決定的に嘘をつくことになる前に話題を変えてしまう
どうしても正直に聞くのが恥ずかしいという人は、まずは「知ったかぶりを避けること」から始めましょう。嘘をつかないでいい状況を作るのです。
たとえば、友達同士で休日の予定について話し合っているとします。すると、話題のニュースポットに行こうという話になりました。
ただ、友達グループの一人はニュースポットに詳しくありません。ニュースポットについての話が続くと、知ったかぶりをしなければならなくなります。
そこで、早々と話題を変えてしまうのです。
「集合場所はどこにする?」「他に行きたいところはない?」
ニュースポットの話題を終わらせることで、少なくとも知ったかぶりをすることは避けられます。
話題を変えたことで、気持ちを整理する時間ができます。正直に聞く覚悟ができたところで、改めて新スポットについて質問をすればよいのです。
知ったかぶりをする友達への対処法とは?
正論をぶつけない
知ったかぶりは、決していいことではありません。知ったかぶりをする人に対しては、「分からないことは素直に聞いたほうがいいよ」と注意してあげることも大切です。
ただ、知ったかぶりをする人には、知識不足という弱点を見せたくないという心理があります。弱みを見せたくないという気持ちから、攻撃的になっていることがあります。
攻撃的になっている人に対して正論をぶつけると、ヒステリックに怒り出してしまいます。そこで、なるべく柔らかい態度で接する必要があります。
たとえば物知りキャラの友達が、意外なところで知識不足を露呈してしまうことがあります。物知りキャラの人は知識の有無を競いたがる反面、分からないことがあるとパニックになります。
パニックになるあまり、知ったかぶりをしてしまうこともあります。しかし、知ったかぶりを指摘するのはやめてあげましょう。さもないと、怒り狂ってしまう恐れがあります。
集団で会話する
1対1で知ったかぶりの人と会話すると、言いくるめられたり、上から目線でものを言われ、何かと気分を害してしまいますよね。
そのため、集団で会話しましょう。グループで会話すれば、知ったかぶりをする友達がいても、「それってどういう意味?」など深堀りや確認がしやすくなります。
またグループで会話すると、自分よりも詳しい人が周りにいるかもしれないので、知ったかぶりをしづらい状況に持ち込めます。
知ったかぶりの人と1対1で会話すると、間違った方向に話が進んでしまう可能性がありますよね。周りに人がいれば、話の方向を修正することにつながるのです。
知ったかぶりをやめるには自然体で過ごす
今回は、知ったかぶりをする人の心理や、知ったかぶりをやめる方法について詳しく見てきました。
知ったかぶりをする人の心理には、分からないことがある自分のことを否定してしまうという気持ちがあります。弱みを見せたくないあまり、知ったかぶりをしてしまうのです。
ということは、自分の弱みに向き合えるようになることが、知ったかぶりをやめる最良の方法だと言えます。分からないことがある自分を受け入れてあげるのです。
分からないことがあるのは、決して悪いことではありません。分からないことがあるから、知識や経験を深めてより成長することができます。
知ったかぶりをしなくて済むような自然体の生き方が、幸せへの近道なのです。