恋人と別れて寂しい思いをしてきたけれど、やっと新しい恋ができたのも束の間、物足りないことってありますよね。いけないとは分かっていても、つい元彼と比べてしまう人もいるでしょう。
元彼の方が優しかった。こんな時元彼ならこうしてくれた。元彼なら気付いてくれたのに。新しい彼氏に足りないことについて、元彼なら…と考えてしまう人も少なくありません。
厄介なのは、本当に元彼の方が素敵だった場合もありますが、ほとんどは美化しているパターンが多いことです。新しい彼氏の方が良い人でも思い出の美化は強いです。
そこで今回は、元彼と今彼を比べてしまう理由についてまとめました。対処法もいくつか紹介しますので、是非参考にして新しい恋に集中して下さいね!
元彼と今彼を比べてしまう理由と対処法とは?
今彼に不満があるから
元彼と今彼を比べてしまう理由の1つとして、「今彼に不満があるから」というのが挙げられます。そもそも、満たされていれば元彼のことなんて思い出さない人が多いですよね。
独り身で寂しいのならともかく、もう新しい恋人がいるのに元彼を思い出すのなら、今のパートナーに満足していない証拠です。不満があるからこそ「元彼なら…」と思いだすのです。
例えば、今彼は連絡がルーズな人だったとしましょう。すると、「元彼はたくさんメールしてくれたなぁ」と思い出すのです。好きという言葉をかけてくれない場合も同じです。
「毎日好きって元彼は言ってくれたのに」「私を不安にさせなかったのに」という風に、つい比べてしまいます。全て不安や寂しさからくる不満が原因。
今彼への不満を、元彼の思い出で補完しようとしているのです。しかし、一度思い出すとただの補完では終わりません。あの時もこの時も…とどんどん思い出し、未練が出やすくなるので要注意です。
思い出が美化されているから
元彼と今彼を比べてしまう2つ目の理由として「思い出が美化されているから」というものがあります。思い出というのは変えようがなく、いつ思い出してもキラキラと楽しい気持ちが蘇りますよね。
一方、今彼はというと、現在進行形の関係ですので当然浮き沈みもあります。「この人、気が効かないな」「なんか、頼りないのよね」なんて嫌なところもどんどん見えてきます。
良い思い出というのは、絶対に変わることはありません。そして現在というのは常に変化が付きものです。そもそも比べること自体がナンセンスなことに気付いて下さい。
思い出して欲しいのが、「元彼と別れた理由」です。どんなに良い思い出があったとしても、別れる時には一緒になれないなりの理由があったはずです。そのことを思い出しましょう。
とっても優しい人だったけれど、ルーズな人だったな。リードしてくれて頼もしいけど、ときどき我が強かったな。など悪いところも思い出しましょう。元彼だけ完璧なんてことはありませんよ。
対処法とは?
元彼と比較するのは普通のこと
元彼と今彼を比べてしまった時の対処法として、まずは落ち込みすぎないことが大切です。今の彼氏がいるのに元彼と比較してしまうことは、良くあることです。多くの人が経験済みでしょう。
しかし、新しい恋人に申し訳ない気持ちや元彼をまだ忘れていない自分の気持ちへのショックなど複雑な気分になってしまいます。でも、元彼と比較するのは案外普通のことなのです。
つい比較をしてしまった時に、反省するのは良いことですが落ち込みすぎる必要はありません。「大好きな元彼だったんだもん。仕方ないな」と自分の気持ちも受け入れてあげましょう。
そして、元彼の良いところだけを思い出して終わるのではなく、「今彼の良いところ」を考えて終わりましょう。そうすれば、「でもあの人はここが素敵!」と今彼の魅力を再確認できます。
別れた原因を思い出す
元彼と今彼を比較しないためには、「元彼とどうして別れてしまったのか」を思い出すようにして下さい。嫌なことがなければ別れる必要なんて無かったのです。
別れたからには、何かしら衝突があったことを思い出して下さい。良いところと悪いところというのは、真逆のように見えて実は関連しています。元彼の良いところが、実は欠点でもあるのです。
とても優しかったけれど、他の女性にも同じで女性関係にルーズだった。サプライズが得意で素敵なデートで楽しませたけれど、お金の使い方が激しくて自分とは金銭感覚が合わなかった。
悪いところは必ずあります。元彼とは嫌なところが過去にあったからこそ別れたこと、今彼は素敵なところがあったからこそ付き合うことになったこと。それを思い出して下さいね。
今彼に悪いところを意見する
思い切って、不満を今彼に指摘するのも1つの方法です。不満をためていると良いことはありませんよね。
不満をためて、我慢をしているからこそ言えない分「あの人はこうだったのに…」と自分の思い出にすがってしまう場合もあります。思い切って、「こういうところは直して欲しい」と言いましょう。
そうすれば、「俺はこういう風に思っていたのに」という彼の思いを聞けて自分の勘違いだったと分かることもあります。また、彼が反省して改善する場合もあります。
付き合っているのは今彼ですよね。それならば元彼を懐かしんで終わるのではなく、2人の関係を良くするために、よりよい付き合いを目指して下さい。
もちろん、「元彼はこうしてくれたから寂しい…」なんて言葉はNGです。元彼という言葉は使わずに、ただ自分はこうして欲しいという気持ちを話して下さいね。
好きか分からなくなっているなら距離を置いてみる
元彼と今彼を比べることで、ただ懐かしむだけなら問題ありません。しかし本当に好きなのはどちらか分からなくなったり、常に元彼のことばかり考えているのなら問題です。
そのような場合は、今彼と会えば会うほど元彼と比べてしまいますよね。今彼の良いところは見ずに、足りないところなかりが目についてしまいやすくなっているので危険です。
また、今彼はよく関わるために悪いところも見えますが、元彼はもう会わないので美化されて思い出してしまいます。どちらが好きなのか、自分でも分からなくなったなら一旦距離を置きましょう。
今彼と距離を置いて、元彼と今彼を同じ状態にしてから考えるとどちらが好きなのか分かるはずです。「もう元彼とは会えない」と思っているから良く見えるだけの場合もあります。
今彼と距離を置いてみると、「今彼に会いたくて仕方がなかった」なんて人も少なくないので試す価値はあります。ただ、距離を置くことで今彼を傷つけることもありますので慎重に行って下さいね!
ポジティブに考える
元彼と今彼を、つい比べてしまうけれども今彼と別れる気がないのなら「ポジティブに考える」のがおすすめです。今彼の良いところを再度意識して見てみるのです。
例えば、元彼はロマンチックで高価なプレゼントをたくさんくれていたとしましょう。今彼はケチだと思っていてはいけません。結婚したら、一緒に堅実な生活ができる相手だと思うのです。
優しいけれどもっとリードして欲しいと思っている場合も同じです。決して自分勝手に決めることなく、意見も聞いて考えてくれる。という風にポジティブに変換して今彼を見てみましょう。
今彼自体は変わらないのに、「彼氏」としてみるか「結婚相手」として見るかでも見方は変わってくるものです。悪く思っていたところも、見方を帰れば良い面に変わることもありますよ。
元彼と比べる自分を責めないこと
元彼と今彼を比べてしまう理由や、その対処法について紹介しましたが、いかがだったでしょうか?人を比べてはいけないとは分かっていても、人間なので仕方ありません。
ただ比べて悪態をつくのでは、何も改善はされませんし、あなたも彼もストレスです。それならば距離を置いて元彼と同じ状態になり、きちんとフェアに比較するのも1つの方法ですよね。
または、元彼のことは思い出しつつも、今彼の良いところを元彼の良いところ以上に探したり、ポジティブな見方も大切です。思い出は美化されてしまうのである程度は仕方ありません。
でも、元彼にだって嫌なところはきっとあったでしょうし、あなたと合わないからこそ別れたのです。元彼だけに固執して、今大切なパートナーをおざなりにするのはもったいないと思いませんか?
元彼と今彼を比べることは皆誰しも経験はあります。しかし、そこで終わってはいけません。今彼との今後の付き合いについて、もっと改善されるようなきっかけとして考えるようにして下さいね!