好きな人と出会ってから、やっとの思いで付き合い始めたとしても、わずか数ヶ月で別れを迎えてしまう人がいます。
それはまるで、ドラマの1クールのように、短い間に同じような恋愛を繰り返してしまうのです。何も分からない10代の学生同士の恋愛や、遊びと割り切っている関係ならまだ良いのです。
しかし、成人を過ぎた大の大人が、いつまで経っても満たされない恋愛を繰り返してしまうようでは、少々問題があります。そんな恋愛をしていたら、本当の幸せにはなかなか辿り着けません。
本気で挑んだ恋愛が、また不本意に終わりを迎えてしまわないように、過去の恋愛の失敗から学んで、次の恋愛に生かしましょう!
そのためにも、恋愛の痛手に直視する必要があります。そもそも、どうして恋愛が長く続かないのでしょうか?その原因を探ってみましょう。
恋愛が長続きしない原因とは?
勢いで付き合う
合コンで出会った男性と、その場のノリで付き合ってしまう・・・。ゲレンデで出会った男性が異様にカッコ良く見えて、付き合ってみたのだけど・・・。
非日常のイベントでは、いつも以上に男性がカッコ良く見えてしまうものです。
その場の雰囲気に流されて、一瞬の感情に惑わされて、勢いだけで付き合ってしまうと後になってから気が付くことになります。「アレッ、なんか違う・・・」と。
時間が経って冷静になると、ありのままの相手の姿が見えてきます。ドキドキとした緊張感で隠されていた部分が、目の前にドンと現れるのです。
「彼はこんな人だったんだ。もしかして、性格が合わないかも・・・」と、夢から覚めてしまいます。そうすると、「こんな筈じゃなかった!」と、別れを決断することになってしまうのです。
ステータスに惹かれて付き合う
相手のことを好きになって付き合い始めるのが、恋愛の本来の姿です。しかし、中には世間体の為に、そんなに好きでもない人と付き合ってしまう人もいます。
「背が高くて、学歴もあって・・・」等の外見的な要素だけに惹かれて付き合ったら、次第に心がついていかなくなります。恋愛を楽しく続けるには、内面的な充足感が必要なのです。
愛する気持ちが伴っていなければ、一緒にいても満たされません。相手を尊敬する心だとか、一緒にいて心地良いだとか、プラスの思いがないと関係を続けるのがキツくなってしまいます。
「彼氏がいないと恥ずかしいから」の理由や、相手のスペックだけを重視した付き合いでは、いずれイヤになってしまいます。
恋愛に限らず、周囲の目だけを気にしていたのでは、いつまで経っても本当の幸せなんて掴めないのです。
障害が大きい
「お互いに愛する気持ちがあれば、何でも乗り越えられる」と信じたいものです。逆に言えば、何にでも乗り越えられたのなら、2人の愛は本物と言えます。
障害というのは、2人の愛が本物かどうかの指標になるのです。だからと言って、あまりにも障害が大きいのでは、愛する気持ちも萎えてしまいます。
実際に、物理的に2人の距離が離れてしまえば、会える頻度も少なくなって、熱烈に抱いていた気持ちも薄れてしまうものです。「遠くの親戚より近くの他人」とは良く言ったものです。
近くに寂しさを埋めてくれる人が現れれば、気持ちがそっちに向かってしまうのは無理もありません。恋愛では、心身共に寄り添うことが大切です。
障害が大きいほど恋は燃え上がるのも事実ですが、2人を取り巻く環境が悪ければ、上手くいくものもいかなくなってしまうのです。
自己中心的
良い恋愛関係を続けるには、2人で歩幅を合わせることが大切です。一方だけが速く歩いてしまったり、遅くなってしまえば、当然バランスを崩してつまずいてしまいます。
2人が同じ位の熱量で向き合わないと、対等でフェアな関係は築けません。どちらかの一方的な思いだけで始めた恋愛や、愛する気持ちが重過ぎれば、もう片方が疲れてしまいます。
必要以上に相手を束縛したり、相手を振り回すような恋愛は、いずれ息苦しくなってしまうのです。
相手の気持ちを考えないで、自己中心的な感情や欲求を求めていたのでは、相手が面倒くさくなってしまいます。片一方だけが満たされる恋愛は、長くは続けられないのです。
受け身
基本的に、恋愛において女性は受け身です。男性からの熱烈な恋のアプローチは嬉しいですし、そうやって始まった恋愛が、この世の中には多くあります。
そして、相手からの熱烈な思いで始まった恋愛というのは、こちらが優位に立ちやすいです。相手が何でも言うことを聞いてくれるのではないかと、錯覚してしまいがちです。
恋愛は、先に惚れたもん負けな部分がありますから、先に好きになった方が相手に対して一生懸命に努力をします。
しかし、相手からの愛情に胡坐をかいて、環境や立場に甘えて与えてもらってばかりの恋愛では、相手の情熱も失せてしまいます。
恋愛は求めるだけでもダメですし、尽くすだけでもダメなのです。両方のバランスが大切です。愛をもらうばかりでなくて、相手に無償の愛を注ぐことを覚えましょう。
別れに抵抗がない
心底好きになった相手であれば、2人の間に何かトラブルが生じても、何とか解決をして、関係を維持しようと努力するものです。
「この人じゃなきゃダメだ!」という相手に対しては、ちょっとやそっとのことで簡単に別れを選ぶことをしないでしょう。
しかし、「この人と別れても、またすぐに誰かと付き合える」という、甘い考えを持っている人もいます。
「自分はモテる」という、心の余裕が裏目に出てしまい、ほんの少しのことで簡単に別れてしまうのです。
他の誰かとすぐに付き合えるので、別れることに抵抗がありません。その関係に執着する必要がないのです。モテ過ぎるも考え物です。何よりも忍耐力がつきません。
恋愛経験が豊富だからといって、幸せとは限らないのです。
言いたいことが言えない
恋愛は、相手に尽くすことが美徳みたいなところがあります。それが本当に相手のためになっていて、自分もプラスであれば問題はありません。
しかし、尽くすことが義務になってしまって、イヤイヤ行っているのであれば、ストレスも溜まって、いずれ爆発してしまいます。
「自分だけが我慢すれば良い」と犠牲的になってしまっては、本当の幸せには出会えません。
尽くすことの最大の注意点は、相手のためにしているようで、実は相手のためになっていない場合もあるというところです。
言いなりになって、必要以上に何でもしてあげたら、相手がダメになってしまいます。相手も自分も苦しくならないように、考えや意見を相手に伝えましょう。
長続きしない恋愛には理由が隠れている
いかがでしたか?恋愛が長続きしない原因は色々とありますが、どんな恋愛もムダなことはひとつもありません。全て未来の幸せのための良い勉強になるのです。
恋愛は、精神的に自立した男女が対等な形で付き合うことで、良い関係が築けます。ある程度の自信が必要なのです。恋愛だけに限りません。
友だちや親子など全ての関係性において、適切な距離感とバランス感覚が身に付けましょう。「どこにいても、誰と関わっても、幸せになれる自分」と出会えるのです。
より密接な人間関係を学べるのが恋愛です。失敗から学んで、本当の幸せを掴みましょう!