元彼への『未練』と『執着』の違いとは?
別れた元彼のことを思い出すと、まだまだ苦しく切ない気持ちになることってありますよね。「好き」という気持ちが消えるどころか、元彼を想うとどんどん気持ちが増してくることもあるでしょう。
元彼への未練かと思っていたら、いつの間にか恋愛感情よりも執着心が強くなっていることもよくある話です。今回は、「純粋な恋心の未練」と「自己中心的な執着」の違いについて説明します。
元彼をなかなか忘れられずに苦しんでいる人は、それが未練なのか執着なのか、一度考えてみましょう。自分では気付かないうちに執着している場合もあるので参考にして下さいね!
元彼に未練がある状態とは?
元彼のことが純粋にまだ好き
元彼に未練がある状態とは、「まだ純粋に元彼が好き」という状態のことを言います。どんなにひどい振られ方をしていても、「でも優しいところがあるの」友達から庇うような感じです。
このタイプの人は、よく言えば一途なのですが、悪く言えば恋愛フィルターで盲目になっています。浮気されても「私が彼に構えなかったから悪かった」と反省するようなタイプです。
会えなくなった今でも元彼が好き。会いたい気持ちがある。恋しい。元彼のことを悪く思うでもなく、嫌うでもなく、ただ彼が好きという気持ちでいっぱいの状態です。
未練があると、どうしても次の恋には行けません。無理やり気持ちを切り替えようとすればするほど、元彼を思い出すからです。結局「やっぱり元彼が…」となるので無理をしない方が賢明です。
ふとした瞬間に思い出す
元彼へ未練があると、ふとした瞬間に楽しかったころを思い出してしまいます。別に元彼の話が出たわけでも、街で見かけたわけでもないのに何となく思い出したことはないでしょうか?
例えばクリスマスやバレンタインなど、イベント時に思い出す人は多いです。「去年の今頃は、どこのホテルに泊まるか一緒にはしゃいだな…」と彼がいた頃と、今を比べてしまいます。
イベントシーズンではなかったにしても、彼とよく聞いていた音楽や彼の付けていた香水が偶然あると思い出します。急に彼が恋しくなって、まだ好きだったことを自覚することもあるでしょう。
一度自分の未練を意識してしまうと大変です。「もう忘れなくては…」「今更どうにもできない…」と分かっています。でも、自分の気持ちに蓋を出来ない人がほとんどです。
元彼以上の存在に出会えていない
元彼へ未練がある状態とは、元彼以上に好きな人が出来ていない状態です。彼以上の人に巡り合えていないともいえるでしょう。出会いがあったとしても、どうしても元彼と比べてしまいます。
相手に悪い所があれば、「彼はこんなこと言わなかった」「彼なら…」と比べ、やはり彼が良いとなるでしょう。しかし、もしも相手に悪いことが無かったら?それでも答えは一緒です。
「彼と同じことを言った」「彼もこうだったな」と結局は彼を思い出し、彼と同じところを見つけてしまいます。相手を気に入ったように見えて、これでは元彼を追いかけていることと変わりません。
元彼とは違う。元彼よりも素敵な人だと思わなければなりません。元彼に未練がある人は、そう思える人にまだ出会っていないと言えるでしょう。
元彼に執着がある状態とは?
見返したい
元彼に未練ではなく執着がある状態とは、「見返したい」など彼への意地がある場合です。例えば、付き合っていた彼が他の女性に乗り換えたとしましょう。すごくショックな出来事ですよね。
ここで、未練がある人なら「彼に戻ってきて欲しい」「私はまだ彼が好き」というように、彼に恋をした状態です。しかし、未練ではなく執着を持っている人は根本的に違います。
私よりも他の女を選ぶなんて許せない。絶対に私を選ばせてやる。私が振られたなんて受けいれられない。あの女より良かったと後悔させてやるなど、自己中心的な見栄がほとんどです。
元彼を見返すために、自分磨きを頑張ってプラスの方向に向かうなら良いでしょう。しかし、相手に自分を振ったことを後悔させるためになど後ろ向きな理由ならやめましょう。
ネガティブな思考で目標を作っても、魅力的でもなんでもありません。執着しても「しつこい」「怖い」と嫌われるだけですので、固執しないように気をつけて下さい。
ムキになっている
元彼へ執着心がある場合、もう恋愛感情は無いという場合がほとんどです。恋愛感情が無いのなら執着しなくても良いのでは?と思う人もいるでしょうが、そう簡単な話ではありません。
私の存在が彼から消えることが我慢ならない。私以外の人と恋愛をするなんてなど、自分のプライドにかけての執着は持っても損をするだけです。執着を知った人は引いてしまいます。
もしかすると元彼にあなたの様子が伝わるかもしれません。そうなるとますます、「やっぱ別れておいて良かった」と自分の判断は正しかったと後悔どころかスッキリさせてしまいます。
恋愛は、ムキになってしまっても意味がありません。未練のように、まだ彼に恋をしていてどうしても頭から離れることができないというなら良いです。でも、恋愛感情が無いのならやめましょう。
恋愛感情が無いのにムキになって、彼を困らせても何の得にもなりません。それよりも、恋愛感情を他に向けて下さい。好きでもない人に時間を使うことほどムダなことはありませんよ。
常に元彼の存在が頭にある
ずっと忘れられない恋人だと思っていたら、実は未練ではなく執着だったということがあります。未練と執着は、見分け方が難しく自分でも自覚のないまま執着になっていることも多いです。
見分け方としては、「常に元彼の存在が頭にあり、こだわっているかどうか」です。例えば、彼との思い出の場所を通った時に、ふと懐かしくなり恋しくなる。これは執着ではありません。
ただ思い出のことを思い出しただけなのでセーフです。しかし、思い出の場所はもちろん、家でも職場でも、何でも彼に繋げて考えるのは「彼に執着をしている」と言えます。
別に「見返してやる!」「納得いかない!」と彼に悪い感情を持っていなかったとしても四六時中考えていること自体が執着です。彼に執着しすぎると、周囲の人も離れていきます。
少し辛いかもしれませんが、運動をしたり他のコミュニティに入ったりして、彼を忘れる時間を減らしましょう。執着しすぎると突き詰めすぎて嫌われますので注意して下さいね。
過去の自分の言動に後悔がある
もしも別れた原因が、あなたの言動にあったなど後悔が残っているのなら執着になる場合が多いです。「あれを言わなければ…」「こうしなければ…」と繰り返し自分を責めるでしょう。
自分を責めて反省をした後は、「誤解を解きたい」「あれは本心じゃないと言いたい」と思うでしょう。そこから、彼への会いたい攻撃や、電話、LINEなど頻繁にして嫌われる要因になります。
もしかしたら1度くらいは話を聞いてくれるかもしれません。誤解も解けるかもしれません。しかし、誤解が解けても復縁しない場合も多いです。もはやそれはきっかけにしかすぎないのです。
それを、「もう一度付き合ったら二度としない」「もう一度チャンスが欲しい」と粘るのは執着以外の何ものでもありません。自分に非があることをやり直したいというエゴになってしまいます。
未練は彼への純粋な気持ちから
元彼への未練と執着の違いについてまとめましたが、いかがだったでしょうか?一見、元彼についてずっと思っているという共通点があるので、同じように健気だと思っていませんでしたか?
未練はただ純粋に彼のことが忘れられず、今でもまだ好きな状態を指します。しかし、執着は「自分が納得したい」「私以外と付き合うのは許せない」など自己中心的な理由になります。
もしも今、忘れられない恋人がいるという場合は、未練なのか執着なのか、今一度よく考えてみて下さいね!