離婚をしたいとは思っても、なかなかタイミングが難しいと思っている方もいるでしょう。離婚というのは、人生において非常に大きな分岐点でもあります。
そのため、あなたの人生に大きな影響が及びます。日本では、離婚をすることで様々な不便を受け入れなければならない場面もあります。
また、場合によっては世間の風当たりも強くなることがあります。たとえば、不倫が理由で離婚となった場合などは、職場でも人の目が気になる可能性も出てきます。
ですので、離婚をしたいと思ったからといって勢いでできるものでもありません。やはり、きちんとタイミングを計った方が後々後悔も少なくなるはずです。
離婚のベストなタイミングは、それぞれの環境によってやはり異なります。たとえば、子供がいる家庭と子供のいない家庭では、かかる責任も変わってきます。
では、それぞれにおいていつが離婚を決断するのにベストなタイミングなのでしょうか?そのタイミングについて、具体的に紹介してきます。
離婚を決断すべき7つのタイミングとは?
子供ができる前
子供ができてしまうと、親権の取得や養育費など、子供に関する問題がたくさん起きてきます。なによりも子供自身に大きな影響が及ぶのでシビアな問題になります。
子供ができる前に離婚をするならした方がいいと言えるでしょう。もちろん、離婚をしなくて済む手段があるのなら別ですが、子供ができた後に比べれば負担はかなり少ないです。
子供ができる前の状態で、何か婚姻生活を継続しがたい事由が生じてしまった場合には、夫婦の話し合いで決めていくべきです。
もちろん、離婚をする以上バツが付きますが、あくまで2人だけの問題で納めることができます。子供ができる前でよかったと前向きに考えるのも1つです。
子供がいる家庭に比べて、離婚の話し合いもスムーズに進みやすいでしょう。
子供が独立したタイミング
子供が独立したタイミングで離婚をする夫婦も増えています。子供が独立した後に今さら離婚?というように思われる方もいるかもしれません。
しかし、熟年離婚というのは珍しいことではありません。子供がいる間は、子供や世間体のことを考えて離婚を踏みとどまるということもあります。
お互いに愛情はなくなってはいるが、共同生活ができないわけではないという場合には婚姻関係を続ける選択肢もあります。
子供が独立してしまえば、抱える悩みはお互いの老後のことだけなので誰も離婚に反対しなくなります。残りの人生は自分の好きなように生きていきたいと思う方も多いです。
お金の問題さえクリアしていれば、そのような選択肢をしても楽しく生きていく事ができます。
浮気が確実に発覚した時
離婚原因として多く挙げられるのが夫の浮気です。長い期間にわたって他の女性と体の関係を続けている場合などに離婚原因になることが多いようです。
いくら浮気と言っても1度体の関係を持ったくらいでは、裁判では離婚は認められないでしょう。その場合には話し合いで解決するしかありません。
しかし、夫も自分の浮気が発覚してしまった以上は、立場が弱くなるのですんなり離婚に応じてもらえる可能性もあります。
気を付けた方がいいのは、浮気を疑っている段階では難しいでしょう。確実に浮気の証拠を押さえた状態で、離婚の話に踏み切るのが1番確実です。
曖昧な状態では、相手も反論できてしまうので話がうまくまとまりにくいのです。確実に反論の余地はない状態にしておくのがベストです。
親が納得してくれたとき
娘が結婚して嬉しく思っている親も多いことでしょう。女性の親というのは、結婚する前は心配で仕方がありません。貰い手が見つかると、安心するのです。
ですので、初めは離婚に反対される可能性も高いでしょう。ただそれは、あなたの素直な気持ちをぶつければ親も納得します。
離婚後は何かと女性側に負担がかかってきます。子供の世話や、仕事の両立、時間管理と独身時代のときのように自由にはいきません。
そこで、両親の支えがあると非常に助かるのです。両親が快く子供の面倒を見てくれれば、あなたもたまには気分転換に友達と遊びに行くこともできます。
ですので、離婚する前に両親を納得させておいた方がいいです。想像以上に子育てと、仕事の両立は大変なのです。
好きな人ができたとき
好きな人ができたと聞くと、浮気のような印象を持つかもしれませんが、浮気のことではありません。人である以上、誰かに恋をするのは仕方のないことです。
それが、今の夫であれば1番良いのですがそういうわけにもいかない理由があるから離婚を考えているのです。もちろん、婚姻中に関係を持ってしまうと、あなたが悪者になってしまいます。
それは避けるべきなので、婚姻中は深い関係にならないように一線を引きましょう。ですが、1度きりの自分の人生ですからどうせなら好きな人と一緒にいたいですよね。
離婚しても、歳も取ってきてこの先、ずっと1人身だったらどうしようと不安になる方もいます。離婚した場合に、多くの方が再婚も視野に入れるでしょう。
そこで、すでに好きな人がいるなら、気持ちを切り替える意味でも離婚のいいタイミングかもしれません。きちんと離婚をしてから、好きな人とのセカンドライフを楽しむのもいいでしょう。
顔を見るのも嫌になったとき
人は1度相手のことを嫌いになると、とことん嫌いになってく習性があります。それは夫でも例外ではなく、顔も見たくないと思うようになる方もいます。
それには、様々な原因があります。夫を尊敬できなくなったり、良いところが1つも見つけられなくなると、一緒にいるのが苦痛で仕方なくなるのです。
夫婦であっても男と女である以上、異性としての魅力は重要です。夫のことを男として見れなくなってくると、一緒にいる意味が分からなくなるのです。
そこまでくると、同じ空間にいるだけで毎日がストレスになり、精神的にかなり病んできます。そうなる前に、離婚を決意して話し合いをした方が賢明でしょう。
これから先、何十年も一緒に暮らしていく人が、ストレスの原因になるというのは辛すぎます。
Hができなくなったとき
最近では、夫婦のHが少ないことも離婚の原因になる時代です。日本人は特に夫婦間で1年にするHの回数が少ないのです。
ですが、ここでいうのはHが少ないことではなく、あなた自身がHをしたくなくなった場合です。正確には、夫とのHがしたくなくなった場合です。
中には、夫に触れられるだけで嫌だ、気持ち悪いといった意見も多々あります。女性は1度拒絶反応を起こしてしまうと、復活するのは非常に難しいのです。
Hができないというのは、相手にとって離婚原因にもなります。自分から正直に打ち明けてみるのもいいかもしれません。
相手にとっても重要な問題ですので、どうしても無理なら離婚を前提に、正直に話してみるといいでしょう。
離婚はタイミングが大事
離婚を決断するタイミングというのは、意外と難しいものでもあります。他人から見れば、そんなに嫌なら離婚しちゃえばいいじゃんと思うかもしれません。
しかし、本人からすると人生を変えるような非常に大きな問題なのです。ですので、勢いだけで突っ走っていいものではありません。
中には、「こんなことで離婚を考えていいの?」と思う方もいるかもしれませんが、物事の大小は人によって捉え方が違います。
人によっては「そんなことで?」と思うようなことでも、本人は物凄く悩んでいるのです。ですので、あまり周りの意見に左右されない方がいいでしょう。
友達がどうとか、親がこう言ったなどよりは、自分自身の気持ちが最も大切なのです。自分のこれからの人生なので、1番後悔しない道を選んでください。
まずは焦らずに、離婚をするにしてもしっかりとタイミングをうかがっていくようにしましょう。