結婚前に同棲する意味とは?メリット・デメリットを紹介
「結婚前に同棲するべきか」ということは、とても大きな問題です。同棲しておきたい気持ちはあるけれど、同棲することへの不安もあるでしょう。
実際に、同棲をすることで別れてしまうカップルも多くいます。しかし同棲で別れるカップルであれば、結婚しても上手くいかなかったかもしれないですよね。
相手の本質を知る上で、同棲とは必要なことなのでしょうか。それとも結婚前に同棲をすることは、無意味なことなのでしょうか。
今回は、結婚前に同棲するメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。同棲について悩んでいる人は参考にしてくださいね。
同棲のメリット
一緒に暮らしてわかることが多い
同棲することで、結婚後のギャップを減らすことができます。お試し期間として、相手のことを深く知ることができるのです。
どんなに長く交際をしていても、一緒に生活をしないとわからないことが多くあります。
- お金の使い方
- 時間の使い方
- 家事への意欲や評価
- 食事に対する意識
- 機嫌の良い時と悪い時
これらは生活を共にしてわかることです。良くも悪くも、相手のことを知ることができます。そして歩み寄る努力をすることもできるでしょう。
同棲をすることで、結婚してから「こんな人だと思わなかった」と後悔することを避けられます。これは大きなメリットであるといえるでしょう。
お金がたまりやすい
同棲すると、2人で結婚に向けてお金をためることができます。一緒に生活をすることで意識が高まり、生活費も節約することができるでしょう。
結婚するためには、「指輪」「結婚式」「ハネムーン」「新生活」と多くの費用がかかります。2人で300万円ほどは必要になるでしょう。
同棲を先にスタートさせることで「新生活」費用は省くことができます。結婚後もしばらくは同棲している部屋で暮らす人がほとんどですからね。
また家賃と光熱費を折半できるので、貯金に回せる費用も多くなるでしょう。共働きであれば、2人で月10万円以上は貯金できるはずです。
頑張れば貯金ゼロから初めても2年ほどで結婚費用を貯めることが可能です。意識を高めて貯金するためには、同棲するのがおすすめといえます。
信頼や安心が深まる
同棲をすると、帰る場所は2人の部屋です。何があっても帰る場所が同じというのは、とても安心できることですね。
一緒に生活をする中で、楽しいことや辛いことも共にします。2人の絆は深まり、お互いの信頼関係も強くなるでしょう。
結婚するときに必要なのは「信頼」と「安心」です。同棲することで、二つを得ることができるのは大きなメリットであるといえます。
お互いに結婚を意識できる
同棲することで、結婚に対して前向きなるでしょう。お互い結婚を意識しながら、同棲生活を送ることができるはずです。
- 一緒に部屋を探す
- 一緒に料理をつくる
- 一緒に寝て起きる
プレ新婚のような気分を味わうことができます。「この人と結婚したら、こんな生活なのかな」ということを想像しながら生活できるのは良いですね。
結婚準備がスムーズにできる
結婚をするときは、決めることややることが盛りだくさんです。2人とも働いていると、なかなか時間を合わせることが難しくて準備も難航します。
しかし同棲をしていると、隙間時間に2人で相談して協力しながら準備ができます。家の行き来をする必要もないので、スムーズにストレスなくおこなえるでしょう。
結婚を検討しているのならば、同棲している方が効率良いのも大きなメリットです。
同棲のデメリット
ダラダラと生活してしまい結婚が遅くなる
結婚を意識しやすい同棲ですが、反対に結婚を遅らせてしまうこともあります。それは同棲生活に満足してしまうからです。
- ある程度の自由な時間があるけれど、2人の時間も十分にある
- ある程度の自由なお金もあるけれど、貯金もできる
- 責任はないけれど、結婚生活を体感できる
- 嫌になったら別れることができる
同棲は、独身生活と結婚生活のいいとこと取りであるといえます。自由も確保しながら、好きな人と一緒にいられるわけですからね。
そうなると同棲していることが、最善のように思えて現状維持を求めてしまいます。結婚することの意味を見失ってしまうのです。
ダラダラと同棲を続けてしまい、なかなか結婚にたどり着かなくなることもあります。期間を決めないと結婚を遅らせてしまうのがデメリットとなるでしょう。
相手の嫌な部分が見えてきてしまう
一緒に生活をしていると、どうしても相手の嫌な部分も見えてきてしまいます。恋愛のドキドキやときめきのような綺麗ごとだけではありません。
また1日中一緒にいれば、機嫌良いときもあれば悪いときもあるでしょう。今まではニコニコとした笑顔しか知らなかった相手の怪訝な顔を見ることも増えます。
またこれは自分の悪い部分を見せてしまうことでもあります。もしかすると意外な一面に相手が引いてしまうこともあるでしょう。
同棲することで自分をつくろうことはできなくなります。お互いの嫌な部分も受け入れる覚悟がなくては、生活自体が苦痛になってしまいます。
生活の中で揉めることが増えてしまう
同棲を始めると、今まで関係なかったことや見えなかったことも全て把握するようになります。このことにより揉めることも増えてしまうでしょう。
- お金の管理方法や折半方法
- 休みの日の過ごし方
- 食事の時間や好み
- 家事の分担や方法
好きな人とはいえ、他人です。育ってきた環境の違う2人が一緒に暮らすのですから、価値観に相違があるのは仕方のないことでしょう。
しかし事あるごとに揉めて喧嘩ばかりでは、同棲を後悔してしまうことになります。上手くいかないことが増えると破局につながることもあるかもしれません。
結婚をしてから一緒に暮らせば、簡単に別れることはできません。価値観の違いも前向きに埋めていくよう努力するでしょう。
結婚前であれば、まだ別れることは簡単です。価値観が違うことが致命的になり別れてしまうこともあるのです。
独身生活の自由な時間が減る
独身生活は自由であることが魅力です。しかし同棲をすると少なからず束縛を感じることになってしまうでしょう。
朝方まで自由に飲むことはできません。休日は昼まで寝ることはできません。好きな時間までテレビを見てダラダラ過ごすことはできません。
自分だけで暮らしていたときよりも、できないことの制限が増えてしまうものです。せっかくの独身時代に自由な時間が減ってしまうのは同棲することのデメリットだといえるでしょう。
結婚してから新鮮さがなくなる
同棲生活は1年ほどから、長いと5年ほどする人もいます。それから結婚して籍を入れても、特に変化を感じることはありません。
戸籍は変わっても、生活には何も変化がないからです。今さら新婚という雰囲気を味わうことはないでしょう。
せっかく結婚するのであれば、わかりやすい生活の変化がほしいですよね。ケジメや新鮮さを感じたいという人もいるでしょう。
同棲をして結婚をすると、境界線がなく新婚の雰囲気を感じることができないのはデメリットです。
同棲する目的を決める
結婚前に同棲することには、メリットもデメリットもあります。まずは同棲するメリットもデメリットも知っておくことが必要です
そして同棲する意味を2人で考えてみましょう。メリットもデメリットも把握した上で、同棲をする意味があると感じることができれば同棲をしても後悔はしないはずです。
結婚を見据えた同棲だからこそ、慎重になる必要があります。ただ一緒にいたいと軽はずみに同棲に踏み切らないように考えてみてくださいね。