褒めるメールとは?
感心しております
【○○さんの仕事ぶりには大変感心しております】
【日頃から努力をしている姿に感心しております】
【昨日の報告内容にはとても感心いたしました】
感心とは、まさに褒めるべきことという意味です。心に深く感じていることであり、メールで伝えることで大きな意味を持つでしょう。
感銘を受けました
【昨日の意見には大変感銘を受けました】
【本日のプレゼンには深い感動と感銘を受けました】
【面談での話を聞き感銘を受けました】
感銘とは、深く心に刻まれるほどの感動を意味します。なかなか会話の中で使われることはないですが、だからこそメールでのインパクトがあり部下も嬉しいでしょう。
秀逸です
【あなたのアイディアはとても秀逸です】
【秀逸な企画のおかげで来週には話がまとまりそうです】
【秀逸な記事を作成してもらい感謝しています】
秀逸とは、他のものより抜き出て優れているところです。人には必ず一つは秀逸な部分があるものでしょう。それを見つけたときにメールで伝えてみてください。
前よりも良くなった
【資料を確認しましたが以前提出のものより数段良くなった】
【営業に同行して前よりも対応が良くなっていて驚いた】
【企画案が前よりも良くなっていた】
以前と比べて成長したことを伝えると良いです。他人と比較するのではなく、過去の自分よりも良いと言われることは嬉しいものです。具体的に成長したことを伝えましょう。
メールのP.S.で褒める
【P.S.最近の頑張りを見てとても感心しています】
【P.S.昨日のアイディアとても参考になりました】
【P.S.後輩を育てる力もついてきたようで頼りにしています】
ビジネスメールとは、必要な伝達事項をするものです。その最後の文章にP.S.として褒める言葉を加えると相手の心に残ります。短い言葉でも日頃の感じているところを伝えてください。
褒め言葉
第三者の意見も入れる
【○○さんも最近の仕事ぶりを褒めていた】
【とても仕事が丁寧だと○○さんも褒めていた】
【いつも後輩の面倒もみてくれて感謝していると○○さんから聞いた】
自分がいないところで、誰かが自分のことを褒めてくれているのは嬉しいことです。また本心だという実感も持つことができるでしょう。
具体的な第三者の名前と褒めた言葉を伝えてください。多くの人が自分を認めてくれているという自信になるのです。
上司の主観を入れる
【細かいところも気がついてくれて助かっている】
【いつも期限内に仕事をしてくれるから、仕事が進みやすい】
【見やすくてわかりやすい資料を作ってくれて、すぐに頭に入ってくる】
このように良いところを褒めつつ、それがどのような影響を受けているのか伝えましょう。これにより自分の役割や意味を大きく感じることができます。
上司が実際に感じている本音を打ち明けてみましょう。そして感謝の気持ちを伝えつつ褒めるように意識してみてください。
期待したことが正解だと伝える
【君に頼んで本当に良かった】
【やっぱり見込んだのは間違いではなかった】
【期待して正解だった】
人は期待されると、期待に応えようと必死になります。そして常に自分は期待に応えることが出来ているのかと不安を抱えているのです。
そこで期待に応えてくれていることを言葉で伝えてください。プレッシャーをかけるわけではなく、あくまでそのままで大丈夫だと安心させてあげるようにしましょう。
センスがある
【すごくセンスがあるね】
【とても筋がいい】
【飲み込みが抜群にある】
少し抽象的な言い方ではありますが、センスがあるという褒め言葉は嬉しいですよね。可能性が広がり自信を持つことができます。
向いていると感じるものには、人は熱心になれるものです。上司に認められたのだから、もっと頑張ろうとモチベーションも上がるでしょう。
自分の若い頃と比較する
【自分が新人のときは、ここまで出来なかった】
【若いのにそんなことも知っているのか】
【僕は失敗ばかりでいつも怒られていたよ】
部下にとって上司は憧れの存在です。そんな上司でも若い頃はダメなところがあり、自分を優れていると言ってくれていると思うと自信になります。
年齢に比例して、周囲と比較して・・一般的な基準というのも知りたいものです。それが褒めるに値する能力だと知ると安心するでしょう。
部下をよく観察すること
部下を育てるうえで必要不可欠である褒めるという行為は、実はとても難しいものです。どう褒めるのかによって、部下のモチベーションは大きく変わるでしょう。
褒めるのが苦手な上司もいますが、ぜひ意識して部下を褒めてください。メールでも言葉でも感心したことを伝え続けることは、とても大切なことです。
『叱ることの3倍褒めること』少しオーバーかもしれませんが、留意して部下と接してみましょう。きっと自信を持って成長してくれるはずですよ。