カップルが同棲を解消するということは、同時に別れを意味することでしょう。つまり「同棲やめたい」と言われたのは、「別れよう」と言われているのと同じです。
順調だと感じていた同棲生活に、急に終わりが来てしまうなんて受け入れられないですよね。どうにかして、もう一度やり直す方法はないのかと焦ってしまうはずです。
相手の気持ちを戻すにはどうすればいい?
同棲を楽しいと思ってもらうためにすることは?
今回は「同棲をやめたい…」と言われたけど別れたくないときの対処法を紹介します。まだ間に合うはずです。すぐに対処してみましょう。
「同棲をやめたい…」と言われたけど別れたくないときの対処法とは?
まずは同棲をやめたい具体的な理由を聞く
相手が同棲の解消を申し出たのには、何か理由があるはずです。まずは同棲をやめたい理由を聞きましょう。怒ったり泣いたりせず、落ち着いて話しを聞く心構えをしてください。
同棲をやめたい理由は、大きく分けて以下のようなことが考えられます。
① 同棲自体が苦痛になった
② 同棲をしたことであなたへの気持ちが冷めた
③ 仕事や金銭的な理由から
④ 将来が見えない・考えられない
⑤ 他に好きな人ができた
根本的な理由が何かを知ることで、対処法も変わってきます。どのような気持ちで解消したいと言っているのかを確認してください。
そして理由から、
- 同棲の仕方を見直すのか
- 自分自身を見直すのか
- 将来のことを見直すのか
ということを考えてみてください。
試用期間を設けてもらい同棲を続ける
同棲をやめたいと言われたときには、すぐに解消するのではなく最後のチャンスをもらいましょう。もし何か不満があるのであれば、それを改善するための努力をするのです。
相手も考えた上で、同棲解消を告げたはずです。きっと数ヶ月前から悩みつつ、我慢してきたことでしょう。そのためあまり長い試用期間を提案することは難しいです。
そこで「とりあえず3ヶ月待ってほしい」と願い出てください。そこで「長い」と言われたら、妥協案として「じゃあ1ヶ月だけで良い」と期間を短くしてください。
そして最後のチャンスとなる試用期間で必死に同棲生活を向上させてください。感謝と思いやりを忘れず、また相手を束縛することなく、快適で楽しい同棲にするのです。
試用期間が終わる頃に、もう一度2人で話し合いをしましょう。
そこで、
- このまま同棲を続けることを考え直してくれるのか
- 試用期間を延長するのか
- 同棲をやめたい気持ちは変わらないのか
という3択で答えを出してもらってください。
同棲は解消せずに少しだけ距離をおく
同棲は2人の距離が近くなりすぎている状態です。しかし一度同棲を解消してしまうと、そのまま別れまで進んでしまうことになります。もう一度同棲を始めることは難しいでしょう。
そこで同棲は解消せずに、少しだけ距離をおくことを提案しましょう。お互い頭を冷やし、自分と相手を見つめ直す期間にするのです。
その間は同棲解消を申し出た方には、同棲している部屋に残ってもらいましょう。そしてあなたが部屋を出て、しばらく実家に帰るなどしてください。
これは
- 同棲している部屋には2人の思い出が詰まっていること
- 同棲している部屋を出てしまうと新しい部屋を探してしまうこと
が理由です。
距離をおく期間は1ヶ月ほどで、長くても3ヶ月にしてください。期間を決めて、再び話し合う日程まで定めておくと、ズルズルと離れてしまうこともないでしょう。
ストレスのない環境に引っ越しをする
同棲というものに疲れてしまっている原因は、同棲の環境が悪いのかもしれません。そこでストレスのない環境への引っ越しをするのも別れないための対処法です。
- お互いの部屋がある
- 職場や駅からの距離が近い
- 車を置くスペースがある
- 仕事や趣味を1人で楽しめる環境
このように相手の負担を減らし、楽しみを増やせる場所に移ってみましょう。あなたに大きな不満がないのに、同棲が嫌になっているのであれば物理的な理由である可能性が高いです。
環境が合わないストレスが、あなたへの愛情まで失くしてしまったということも考えられます。引っ越しをして、新しい環境での同棲をスタートさせてみましょう。
とにかく同棲を続けていきたい気持ちを素直に伝える
相手が「同棲をやめたい…」と言ってきたときは、自分の別れたくない気持ちを素直に伝えましょう。「あなたがそれを望むなら…」なんて大人ぶる必要はありません。
「絶対に別れたくない」
「同棲はこのまま続けていきたい」
と、ストレートにぶつけましょう。別れではなく、同棲解消だけを申し出ているのであれば、相手もまだ悩んでいる最中のはずです。
何が正しい道なのかと模索している中での、一つの提案だったのでしょう。ここでスムーズに納得してしまうと、逆に相手の別れの決意をかためてしまうことになりかねません。
大事なときに意地や見栄を張ると後悔します。素直に伝えることが、相手の心には一番響くのです。
同棲生活を改め自分なりに努力する
同棲をやめたいと言われたら、自分なりに理由として思い当たることがないか考えましょう。きっといくつか改善すべきことが見えてくるはずです。
- そういえば、最近家事を何もしていなかった
- そういえば。最近相手の気持ちを考えていなかった
- そういえば、最近話を聞いてあげられていなかった
そして自分なりに見つけたことを、翌日から改めてください。同棲生活を改善させる努力を自分なりにするのです。
数日たってから、自分で見つけた原因と改善策を伝えましょう。それを聞いて相手の気持ちが変化するように働きかけるのです。
同棲の解消に応じて一から2人でやり直す
「同棲をやめたい」と言われた場合、まだ直接別れを切り出されたわけではありません。しかし別れの一歩手前の段階であることは確かでしょう。
ここで無理に同棲を食い止めても、関係が悪化してしまう場合もあります。しつこく拒否することで余計に嫌われてしまうこともあるでしょう。
もし相手の同棲解消の決意が固いのであれば、一度同棲解消に応じるのも対処法です。その上で、別れたくないので2人でやり直していきたいと伝えましょう。
- 同棲を解消することで、また関係が上手くいくこともあります。
- 自分の気持ちを優先させてくれたことに感謝することもあります。
- あなたの器や懐の大きさに惚れ直すこともあります。
「押してダメなら引いてみろ!」の手法で同棲解消を応じてみましょう。
同棲を飛び越えて結婚を提案する
同棲から結婚をするタイミングの一つに「同棲がダメになりそうになったとき」というものがあります。実はこれは意外に多いパターンなのです。
「なんでダメになるのに結婚?」と不思議に思う人もいるでしょう。しかし別れと結婚とは、紙一重だったりするのです。
「もう同棲やめたい」
「じゃあ結婚しよう」
「うん」
なんて結婚への話がまとまることもあります。ささいなきっかけから結婚に至ることも少なくないのです。
もし同棲解消に納得できず、別れたくない気持ちが強いのであれば、ダメ元でもプロポーズしてみてください。上手くいけば別れどころか結婚という幸せが手に入るでしょう。
まずは現状を整理する
「同棲やめたい…」なんて言われると絶望的な気持ちになります。つい相手を責めてしまいたくなることもあるでしょう。泣き叫びたいような衝動になる人もいるはずです。
しかしジタバタしても何も解決にはなりません。別れたくないのであれば、一度落ち着いて現状を見直すことが先決です。
その上で、今自分ができる一番の方法は何かを見極めてください。相手の気持ちも汲み取り。良い対処をすることで、同棲解消の話はなすこともできるのです。