現代では愛し合って結婚した夫婦でも3人に1人は離婚するという時代です。離婚に至るには夫婦に必ず何か原因があるはずです。
離婚の原因としては、様々なものがあるますが、よくある離婚理由というのはある程度決まっています。1番イメージされやすいのが浮気じゃないでしょうか。
しかし、近年では浮気ばかりではなく、それよりも多い離婚の原因が存在します。夫婦の在り方や世間の考え方も変わってきているので、色々な家庭環境があります。
誰も、最初から離婚したいと思って結婚する夫婦はいません。できれば、離婚せずに夫婦円満に幸せになっていくのが1番良いのは間違いありません。
これから結婚を夢見る方や新婚さんの方でも、よくある離婚のきっかけを知っておくことで様々な対策を打つことができます。
これから離婚のきっかけとなる出来事を紹介していきますので参考にしてみてください。
離婚のきっかけとなる7つの出来事とは?
お金にだらしない
結婚生活で1番多くの夫婦がぶち当たるのがお金の問題かもしれません。夫の稼ぎが多い夫婦はそこまでお金に悩むことも少ないですが、ギリギリの生活をしている夫婦も多いのです。
特に、子供がまだ小さく女性が働けない場合に、夫の収入だけでやりくりしていくのが難しくなると非常に揉めます。
またお金ないという悩みは人の心を非常に小さくします。精神的にも不安定になり、離婚を考えだすきっかけにもなります。
特に、どちらかがギャンブル依存症だったり、内緒で借金を抱えてしまうと夫婦間に亀裂が入り、取り返しがつかなくなります。
また、妻が浪費家の場合も夫が耐えられなくなり、離婚したいと思うようになるようです。男性からすれば、勝手に浪費されていたらストレスですよね。
家庭を放置する
現代の男性でも女性には家庭を守ってほしいと思っている方がたくさんいます。イクメンなんて言葉も流行りましたが、それでも家事は女性にやってもらいたいと内心では思っています。
とはいっても、男性も手伝って協力していくのが夫婦が円満にいく秘訣でもあります。しかし、中には家事を全くしない、もしくは夫に任せっきりという女性もいます。
夫が仕事から帰ってきたら、家の中は汚く、ご飯も作ってくれなかったら家に帰ってきたいと思えませんよね。当然耐え切れなくなって離婚を考えるきっかけにもなります。
家事が苦手なのは仕方がないので、せめて最低限の家事はする努力をすれば夫も理解してくれます。努力もせずに、最初から放棄しているから夫も呆れてしまうのです。
性格の不一致
性格の不一致も離婚に踏み出す原因の1つとしてよくある事例です。いくら顔が良くても一緒に同じ空間で暮らしていくには、ある程度性格が合わないと難しいです。
一緒にいるだけで、イライラするような状態では共同生活はまず難しいでしょう。性格が合う合わないというのは、ある程度時間をかけて生活してみないと分かりません。
相手の性格が悪くても受け入れられる程度のものならいいですが、どうにも受け入れられない場合はどんどんストレスになります。
これから先、何十年も性格の合わない人と一緒にいると思うとかなりゾッとしますよね。やはり、多くあるのは結婚してから性格の不一致を徐々に感じてくるパターンです。
それを防ぐためにも、付き合っている段階から顔よりも相手の性格を重要視して見た方が安全と言えるでしょう。
浮気をされる
離婚と言えば浮気と言えるほど、イメージしやすいはずです。浮気というと男性がするイメージですが、実際のところ、女性の浮気も多々あります。
女性は一度や二度の浮気の場合、許す方も多いですが、男性は女性の浮気を許さない傾向にあります。浮気の捉え方は男女でもかなり違うので難しいところです。
ただ、浮気癖のある方はその後もなかなか治らないので、それに愛想が尽きて離婚のきっかけになることも多々あります。
浮気というのは、その人の倫理観の問題でもあるので、言って治るようなものでもありません。しない人は言わなくてもしないし、する人は言ってもします。
ですので、付き合っている当初から相手が浮気性かどうかを見抜く必要があります。
親との同居に応じない
長男や長女と結婚した場合には、当然相手の親と同居という可能性も出てきます。となると、相手の親との関係もうまくやっていかなければいけません。
少し癖の強い親だと、なかなかうまくコミュニケーションが取れないことも多いようです。見ず知らずの他人と一緒に暮らすわけですから大変なことです。
二世帯住宅ならまだしも、完全に同居となると毎日頻繁に顔を合わせるわけですから関係が悪いといづらくなってきます。
また、どうしても同居が嫌でひたすら拒み続けると、男性の方もイライラしてきます。結婚するときは同居に応じていたのに、いざとなると気が変わることも多いようです。
やはり、いつの時代も嫁姑問題は大変なようで、エスカレートすると離婚の原因にもなります。
DVされる
近年では、夫のDV問題に悩まれている女性が多くなってきています。毎日顔が腫れあがり、全身に殴られた跡が残っているような方もいます。
他人から見たらどう考えても、傷害事件にしか見えないような状況でも、夫婦間の問題となると簡単にはいかないようです。
DVをする男性は、多重人格の方も多く、普段は非常に優しい方が多いのです。ですので、暴力をふるった後も謝ってくるケースが多いようです。
そうなると、なかなか相手を責めることができずに、受け入れてしまう女性もいるのです。いずれにせよ、夫婦間だからと言ってDVは暴力事件です。
夫からのDVに耐え切れなくなって思い切って家を飛び出してくるケースもあります。そしてDVはもちろん離婚原因に該当してきます。
思いやりがない
夫婦といえども、お互いの思いやりは大事です。お互いに相手のことを思いやれるからこそ、優しくなれるし、感謝の気持ちも生まれます。
これが欠けていると、相手に対してどうしても冷たい態度をとってしまったり、キツく当たってしまうことあります。夫婦だからこそ相手のことをよく知っているはずです。
相手にとっての1番の理解者になれれば、夫婦円満を築いていくことが可能ですが残念ながら理解しようとしない方も多いのです。
自分が相手を理解しようとしなければ、相手も自分のことを理解してくれません。お互いに思いやりを持って行動するから夫婦は助け合っていけるのです。
ですので、思いやりの欠けた夫婦は愛想が尽きて離婚に至るケースも多いのです。
離婚はゴールじゃない
ここであげた以外にも離婚の原因となる事は多々あります。実に様々なことが離婚のきっかけとなっていて、昔ほど離婚に対する世間の風当たりも強くなくなってきました。
小学校に行けば、同じクラスにシングルマザーの家庭を見かけるのも珍しくありません。しかし、できることなら子供のためにも離婚をしないのが1番です。
それでも、耐え切れない事由があれば時には離婚を選択した方が幸せなこともあります。子供のことも大事ですが、育てる親が不安定な精神状態では子供にも悪影響が及びます。
中には専業主婦で社会に出たことがなく、離婚したいけれど不安で離婚できないと悩んでいる女性もいます。離婚をした後は頼る人がいなくなり、自分で生きていくしかないからです。
離婚というのは、子供の関係もあり最後は女性が苦労することが多いのも事実です。離婚をすればゴールなのではなく、離婚は新たなスタートです。
離婚をすれば幸せなのではなく、その後の人生のこともしっかりと考えていく必要があります。そのうえで、本当の幸せを掴んでいくのです。
ですから、あらかじめよくある離婚のきっかけを知っておいて、付き合っている段階からしっかりと相手を見ておくことが重要です。