結婚を意識しているカップルの中には、同棲して貯金したいと考えている人も多いですよね。でも方法がわからず、なかなか貯金が増えていかないと悩んでいる人もいるでしょう。
同棲すると貯金はいくらくらいできるものなのでしょうか。上手な貯金方法や具体的な貯金額を把握しておくことは、とても大切なことです。
まずは同棲するときに、貯金方法や貯金額について2人で相談しておきましょう。目標をつくって協力していくのが一番です。
今回は同棲してからの貯金について話していきます。ぜひ参考にしてくださいね。
同棲すると貯金はいくらできるの?貯金方法・貯金額などを紹介
男性の収入のみで生活をする
同棲をするときには、お互い仕事をしていて収入がありますよね。今までは自分の収入と相手の収入は別ものであったでしょう。
結婚を視野に入れて同棲を始めるのであれば、財布を一つにしてみてください。2人の収入を合算して生活費などを考えるのです。
例えば、それぞれの収入が月20万円だとします。
〇男性給与20万円
- 家賃9万円
- 光熱費2万円
- 食費3万円
- 雑費2万円
- 男性お小遣い4万円
これで余裕のある生活ができますね。残りの女性給与20万円から、女性のお小遣い4万円のみを差し引いてください。それでも16万円残ります。
毎月16万円貯金できれば、年間192万円です。3年間同棲をすれば576万円にもなります。結婚資金としても、十分だといえるでしょう。
2人の収入を合算して、お小遣い制にするという貯金方法です。これであれば結婚への意識も高まり、貯金額も増えていきます。
お互いの収入から貯金額を決めておく
もう一つの貯金方法としては、給料日に設定した貯金額を口座に入れることです。多くの人は給与から生活費を差し引いて、あまった費用を貯金します。
そのため出費が多いときは、貯金までお金がまわりません。お互い貯金への意識が高まらずに自由にお金を遣ってしまうでしょう。
そこで、最初に貯金をするのです。それぞれ貯金額を給与の〇%と設定して、給料日に貯金専用口座にお金を入れます。
最初に貯金をして、残りのお金で生活をする癖をつけましょう。
お金は、あればあるだけ遣ってしまいます。当然ですが、なければ遣うことはできません。遣うことのできない状況を作ることが、貯金するためには必要なことです。
同棲で可能な貯金額は給与の20パーセント前後
一般的に同棲で可能な貯金額とはいくらくらいなのでしょうか。相場を知っておくことで目安にして考えてみてください。
同棲をしているカップルの貯金額は、給与の20パーセント前後が平均的な費用です。例えば20万円の給与であれば、4万円ということです。2人であれば、8万円ですね。
同棲中のお金の管理方法として一番多いのは、それぞれ生活費を出し合うスタイルです。例えば、生活費を各10万円出すと決めます。そうすると2人で合算した20万円で生活します。
給与の20パーセントは貯金をして生活費を算出し、手元に残ったお金は自由に遣うということです。これだと確実に貯金ができて自由に遣えるお金も多いので、ストレスなく同棲生活が送れます。
まずは家賃や光熱費などの固定費を算出。そして食費や雑費などの変動費を検討しましょう。その上で、お互い生活費にいくら出すのかを相談してください。
貯金額を20パーセントというのは、最初に設定しておくと良いでしょう。もし手元に残るお金が少ない場合は、固定費を節約する方法を考えるようにしてください。
なんのために貯金するのか明確にする
貯金をするときには、必ず目的を明確にするようにしましょう。目的がないと意思が弱くなり、つい目の前にあるお金を遣ってしまいますからね。
- 同棲をしたのは何のため?
- 今後の2人の将来設計は?
- 何年後までに何のための費用が必要?
これらを2人で話し合い、紙に書いておくと良いです。
もし結婚を視野に入れているのであれば、貯金をする目的は多数あります。
- 結婚式費用
- ハネムーン費用
- 結婚指輪費用
- 新生活費用
結婚したい意思があれば、将来の2人のためにと我慢することができます。明るい未来のために貯金をしようと意思も強くなります。
貯金をするのに一番必要なのは「強い意思」です。物欲や欲望にお金を遣いすぎないよう、目的を明確にしておいてください。
目標とする貯金額を設定する
同棲中に目標とする貯金額を設定しましょう。ただ貯金を始めても、ゴールが見えないのでだんだんと意思が弱くなってしまいます。
前項で紹介した貯金の目的を明確にしたら、必要な貯金額も算出してみてください。さきほどの結婚費用で考えてみましょう。
- 結婚式費用⇒200万円
- ハネムーン費用⇒50万円
- 結婚指輪費用⇒30万円
- 新生活費用⇒50万円
合算すると330万円です。まずは330万円貯金することを目標にして貯金をしてください。少しずつ目標額に近づいていくことに喜びを感じるようになります。
目標額は1,000万円などと、あまり高額にしない方が良いです。具体的に必要な費用を出した上で、現実的な金額を決めてください。
目標金額を達成して目的を遂げることができたら、また新たに目的と目標額を決めていきましょう。
どちらかが管理をおこなう
同棲をしたら、どちらかがお金の管理をすると貯金がしやすくなります。それぞれでお金を遣っていると、相手の財布状況がまったく把握できません。
生活費さえ支払いしていれば、あとは自分の自由です。欲しいものは、自分の意思で手にいれることができます。
しかし管理する人がいれば、自由にお金が遣えなくなります。給与や遣うお金などを、把握して管理されてしまうからです。
最初は窮屈に感じるかもしれません。しかし浪費癖のある人は、管理されないと無駄にお金を遣いすぎてしまいます。そこで管理の目を作る方がいいのです。
ただしあまり細かく厳しく管理をしてしまうと、同棲生活がストレスに感じてしまいます。あまり切り詰めないように気をつけましょう。
2人で家計簿をつけてお金の意識を上げる
家計簿をつけると、お金の浪費を防ぐことができます。これは無意識に遣っている出費を目と頭で認識することにより、お金の節約に意識がまわるからです。
どちらかがお金の管理をして家計簿をつけます。そしてそれを2人で確認していくようにしましょう。必ず家計簿を書かない方にも見てもらうのです。
- 今月は電気代が高すぎるので来月は気をつけよう
- 今月は食費をつかいすぎてしまった
- 今の貯金額は〇〇万円だからもう少し頑張ろう
このように毎月のお金の遣い方や貯金額を把握して意識してください。家計簿を確認することで、家計に対する意識を上げていくことができるでしょう。
楽しみながら節約する方法を考える
同棲で「貯金」や「節約」のことばかり考えていては、楽しい生活が送れません。そこでお金を遣わずに楽しめる方法を上手く考えてみましょう。
例えば、同棲前は2人でレストランに行くのが楽しかったかもしれません。映画に行ったり、居酒屋に行くのもデートの定番だったかもしれません。
同棲してからは、2人で食材の買い出しに行き料理をしてみましょう。DVDを借りて家で見ながら、お酒を飲むのも良いですね。
一緒に住んでいるからこそ、楽しめることはたくさんあります。節約だと思わずに、楽しみながらお金をかけない方法を探してみましょう。
窮屈な生活で貯金をするのではなく、2人で仲良く楽しく貯金ができるように考えてください。
同棲前にお金の話をする
同棲で貯金をするには、最初が肝心です。一度同棲を開始してしまうと、お金の管理方法を変更するのは難しくなってしまいますからね。
同棲を始める前に、お金のことを話しておきましょう。そして同棲という環境の変化と共に、お金の遣い方や意識も変えていくようにすると良いです。
2人で協力すれば、同棲では十分に貯金が可能です。2人の将来のためにも、賢く貯金を始めてみてくださいね。