プラトニックな恋愛はあり?なし?
「プラトニック」という言葉を聞いたことはありますか?肉体関係を持たない、精神的な恋愛という意味です。
いわゆる「純愛」です。「プラトニック」の語源は「プラトン的な」という意味で、古代ギリシャ時代の哲学者プラトンの名前が由来となっています。
よく比較されるのが「ストイック」という言葉です。プラトニックは「精神的」なもので、ストイックとは「禁欲的」なものです。
「どちらか一方が身体を求めていて、相手は拒否している状態」はストイック状態です。プラトニックな状態とは、お互いの気持ちと心が通じ合っていることが大前提です。
そして、お互いに肉体関係を持たないことを理解し合っているのです。ここまで聞くと、現代では死語のように思えますよね。
ですが、結婚するまで処女宣言をしたセレブもいます。ブリトニーやビヨンセ、ジェシカシンプソンなどです。
特にジェシカシンプソンは、本当に一切肉体関係を持たず結婚したと言われています。純愛を貫いたなんて素敵ですよね。
ここでは、そんなプラトニックな恋愛のありなしについて紹介します。
ありの理由
誠実さが伝わる
中学生ぐらいの頃、好きな人のことを考えるだけで幸せだった記憶はありませんか?ただ純粋に好きだという気持ちです。
しかし身体が成長して大人になるにつれ、様々な欲求が出てきます。性欲や支配欲などです。
特に性欲は人間の三大欲求のひとつでもあるので、我慢することが難しいです。ですがここでお互いに性欲を我慢できる、というのがポイントです。
我慢、というよりも結婚するまではしたくないという気持ちの人もいるでしょう。身体目当ての人と比べて、あなたのことを大事に思ってくれているのが伝わりますね。
自分の欲求を理性で抑えることができるので、浮気もしなさそうです。「肉体関係だけ持ってから別れよう」と考える男性も存在する中、誠実さが伝わってきます。
安心感がある
恋愛のペースは人それぞれです。初めから肉体関係をガツガツ迫られると、怖いと感じる人もいます。
中には恋愛でトラウマを抱えていたり、身体にコンプレックスを持っている人もいます。ゆっくり内面を知っていきたい人も多いです。
すぐに肉体関係を持つ女性より、多少ガードの固い方が好ましいですよね。また肉体関係を持った途端、態度が冷たくなるようなひどい男性も存在します。
身体が目当てなら、風俗というシステムを利用すれば良いのです。「彼に我慢させてばかりも悪いし…」と考えるのはやめましょう。
プラトニックな関係を保つことで、本命であるという安心感が生まれます。一度肉体関係を持ってしまったら、なかなかプラトニックな関係には戻れません。
精神的なつながりでないと長続きしない
アンケートによると、社会人の経験人数は3人未満が53%となっています。4~6人が20%、経験なしが9%です。
中にはたくさんの男性とお付き合いをして、肉体関係を持ってきた人もいるでしょう。しかし結局、結婚まで至っていないのではないでしょうか。
「身体の相性も大事」だと、どや顔で語っている男性もいます。ですがいくら身体の相性がよくても、いつか性欲は枯れます。
精神的なつながりでないと、長続きしないのです。身体の相性ばかり重視している男性は、未来を見ていません。
今さえ気持ち良ければ良いのです。また「結婚したい」と男性が思うのは、肉体関係を行っている最中ではありません。
居心地の良さや性格や価値観が一致しているかどうか、料理の腕前などを見たときです。プラトニックな恋愛の方が、結婚につながることが多いです。
中には「プラトニック不倫」という恋愛の形も存在します。肉体関係を持ってしまうと、社会的に不倫として認められてしまいます。
ですが肉体関係がない分、純粋にドキドキ感だけを楽しむことができます。もちろん、不倫は一般的に推奨されるものではないです。
好きな人に合わせたい
プラトニックな恋愛がアリ派の意見として「相手が望むから」というものがあります。プラトニックかどうかは「好き」だという気持ちに関係ないのです。
好きな彼がプラトニックな恋愛を望むなら、合わせればいいという考え方です。稀ですがクリスチャンなど宗教上の理由で、婚前交渉ができない人もいます。
結婚するまでしたくないという考え方の人もいます。学生で、万が一妊娠しても経済力がないから不安を持っていたり…。
相手が望んでいないのに、無理に肉体関係を持っても別れの原因になってしまいます。逆にここで自分の欲望を抑えることができれば、強固な信頼関係が結べます。
相手のことを想い合うことこそが、本当の愛なのではないでしょうか。
なしの理由
スキンシップをとりたい
プラトニックな関係とは、キスやハグもしないことだという考え方があります。キスは肉体関係を誘発しやすいからです。
ですが中にはキスやハグまでなら、しても良いという人もいます。どちらにしても「肉体関係を持つ」ことは、一線を越えているとされています。
肉体関係を持つということは、単に性欲を満たすことだけではありません。特に女性は、好きな人とくっつくことで安らぎを感じることが多いです。
スキンシップを取りたいという気持ちは、好きな人なら余計に持つものではないでしょうか。ただ、機能障害等で性欲のない男性がいるということも知っておきましょう。
愛情を感じられない
好きだから身体の関係がなくても満足できる人もいます。ですが、好きだからこそ身体の触れ合いを求める人もいるのです。
もちろん、どちらの考え方が正しいとか間違っているとかはありません。価値観によるのです。
付き合う前は、肉体関係を持つなんて想像すらしない場合もあります。しかしお付き合いが始まると、愛情表現のひとつとして肉体関係が大切になるのです。
ただ、恋愛感情がなくても肉体関係を持つことができます。肉体関係を持つ前と、持った後の態度の変化もチェックしておきましょうね。
信じられない
戦前や戦後すぐとは違い、現代では結婚前に婚前交渉を行うカップルがほとんどです。男性だけではなく女性にも性欲がある、というのも良く知られた知識です。
そんな中、プラトニックな関係なんて信じられますか?肉体関係を望まない男性なんているのでしょうか。
たとえ自分とはプラトニックな関係でも、他に肉体関係のみの女性がいるかもしれません。
本当に自分のことを好きでいてくれているのか、疑ってしまう人もいるでしょう。肉体関係がないと、言葉のみを信用することになります。
プラトニックな恋愛も珍しくない
純粋な「好き」という気持ちは、大人になるにつれて失われてしまいます。性欲など、様々な欲求が出てくるからです。
プラトニックな恋愛とは、純愛という意味です。アリという人の意見としては「大事に思ってくれているのが伝わるから」というものがあります。
初めから肉体関係を迫られると、身体だけが目的かと思ってしまいます。怖いと感じる人もいます。
ゆっくり内面を知ることで、精神的につながることができるのです。肉体的よりも、精神的につながりを持った方が長続きします。
たくさんの男性と肉体関係を持っている女性よりも、結婚できる可能性も高いと言われています。ナシという人の意見としては「信じられない」というものがあります。
性欲のない男性は少ないですし、本当に好きでいてくれているか不安になるのです。好きだからこそスキンシップを取りたいという考え方もあります。
好きだからこそ、結婚するまでは貞操を守りたいという考え方もあります。どちらの考え方も間違いではありません。
価値観の違いによるものです。お互いのことを想い合うことこそ、本当の愛なのです。