同棲は最初が肝心です。何も決めずに生活を始めてしまうと上手くいかないことが多く出てきます。一緒に暮らすのだから、最低限のルールを決めておくことが大切なのです。
でも同棲をする上で設定するルールを改めて考えてみると、難しいですよね。どこまでルール化するべきなのかと悩むでしょう。
絶対に必要なルールとは?
決めておいた方がいい同棲ルールとは?
今回は同棲ルールで決めておきたいことを紹介します。2人でよく話し合い、同棲生活がスムーズにいくための参考にしてください。
同棲ルールで決めておきたい8つのことは?
ルール1:家事の役割分担をする
共働きの2人が同棲をするときは、家事の分担で揉めることが多いです。基本的には、同じように生活しているのですから家事もフェアにおこなうべきですよね。
しかし中には得意・不得意もあります。仕事の時間が長いので、平日は家事が難しい場合もあります。平等に家事分担をするというのは、難しいことでしょう。
そこで同棲を始めるときに、家事の役割分担とできなかったときの対応について決めましょう。
家事の役割分担
家事の役割分担は曜日で設定するパターンと、家事ごとに設定するパターンがあります。
月水金⇒料理・洗濯
火木土⇒掃除・ゴミ出し
として、もう片方はその反対を分担する方法です。
彼氏⇒洗濯・ゴミ出し・トイレ風呂掃除
彼女⇒買い物・料理・部屋掃除
として、役割で分担する方法です。
どちらが良いかは、2人の生活スタイルによります。話し合いをして決めましょう。
役割分担をできなかったときの対応
役割分担を決めても、仕事や体調によってできないときもあります。この場合の対応も最初に決めておくようにしましょう。
例えば、
- 体調が悪いときにはお互い助け合う
- 用事があってできないときは前日までに申請する
- 仕事が残業の場合は翌日家事を多く負担
などです。
あまり細かく決めてしまうと、ルールが窮屈になってしまうこともあります。ある程度は、臨機応変に対応できるようにしておくと良いでしょう。
ルール2:連絡頻度や門限
同棲を始めると、お互いの行動を把握するようになります。そうなると今どこで何をしているのか、行動が気になり始めてくるものです。
仕事が終わっている時間なのに、帰ってこない!
もうすぐで終電もなくなるのに、まだ遊んでいるの?
そんなことを考えてばかりいるとストレスになりますよね。そこで同棲をする上で、ある程度の連絡頻度と門限を設定しておく必要があるのです。
例えば、
- イレギュラーな予定がある場合は必ず連絡する
- 毎日仕事終わりは連絡する
- 終電までには必ず帰る
というようなルールです。
ルール化してしまえば、連絡するのも癖になるのでストレスも軽減されるでしょう。
ルール3:同棲の期間や結婚について
同棲は、その場の感情や勢いで始めるカップルが多いです。しかしそれでは後々トラブルの原因にもなります。期間や将来についての話も最初にしておくようにしましょう。
同棲1年目は新婚気分で楽しめまず。それが2年目以降になると、少しずつ同棲もマンネリとしてきます。3年目になると現状が苦痛に感じることもあります。
このようになる原因は同棲には大きな変化がないからです。マイホームを購入したり、子供を産むこともありません。生活にも2人の関係にも大きな変化がなく過ぎていくのです。
そして将来が見えなくなり、喧嘩が増えてしまいます。結果、破局してしまうこともあるでしょう。
そこで最初に「同棲は1年」「〇〇万円貯金できたら結婚」というようなルールを決めてきましょう。同棲前に重いと感じるかもしれませんが、とても大切なことです。
ルール4:喧嘩したときの仲直り方法
同棲をすると喧嘩する回数が増えます。毎日顔を見合わせて生活するのですから、当然のことでもあるでしょう。
お互いに意地を張ったままでいると、小さな喧嘩も長引いてしまいます。それが居心地の悪さとなり、同棲解消にもなりかねません。
そこで予め、喧嘩したときの仲直りの方法も決めておきましょう。
- 翌朝になったら「おはよう」と挨拶をして気持ちを切り替える
- 逃げずにその日にとことん話し合いをして解決する
- 喧嘩の原因をつくった方が謝罪をする
喧嘩の理由はさまざまなので、すべてを型にはめることはできません。しかしほとんどの喧嘩は大したことではないものです。小さな喧嘩を長引かせないようなルールを作りましょう。
ルール5:お金の使い方や支払い方法
同棲をすると、お金の使い方にも決まりを作る必要があります。今までのように自由に使うわけにもいかないのです。
まず同棲していると、家賃や光熱費などの固定費を分担する必要があります。基本は男性の方が少し多めに費用負担する場合が多いですが、2人の収入にもよるのでよく話し合いましょう。
また変動費でもある食費や雑費なども、どちらがどのように負担していくのかを決めてください。まず3ヶ月試してみて、改訂していくのも良いでしょう。
お金の使い方や支払い方法は、同棲生活で揉める大きな原因となります。ルールにしておかないと、どちらかの負担が大きくなってしまうので気をつけてください。
ルール6:2人の部屋の使い方
実家や1人暮らしのときには、特に意識していなかった家や部屋の使い方があったでしょう。それが他人同士で生活を始めるのですから、ある程度ルールとして統一しておく必要があります。
トイレやキッチンの使い方にもこだわりや決まりがあるでしょう。テレビをつける時間や物の置き場所などにも2人で異なる部分があるはずです。
細かいルールを決める必要はありませんが、自分が譲れない部分をお互い出し合いましょう。そして納得した上でルールにしてください。
- トイレは使ったら拭いて蓋を閉める
- 食べかけや飲みかけは残しておかない
- テレビは1日2時間まで
- 引き出しからだした物は元の場所にしまう
このようなことですね。子供のルールのようにも思えますが、実際に生活をしているとこのような小さなことこそ気になるポイントになります。
相手の生活に歩み寄る努力と意識をするようにしましょう。
ルール7:時間の使い方や休日の過ごし方
同棲をしていると一緒にいるのが当たり前になります。しかし自由が奪われてしまうのでは、窮屈な毎日になってしまうでしょう。
そこで空いている時間にどう過ごすのかを最初にルールにしておきましょう。どれくらい一緒にいて、どれくらい自由になるのかをある程度決めておくと上手くいきます。
例えば、
- 土日休みのうち、一日は一緒に過ごすようにする
- 仕事の終わり火木は必ず家で夕飯を一緒に食べる
このように束縛しない程度にルールを設けておくと、一緒にいる時間と自由の境界線ができます。そのため窮屈になりストレスを感じることもなくなるのです。
ルール8:食べ物の管理方法について
人の食べ物の恨みは大きいです。最初は好きな人だからと我慢できたことも、だんだんと食べ物の恨みが大きなストレスになります。
そこで「絶対に食べられたくない物」があれば、名前を書くと決めておくと良いです。楽しみにしている食べ物は、必ず自分の物だとわかるよう管理しておきましょう。
また朝ごはんは和食なのか洋食なのか。カレーにはスープなのかお味噌汁なのか。そんな細かいことも少しずつ決めていくと揉めることもなくなります。
食べることは生活に欠かせないことだからこそ、しっかりルールにとして定めておきましょう。
同棲は日常。歩み寄りも大切
同棲を始めるときは、楽しいことしかイメージできないでしょう。これから2人の幸せな生活が待っていると浮かれてしまうものです。
しかし同棲は、日常になります。良いことばかりではなく、揉めることやストレスになることも多いものです。
少しでも負担を少なくするためにも、同棲をするときにルールw決めておくことは大切です。まずは現実を見て2人で話し合いをしてみましょう。