部下の悩みをうまく聞く方法とは?本音を引き出す方法も紹介!
『仕事に私情を持ち込むな!』というのは、昔の話です。今は多くの社員たちが、私情によって仕事のモチベーションが変わります。
つまり部下の悩みを聞くのも、上司の役目であり務めであるということです。しかし年代の異なる部下の悩みをどのように聞けば良いのかと悩む上司もいるでしょう。
説教してもいいの?
そもそも本音を語るもの?
そこで今回は、部下の悩みをうまく聞く方法を紹介します。本音を引き出す方法も合わせてお伝えするので、最近ため息の多い部下にぜひ試してみてください。
どんな部下でも悩みを抱えている?
部下といってもタイプはさまざまです。明るい部下もいれば、控えめな部下もいます。優秀な部下もいれば、ミスの多い部下もいるでしょう。
そんな部下に共通していることは『何かしらの悩みを抱えている』ということです。仕事をしている人であれば、多かれ少なかれ大なり小なり悩みがあります。
一見悩みがなさそうな部下であっても、悩みはあるということを前提として見るようにしましょう。部下の上辺だけ見ていては、本質に気がつくことができないので気をつけてください。
【仕事に自信がない】
【今後の課題や目標について迷いがある】
【同僚と比較して仕事ができない】
【上司に評価されない】
【もっと他に夢があるような気がする】
【恋人と上手くいっていない】
【お金がたまらない】
悩みが多い部下の特徴
完璧主義者
完璧主義で何でも100%こなさないと満足できないような部下がいます。一見強くて前向きに見えるのですが、実は悩みが多いのが特徴です。
完璧主義の人は、90%でも納得することができません。なぜ出来なかったのかと残りの10%ばかりに目を向けて悔やんで悩みます。
完璧だからこそ、逆境に弱く打たれ弱い一面があるのです。そのため些細なことでも悩みを抱えてしまうようになるでしょう。
マイナス思考
マイナス思考の人は、物の捉え方を常に悪い方に受け取ってしまいます。そのため一人で悶々としてしまい、多くの悩みを抱えてしまうのです。
たとえば「期待しているよ」と上司が声を掛けたとします。プラス思考であれば、期待してくれていると嬉しくなるでしょう。
しかしマイナス思考の人は、自分がダメだからプレッシャーをかけているのかと考えます。そして期待に応える自信もなく、悩んでしまうのです。
自意識過剰
自意識過剰というと自信たっぷりに見えます。しかし自分のことを過剰に意識していることで、悩みも多いのが特徴です。
たとえば、
『上司が今日は見る目が違う』
『自分の噂をされている』
『こんなに頑張っているので選ばれない』
などと過剰に考えてしまいます。
自己評価と他己評価のバランスがとれていないことで、余計に悩んでしまうことがあるのです。
優柔不断
優柔不断の人は、選択のたびに悩みます。物事を決断する力がないのです。そして決断したことにも確信が持てずにまた悩みます。
これで良いのか。
もっとこうした方が良いのか。
常に悩んでしまうのです。優柔不断の人は悩むのが癖になっているので、常に自信をつけて決断の後押しをしてあげる必要があるでしょう。
安全思考
安全第一だという安全思考の人は、少しでも自分の思考からズレたことがあると悩みます。危機を回避する力がないために、小さなことでも大きな悩みになってしまうのです。
理不尽なことや、実力以上の仕事、ライバルや気の合わない上司など・・。会社には安全でないことも起こります。
このようなものに接するたびに落ち込み、悩んでしまうのです。