部下が自分にだけ冷たい…理由と対処法とは?

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部下が自分にだけ冷たい…理由と対処法とは?

必ずしも部下に好かれる上司である必要はありません。仕事をしているのですから、威厳ある上司でいることの方が大切です。

だからといって、部下に嫌われてしまう上司にはなりたくないものですよね。繊細な人の場合、部下の態度が冷たいことを気にしてしまう人もいるでしょう。

部下も考えを持って上司に接しています。もし冷たい態度をとるのであれば、何かしらの理由が存在するものです。

そこで今回は、部下が自分にだけ冷たい理由と対処法を紹介します。部下の心理を読み取りつつ、上手に対処していきましょう。

部下が冷たいときに考えられる理由

認めてくれないことに不満

部下は、上司に褒められて認めてほしいという願望を持っています。それがやりがいやモチベーションにつながるものでしょう。

しかし上司の中には『言わなくてもわかる』と何も表現しない人もいます。しかし実際は何も伝わっていないので、部下は機嫌を損ねていくのです。

どこかで卑屈に感じてしまい、それが冷たい態度になってしまうのでしょう。かまってほしい子供のような心理も含まれているのです。

『どうせ自分のことなんて相手にしていない』

『どうせ自分に期待なんてしていない』

『どうせ自分が頑張っても評価してくれない』

そんな気持ちになっているのです。そして部下も上司に期待するのはやめようと感じてしまい、冷たい態度で応じるのです。

傷つけるような発言をした

上司が感じている以上に、部下は上司の言葉を重く受け止めます。何気なく放った言葉が深く傷つけてしまっていることもあるでしょう。

『あーまた君が失敗したのか』

『そんなことも出来ないのか』

『これだから困るよ』

このようにため息と共に呟いたことはないでしょうか。上司はイライラしていて、軽く言ってしまうこともあるかもしれません。

しかし言われた部下は、とても傷つきます。そして自分を傷つける上司のことを敵だと認識するようになってしまうのです。

敵なのですから、冷たくなるのは当然でしょう。人は傷つけたことよりも、傷つけられたことを深く根に持ちます。忘れることができずに敵のままの存在となるのです。

仕事の価値観が合わない

仕事をしていると、人の価値観の違いについて感じることがあります。価値観は育ってきた環境や経験により形成されていくものなので、異なるのは仕方のないことでしょう。

しかし仕事をしていて上司の価値観を理解できないというのは、部下にとってストレスになります。とくに価値観を押し付ける上司の場合はなおさらでしょう。

たとえば仕事をするうえで、

【効率を重視する】

【丁寧さを重視する】

【人の気持ちを重視する】

などと重視するものは人によっても違います。

上司が効率のみ重視する人であれば、部下が丁寧に仕事をしても認めません。そうなると効率以外を大切にしている部下は不満でしかないですよね。

価値観のズレに我慢できなくなり、冷たい態度をとってしまいます。納得できないという部下の主張でもあるのでしょう。

特別な感情を持っている

部下が異性である場合は、上司ということの他に特別な感情を持っている可能性もあります。つまりは好意を抱いているのです。

上司を好きになってしまうと、部下は戸惑います。自分とは立場の違う人への恋心と葛藤することになるでしょう。

そのため冷たい態度をとることで、気持ちを抑制しているのです。気持ちに気づかれないように、必死に蓋をしているのでしょう。

上司は立場上、部下の面倒や世話をします。そのため部下が上司に特別な感情を持つというのもよくあることなのです。

尊敬や羨望をうまく表現できない

部下が同姓の場合は、あなたへの尊敬や羨望が強すぎるということもあります。そのプラスの感情が上手く表現できずに、マイナスな言動をとってしまうのです。

憧れが強い人と接すると、緊張しまうよね。そうすると上手く自分を表現できずに冷たい印象を与えてしまうこともあるでしょう。

また尊敬や羨望は、時として嫉妬や憎悪に変わることもあるのです。他の部下に優しくしているのを見ると、なぜか許せないような怒りの感情を抱いてしまいます。

思い込みの激しい部下の場合は、このようなことがあります。好き・嫌いや尊敬・嫉妬という感情は表裏一体なのです。

嫌なうわさを聞いた

会社という狭い世界の中では、あることないこと噂がたちます。自分が知らないところで、嫌な噂が出ていることもあるでしょう。

【実は不倫をしている】

【セクハラをしたことがある】

【汚い手口で昇進した】

事実はどうあれ、噂されてしまうと悪いイメージを持ってしまいます。そして悪いイメージが大きくなり嫌悪感を持ってしまうのです。

もう仕事に対してやる気がない

上司は好き嫌いに関係なく、丁寧に接するものしょう。なぜなら自分がこの先も職場で働くためには、上司の存在は無碍にできないからです。

上司に冷たい態度をとるのは、嫌いであることに加えて仕事を辞める気持ちがあるのでしょう。もう職場に長くいる気がないので、上司に媚びる必要もないのです。

仕事にやる気をなくし、上司への感情も素直に出てしまいます。もともと好きではなかったからこそ、冷たい態度が出てきてしまったのです。

生理的に無理

何が悪いわけでもないけれど、生理的に無理な相手がいることがあります。冷たくしようとしていないけれど、目の前に立つと自然と冷たくしてしまうのです。

生理的に無理という感情とは、体が受け付けないということになります。心ではなく体なので『いい人だとわかっているのだけど・・』と拒絶してしまうのです。

これには第一印象もありますが、性格や身だしなみなども関係します。ネチネチした性格や不潔な格好が部下に生理的な拒絶を与えているのかもしれません。

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