元彼が相談相手でもよい?

仕事、恋愛、進路等で迷うことは人生のなかで何度もありますよね。そんなときは自分だけで考え込まず、他の誰かに相談することも1つの方法です。

とはいえ、相談相手が誰でも良いというわけではないでしょう。あなたのことを知っていて、親身になってくれる人でなければ、いくら相談しても実のある答えは返ってこない可能性もあります。

そんな相談相手を探すとき、浮上する人物として元彼が上がるのも珍しい話ではありません。元彼はあなたのことをよくわかっていて、客観的に判断してくれる人間のうちの1人だからです。

しかし、必ずしも元彼に相談するのが一番良いとも限りません。今回は相談相手として元彼を選ぶ際のメリット・デメリットを紹介します。

元彼が相談相手でもよい?

相談される(=頼られる)ことが嬉しいと思う男性は多い

嬉しがる女性

相談は自分が信頼している、もしくは尊敬している、人生経験が豊富そうな人に対してしますよね。

誰だって大嫌いで自分のことを知りもしない、意見すら聞いてくれないような人間に相談しようなんて思わないはずです。

つまり、相談するという行為自体に「私はあなたを信頼しています」というメッセージが込められているのです。女性に頼られて嬉しくない男性はいません。

さらに、「他の人には言いづらくて」、と特別感を暗に意味するようなフレーズもつけると、男性は放っておけなくなります。

何気ないメッセージのやり取りを男性は面倒くさがる

メールを見てだるそうにする男性

元彼が復縁を望んでいない場合、あなたから突然「元気している?」との連絡は警戒すべきもの以外何ものでもありません。いきなり連絡が来るなんて、不自然過ぎます。

慎重な男性ならなおさら、手当たり次第に連絡しているんじゃないかなんて疑うかもしれません。

しかし、「あなたからの相談」となれば意味が変わり、途端に警戒心が薄れます。相談したいと言われて、無下に出来る人は少ないでしょう。相談する際に大事なポイントがあります。

抽象的な、あいまいな相談や質問はしないこと。例えば、「仕事のモチベーションがあがらないんだけど、どうしたら良いと思う?」と元彼に相談したとします。

相談を受けた側の気持ちを考えてみてください。大雑把すぎますし、答えるにしても一から説明しなければならないのか、と面倒に感じませんか。

当然、元彼にも「それぐらい自分で考えなよ」と、そんなこと知ったことじゃないと思われるのが関の山です。相談は具体的な内容で、という事を意識しましょう。

相談するときに相手を立てるような言葉を付け加えると、さらに良いです。

例えば、「あなたは仕事ができるし、柔軟に発想して対応できる人だから簡単な意見が欲しくて」と一言付け加えてみましょう。誰しも褒められて嬉しくないわけがありません。

その少しの気遣いで、元彼のあなたに対する印象もぐっと変わりますよ。

元彼にアドバイスを求める方が早いときもある

元彼に電話する女性

元彼はあなたの理解者であり、あなたの好みを見極められるデータベースと言っても間違いではありません。あなたのことを誰よりも近くで、客観的に見てきた異性なのです。

過去の恋愛であなたの良いところも悪いところも知る異性の意見は、新しい恋愛をするときにかなり貴重な情報となります。

新しい恋愛に踏み出すときにあなたの悪いところはどこか事前に知っていたなら、同じ間違いを犯す前に修正できますよね。
修正点を明確に知っているのは元彼です。

なので、元彼に相談することは自分の欠点を見直すチャンスともいえるのです。

相談をきっかけに復縁するケースもある

信頼関係の握手

復縁したいなら、復縁したい相手を相談相手に選ぶことは恋愛の鉄則です。別れていても、相談相手としてなら、連絡を取り続けていても不思議ではありませんよね。

相談をしたり、受けたりすることでお互いの必要性も再確認出来ます。相談は仲直りのきっかけになりやすいといえます。

また、友達や恋人などで危なっかしい人の世話をしているうちに、どんどん心の距離が縮まった経験はありませんか。相手のために「してあげる」と、親しくなりやすいものです。

相談にのるということも、当然相手のために「してあげる」ことですよね。

あなたのために元彼が時間を費やす、何かをしてあげることで、人間の心理として相手を好きだと錯覚することもあるかもしれません。

恋愛相談をきっかけに仲直りや、復縁することは十分考えられるのです。

相談しない方がよい理由

元彼が頼りがいない男性なら相談しても時間のムダ

ぼやけた時計

相談相手としてまず一番大切なことは、相手が頼りになるかどうか。頼りない人から良いアドバイスがもらえる事は少ないです。ただ、一言で頼りない男性といっても様々なタイプがありますよね。

例えば、見栄だけは一人前だが、基本的には自信がないタイプや自分の損得しか考えられず、他人の立場は考えられないタイプ。

また、自分の意見を言う、考えを伝えることが苦手で肝がすわっていないタイプ。

新しいことには挑戦しない安定最優先タイプなど。まだまだありますが、このような元彼は相談相手としては適さないということです。

まともな答えが返ってこないなら、相談するだけ正直時間の無駄です。それなら、元彼よりも友達に相談したほうがよほど得るものがあるでしょう。

いくら元彼があなたの恋愛グセをよく知る理解者なのだとしても、です。

元彼に未練があると面倒くさい

頭を抱える女性

あなたには未練がなくとも、元彼があなたに対して未練がある場合は相談しないほうが良いです。その場合は、元彼はなんでも良いから二人で会えるチャンスを探しています。

そんなときに、あなたから相談があるなんて連絡が来たら、元彼はどうにかして復縁しようと迫ってくるでしょう。まさに飛んで火に入る夏の虫状態。

チャンスを逃してなるものかと言わんばかりに自分の存在をアピールしてくるはずです。勿論あなたに嫌われては元も子もないので、あなたの相談も聞きつつでしょうが。

もし、あなたに復縁する気がないのなら、はっきりと言うか、そもそも相談しないほうが得策です。

相談をしたら元彼に関する悩みが加わって、さらに頭を悩ませることになることにもなりかねません。

未練がある男性の多くは元カノの思い出の物を大切にしていたり、新たな出会いも断るなど他の女性に興味がなかったり。また、元カノの近況をしつこく友達に聞いたりします。

このような行動を元彼がしていると知った場合、できるだけ元彼に相談しない方が身のためです。

友達以上の微妙な関係になりやすい

怪しい関係

相談したいと元彼に連絡して、そこから連絡の頻度が増えるのは当たり前です。メールや電話、もしくは会って話しもするでしょう。

そのままお互いに盛り上がって、付き合っていた頃と変わらないくらい仲良くなるかもしれません。ここに落とし穴があるのです。

当時と変わらない距離感に近づけば近づくほど、あなたのハードルは下がっていきます。言い換えれば、手を出される可能性が上がるのです。

男性と女性は根本的に異なり、元彼が男性である以上、女性に対する「性的な興味」はどうしても否定できません。

なので、いくらあなたが普通に会っていても、男性はふとしたきっかけで性的に意識し始めます。間違いが起きないようにするのはほぼ男性本人の努力で成り立つといってもいいくらいです。

特に、元彼からしたら、あなたは過去に自分が抱いた相手であり、他の見知らぬ女性より性的に意識しやすい存在でしょう。

元彼があなたに誠実でいたいと堅い意志がない限り、元彼の理性のタガが外れることは別に不思議なことではないのです。

元彼に相談することを考えたときのデメリットとしては、微妙な肉体関係になってしまう可能性もあげられます。

元彼への相談は特別な感情がないならOK

顔を背ける女性

いかがでしたでしょうか。別れた相手ですが、あなたの過去の恋愛や良いところ、悪いところも知る理解者であることには変わりありません。

お互いに特別な感情がないなら、元彼はとても良い相談相手でしょう。

しかし同時に、理解者である分、お互いの心の距離は近くなりやすく、あなたが望んでいない事態になる可能性も秘めています。

あなたが復縁を望んでいないのなら、元彼に相談するときは、本当に困ったときだけにしたほうが無難でしょう。

ABOUTこの記事をかいた人

はじめまして、今回の記事を担当しているSYMPLY編集部です。 SYMPLYは、主に10代後半~20代後半の女性向けに恋愛記事を提供しています。 編集部は主婦や恋愛経験豊富な女子大生、恋愛心理カウンセラーの方々などで構成されています。 みなさんの恋愛の手助けができるサイト作りを目指しているので、よろしくお願いします。