夫婦がともに暮らしていく結婚生活。結婚生活には、実は話し合いがとても大切なんです。
いくら愛し合っていても、元々全然違う環境で生まれ育ってきた二人。共同生活をしていくうえで、意見に差が生まれます。それを解決するためには絶対話し合いが必要になるんですね。
結婚前にも後にも、話し合いが大切な8つの理由を、解説します。
結婚前も後も話し合いが大切な8つの理由とは?
どちらがどれだけの財布を握るか
結婚前は別々だった財布が、結婚後は夫婦で共有のものになります。財布をどう管理するか、結婚前や後に話し合うことはとても重要なことです。
結婚すると財産は合算され半分になると考えるのが一般的ですが、最近は結婚しても財布は別々という夫婦も増えています。
お互いの趣味を認めて、自分が稼いだ分から好きにお金を使っていい夫婦もいます。
一方で、夫の給料も妻の給料も合算して同じ財布に入れ、そのなかから小遣い制という夫婦もいますよね。その場合は、お互いが自由に使えるお金の上限が毎月決まってしまいます。
お小遣い制は毎月自由に使えるお金は減ってしまいますが、その分貯金が確実に溜まります。将来子供を育てる資金にもなるでしょう。
どちらが財布の主導権を握るか、お小遣い制にするのか自由にするのか。結婚前にあらかじめ決めておくと、結婚後のギャップが無くておすすめです。
子供をいつ何人育てるか
子供をいつ作り、何人育てていくのか。出産計画により、ライフスタイルも変わってきます。だからこそ、事前に話し合っておくことが重要です。
子供を育てずに二人で生きていくことを選択するカップルもいます。家のローンを返すためには、一人だけ作りたいという夫婦もいます。
子供を育てて、高校・大学と費用負担をしていくためには、ある程度のまとまったお金が必要になります。事前に、いつ頃何人くらい子供を作りたいと思っているのか話し合っておきましょう。
最近は様々な環境から、なかなか子供ができない夫婦も増えています。子供が欲しければ、早めに子作りをスタートさせるのが堅実です。
家のローンの返済のためには、子供を作りすぎても家計が苦しくなるパターンもあります。
夫婦の財産事情も考えて、計画的に子供を作る必要があるのです。
マイホームは持つか
結婚したあと、マイホームを持つのか、賃貸で暮らすのか。住宅に対してどう考えているのかも確認し話し合っておいたほうが良い項目です。
マイホームを持つと言うことは、とても莫大なお金がかかることです。即金で払えるお金があれば良いのですが、一般的にはローンを組んで毎月返済していくことになるでしょう。
給与の中から毎月決まった額を長期間返していくわけですから、安定した仕事についている必要があります。
マイホームを持つのは、想像以上に大変なことなのです。
しかし賃貸で毎月家賃を払うことを考えれば、マイホームのほうがメリットが大きいという考えもあります。賃貸は自分のモノになりませんが、マイホームは完済すれば自分のものです。
住宅に関してどう意見を持っているのかを話し合っておくことは、のちのち喧嘩になることも避けられるのでおすすめです。
家事は何をどれだけ分担するか
共働きの夫婦が増えていますので、家事分担をどうするのか、ということも結婚生活で重要なファクターです。
仕事のある日に帰ってきて、家事もこなすというのは、想像以上に大変なことです。どちらかに負荷がかかってしまうと、喧嘩やすれ違いの原因にもなります。
結婚前や結婚した後も、定期的に話し合うことをおすすめします。曜日ごとに分担を決めたり、項目ごとに分担を決めたり、分担の仕方は夫婦のやりやすい方法で良いです。
どちらかに偏りすぎず、ある程度分担しあうのが理想です。
平日は妻が料理を作る代わりに、土日は夫が作る、というのもいいかもしれません。また、料理は妻がやり、ゴミ出し・皿の片づけを夫がやるという分担も良いかもしれませんね。
家事に協力的な夫が理想的ですね。
親戚付き合いにどれだけ力を入れるか
親戚付き合いを面倒に感じてしまう女性も多いかもしれません。だからこそ、事前に彼の親戚付き合いの度合いがどのくらいなのかチェックしておくことは重要です。
親戚と会うのは年末年始やお盆だけなのか、それとも月一など頻繁に会っているのか。頻度が多いとあなたも疲れてしまうかも知れませんね。
小さい頃から知っている仲の自分の親戚と違い、急に増える結婚相手の親戚は、どうしても気を遣ってしまいます。あまり頻度が多いと、気を遣って疲れてしまいますよね。
もし彼の親戚付き合いの頻度があまりに多いのであれば、結婚後は少し減らすようお願いするのも良いでしょう。正直に彼に気疲れしてしまうことを伝えてみましょう。
逆に、あなたの親戚付き合いの頻度が多ければ、もしかしたら彼が負担に思うかもしれません。結婚前や後に、良く話し合って、彼の気持ちを聞いておくことをおすすめします。
不満はないか
結婚する前、そして結婚してからも重要なのは、定期的にお互いに不満がないかどうかを確認することです。
共働きで忙しかったり、子育てに追われていたりすると、話し合いをする機会が少なくなります。そういうときこそ敢えて、話し合うことが重要になります。
「こういうところが不満」ということを相手に伝えないままでいると、不満は心の中に蓄積されていってしまいます。不満を伝えないまま貯めて、爆発してしまうことは避けたいですよね。
おすすめなのは、まず彼に「私に不満に思ってることがあれば何でも言ってみて」と言うことです。まず彼の不満を聞き、受け入れ、そのあと自分も彼への不満を話してみましょう。
お互いが歩み寄り、より良い結婚生活を築いていくために、不満を確認しあう話し合いが重要です。
寂しい気持ちはないか
生活リズムが違ったり、どちらかが忙しかったりすると、「寂しい」と感じてしまうことありますよね。寂しい気持ちを伝え、話し合うことも、うまく結婚生活を送るために重要なことです。
不満な気持ちと同様に、寂しい気持ちも伝えないままだと、どんどん蓄積されていってしまいます。
寂しさを埋めるために、たくさん食べてしまったり服を買ってしまったり、変な方向に走ってしまう危険性もあります。貯めこまずに、まずは話し合ってみましょう。
すぐに生活リズムを変えることは難しいかもしれません。しかし寂しい気持ちを理解してくれることで、言葉で寂しさをフォローすることができます。
帰りが遅くなる時に「今日も遅くなるよ。いつもごめんね」と謝罪の言葉が一言あるだけで、心は満たされるものです。
いくら仲が良くても、伝えなければ人の気持ちはなかなか伝わりません。寂しい気持ちは、爆発する前にちゃんと伝えましょう。
愛し合っているか
「愛している」という言葉を伝えるのが苦手な男性は多いですが、女性は「愛している」と言われたいものです。
結婚生活を潤滑に進めるためにも、お互いへの愛情は伝えるようにしましょう。
「愛されている感」が女性を幸福にします。もし言葉で「愛している」と伝えるのが苦手な夫婦は、行動で愛情表現をしましょう。
寂しい気持ちと同様に、愛されていることに自信がなくなってしまうと、どんどん人間は疑心暗鬼になってしまいます。気持ちをため込む前に、彼に話してみましょう。
忙しくても、忙しさを理由にスキンシップを絶ってはいけません。お互いへの愛情表現を示すために、抱きしめたり、口づけをしたり、積極的にコミュニケーションを取りましょう。
相手から愛されている幸福感があれば、仕事や家事を頑張る活力にもつながります。
結婚に話し合いは欠かせない
愛し合っているから何も言葉は要らない…というのは幻想です。愛し合っていても、言葉で伝えないと伝わらないのです。
幸せな結婚生活を保つためには、不満や寂しさが募ってしまう前に、話し合うことが大事です。定期的に話し合える状況を作り、お互いの気持ちを確認しあうこと。
話し合いを定期的に持っている夫婦は、付き合いが長くても仲の良い夫婦でいることができます。
夕飯時に定期的に確認するのも良いかもしれません。日頃から話し合いできる環境づくりを整えましょう。