安定した収入や生活を送れるだけの基盤があるかどうかのほうが重要です。
常識をわきまえているか、家事育児にも協力してくれるかは大切なポイントです。
婚活は悩むタイミングを間違えると失敗する
婚活で大切なことは、あなたがときめく相手をみつけることではありません。あなたが一緒に人生を歩むことを心から望んでいる相手を見つけることです。
出会ったばかりで「ピンとこないけれどこれでいいのかしら?」と悩んでいますが、まだアリかナシかを決める段階ではありません。
さっさと「この人はナシ!」と切り捨ててしまえば、あなたの結婚の可能性はさらに低くなってしまいます。
本当に、「進んでよいか?」決めなくてはならないのはプロポーズされた時です。婚活は、プロポーズされなければ意味がありません。
プロポーズされるまでは、ひとりに絞らないほうが良いでしょう。次に進めて良いか悩んだら、まずは進めてみましょう。
その時間の中で、相手の男性の新たな良い一面を発見できるかもしれません。
実際に、婚約にたどり着いた女性にインタビューしたコメントでは「出会った時よりも今の方が彼に運命を感じる」と回答しています。
「この人と、結婚したい」という人があらわれプロポーズされるまでは、お相手はひとりに絞らずに吟味しましょう。