病気を持っている人は、結婚を諦めないといけないなんて思っていませんか?もちろん病気と結婚は切り離して考えることはできません。
病気は完治するまでずっと付き合っていくものです。そして結婚することとは、自分の病気を相手にも背負ってもらうことになります。
でも病気は結婚を諦める理由にはなりません。好きな人がいて結婚したいと思うのであれば、病気と結婚についてもう一度向き合って考えてみましょう。
今回は病気でも結婚したい人が考えたい4つのことを紹介していきます。
病気でも結婚したい人が考えたい4つのことは?
病状は結婚生活にどんな影響を与えるのか
あなたが抱えている病気は、結婚生活にどんな影響を与えるのか考えてみましょう。そしてパートナーにどれほどの負担があるのかも考えてみてください。
パートナーの理解が必要
どんな病気であってもパートナーの理解は必要となります。しかし頭で理解していても、実際に結婚生活が始まると想像とは違うこともあるでしょう。
身体的な病気なのか、精神的な病気なのか。それにより相手に必ず理解しておいてほしいことは、どのようなことなのか。
病気そのものの理解ではなく、病気によって出る結婚生活の障害を理解してもらう必要があります。病状と結婚生活への影響を明確にしておきましょう。
パートナーの看護が必要
理解だけではなく、パートナーの看護が必要となる場合もあります。自宅療養でも入院でも、一人では生活が難しい病状の人もいるでしょう。
そうなると結婚生活に与える影響も大きくなります。どれだけの看護が必要になるのか、またどこまでなら一人でも生活できるのかを考えておく必要があるでしょう。
看護するにあたり、両親の援助が必要となるのか。完全に自分たちだけで生活していくのかも大きな問題です。看護が必要な場合は、両親にも相談しておくと良いです。
結婚後に仕事や家事育児がどの程度できるのかも、明確にしておいてください。
仲良く添い遂げられるのか
結婚とは、一生一緒に添い遂げることです。困難なことにも二人で一丸となって、立ち向かうことのできる人が夫婦になるのです。
あなたと彼は、病気という困難に負けずに仲良く添い遂げる自信があるでしょうか。二人の絆を今一度考えてみましょう。
- 信頼関係ができていないのであれば、病気の妻を支えるのは難しいかもしれません。
- 深い絆がないのであれば、病気の妻を負担に感じてしまうかもしれません。
- 喧嘩ばかりであれば、病気の中で仲良く添い遂げることはできないかもしれません。
病気という困難に二人で向き合い、仲良く添い遂げられるのか。今の自分と相手との関係を考えてみましょう。
子供はつくれるのか
結婚をすれば、子供をつくるというのが当たり前だと思っている人もいるでしょう。しかし病気によっては、子供が望めない人もいます。
あなたの病気は、今後子供をつくることは可能なのでしょうか。もし子供が望めない場合、相手はそれを受け入れてくれるでしょうか。
子供のことを知らずに結婚してしまうと、子供を当たり前のように考えていた男性に衝撃を与えてしまいます。黙って結婚することは二人にとって良いことではありません。
夫婦になり、家族になっていくのが結婚です。本物の家族になるために、あなたが病気で諦めなければいけないことは知り伝えておく必要があるでしょう。
治療の金銭的負担はどの程度か
病気をしていると、どうしても治療に費用がかかってしまいます。治療にかかる費用は、病状によっても大きく異なるでしょう。
今は自分で負担していたり、両親に援助してもらっているかもしれません。しかし、結婚すれば、今度はパートナーの負担にもなるものです。
もし自分でも働けるのであれば良いですが、病気で働けない場合は特に金銭的な負担が大きくなります。これは結婚前に明確にしておく重要な問題です。
今自分が病気の治療に払える費用はどの程度なのか。結婚したら相手の費用負担はどれほどになるのか。計算をして家計について真剣に考えてみてください。
好きな彼と結婚したいときは?
病気は早い段階で伝える
彼のことを好きであればあるほど、病気のことを伝えるのは勇気がいることでしょう。彼を失ってしまうことが怖くて言い出せないのです。
しかし、伝えるのが遅くなることには、デメリットしかありません。先延ばしにすればするほど、自分も相手も傷つく結果になってしまうのです。
付き合って数ヶ月で病気であることを告げた場合。彼は信頼して話してくれたことを嬉しく思うでしょう。そしてあなたの病気をサポートし支えていくことを誓うはずです。
付き合っていく中で、病気であることも含めてあなたを好きになってくれます。絆も信頼関係も深まっていくでしょう。そして結婚も決意してくれるのです。
しかし、付き合って数年たってから病気であることを告げた場合。ずっと隠されて嘘をつかれていたことに悲しくなります。自分が信頼されていなかったことに傷ついてしまうのです。
今までの付き合いは何だったのか疑問を感じ、裏切られたような気持ちになります。信頼関係は崩れ、結婚する意思もなくなるでしょう。
病気そのものが原因になるのではなく、隠されていたことが原因になり破局してしまうこともあります。だからこそ勇気を出して早い段階で告げることをおすすめします。
病気の重大さを理解したうえで伝える
病気であることを伝える時には、曖昧な表現を使わないようにしましょう。病名や症状なども具体的に明確に伝えてください。
そのためにも、まずは自分自身が病気のことを完全に理解しましょう。あなたがわからずに不安で怯えて伝えてしまっては、彼は必要以上に不安になってしまいます。
「多分」という表現は避けて、「必ず」という明確で自信のある言い方で伝えてください。そうすることで彼はまっすぐに言葉を受け止めることができます。
例えば「腫瘍があるけど、多分大丈夫だと思う」と言い方をすると、何がどう大丈夫なのかわかりません。大丈夫ではないことも想像して不安になるでしょう。
「腫瘍はあるけど、必ず完治するものだから大丈夫」
「腫瘍が悪化してしまうと入院が必要」
「腫瘍が広がると手術すらできない状態になってしまう」
何がどう大丈夫なのか。または大丈夫ではない場合もあるのか。それを明確に理解した上で、相手に伝えることを心がけてください。
断られる覚悟をする
好きな人との結婚を諦めなくないから打ち明けることを決断します。そこには彼への強い想いや結婚への憧れもあるのでしょう。どうにか受け入れてほしいと願って伝えますよね。
しかし全てを期待して打ち明けてはいけません。もちろん病気になったのはあなたのせいでも彼のせいでもありません。強いて言うのであれば、運命の一つとしか言えません。
それでも病気であることは事実です。病気であることが結婚を断る原因になることも否定はできません。期待ではなく、必要なのは覚悟です。
病気であることで結婚できなくなる覚悟をして打ち明けましょう。
もし断られた場合、もちろん悲しいです。しばらくは落ち込み、病気になったことを憎むでしょう。でも彼は病気であるあなたを受け入れることができなかったのです。
これはあなたと彼が運命の人ではなかったということです。絶対にあなたの病気を含めて受け入れてくれる人はいます。病気であることを障害に感じない人もいます。
そんな運命の男性と出会えるまで、もうひと踏ん張りしてみましょう。
結婚を考えている男性には早いうちに病気を打ち明ける
病気になってしまうと、自分に自信がなくなります。失うものも多くなり不安な毎日を過ごすことも多いでしょう。
しかし、病気になったからといって、行動する前に諦める癖をつけないでください。好きな人だからこそ、自分の抱えていることを話してみてください。
まずは自分の頭の中で整理して、勇気をもって告白しましょう。病気と向き合いながら、素敵な結婚生活を送れるように努力してくださいね。