結婚生活は最初が肝心です。最初に何もルールを決めないと、色々なことがルーズになり、不満やストレスを感じる生活となります。
夫婦になるとはいえ、他人だった2人です。生きてきた環境が違うのですから、考え方にズレが出るのも当たり前ですよね。
そのズレが結婚生活の支障にならないように、2人である程度のルールを決めることが大切です。
では結婚生活に必要なルールとは、どのようなことなのでしょうか。今回は結婚時に決めたほうがよいルールを具体的に7つ紹介していきます。
婚姻届を書くときに、2人で考えて作成することをおすすめします。
結婚時に決めたほうがよい7つのルールは?
お金の管理・使い方
結婚をすると大きく変わるのが、お金についてです。夫婦で財布が一つになる場合が多いですね。管理方法や使い方にはある程度のルールを定めておく必要があります。
お金の管理
まずは、夫婦でどちらが財布のひもを握るかを決めましょう。細かい計算が得意で、無駄遣いしない方に管理を任せるのが良いです。
中には財布を別々に分けて、それぞれ必要な生活費を出すスタイルの夫婦もいます。しかし財布を分けておくのはトラブルの元です。
できれば家計は一つにして、お小遣い制をするなどと管理することをおすすめします。
お金の使い方
結婚をすると必要になるお金はたくさんあります。子供ができた時のことや老後のことまで考える必要がありますからね。
今あるお金を使いきるのではなく、毎月の貯蓄額を設定しましょう。ただ無理して節約しすぎてしまうと、結婚生活が窮屈になります。
2人で無理なく貯蓄できる金額や生活費を決めて、どのように毎月お金を使うかルールにしておくと貯金と生活のバランスが保てるはずです。
家事の分担
家事の分担をあやふやにしておくと、お互いのストレスになります。気が向いた時や空いている時などと曖昧にせずにルールとして決めておきましょう。
共働きの場合
夫婦のスタイルや働き方にもよりますが、ある調査結果によると7:3の割合で妻が家事や育児を負担しています。
「共働きなのに7割も?」と思うかもしれません。でも男性の方が責任ある仕事を遅くまでしている場合が多いので仕方ないですね。
これは夫婦によって様々でしょう。お互いの働き方でベストな分担を話し合ってみましょう。そしてライフスタイルが変わる都度に話し合いを設けて改訂していってください。
専業主婦の場合
専業主婦の場合は、家事や育児が仕事となります。話し合うまでもなく10割を妻が行うことになるでしょう。
それでも結婚する時に、専業主婦なりのルールを決めておくのがおすすめです。
- 日曜だけは料理を作ってほしい
- 月に1回は休みがほしい
- 感謝の気持ちは忘れないでほしい
家事を無給の無休でやるのが当たり前になっては苦痛ですからね。最初に専業主婦ルールを決めて、旦那に伝えておくとストレスを減らして家事育児に専念できます。
休日の過ごし方
結婚したら休日は一緒に過ごすのが当たり前ではありません。時には自分の時間を過ごしたいと思うこともあるはずです。
しかし自分の時間ばかりを大切にしていては、夫婦の時間がなくなってしまいます。
そこである程度の休日の過ごし方はルールにしてしまう方が喧嘩もなくなり、お互いが楽になれます。
いくつか例を紹介しますね。
- 土曜日はお互い自由に過ごし日曜は夫婦で過ごす
- 月の休日のうち1回は夫婦で遠出をする
- 前月に翌月の休日の過ごし方を話し合う
どんな内容でも2人が納得できるものであれば良いでしょう。夫婦での休日の過ごし方を話し合ってください。
けんかしたときの仲直り方法
夫婦なのですから、けんかするのは当たり前です。けんかして仲が深まっていくのですから、必要なものでもあるでしょう。
大切なのはけんかしたときの仲直りの方法です。仲直りが上手くいかないと、ギクシャクした夫婦関係が続いてしまいます。歯車が狂いだす原因となるのです。
例えば、けんかするたびに過去の話を持ち出す人がいます。「あなたは前にも・・」「あなた去年だって・・」なんて言われたらきりがありません。
仲直りして解決したことは、もう掘り返さないのはルールにしておきたいですね。
他にも
- 人と比べない
- 家出をしない
- 人格を否定しない
- メールではなく目を見て謝る
基本的なことですが明確にルールにしておきましょう。けんかって理性がなくなるときがありますからね。冷静になれるルールも必要なんです。
夕飯・帰宅時間など連絡まわり
連絡頻度は夫婦によって様々です。夫婦で多く連絡とることで安心する人もいれば、反対にストレスに感じる人もいます。
結婚をすると恋人ではなく夫婦になります。今やっていることは基本的に一生やらなくてはいけないことです。
もし負担に感じることがあれば、今のうちに解消しておくことをおすすめします。
例えば「夕飯を家で食べない場合は午後4時までに連絡する」というルールを決めたとしましょう。
妻は夕飯を作っても急な旦那からのキャンセルでイライラすることはなくなります。食材や時間を無駄にすることもなくなるわけです。
旦那も飲み会がある場合には4時までに決めればよいという軸があることで、決断もしやすくなるでしょう。
どちらもストレスなく毎日を生活できるように、連絡の頻度や内容はルール化しておくべきですね。
家族・親戚付き合いをどうするか
結婚をすると「知らなかった」「こんなはずじゃなかった」と思うことがあります。その多くが相手の家族や親戚との付き合いで起こるものです。
結婚した後に後悔しないように、結婚時に家族や親戚との付き合い方をルールにしておきましょう。
家族との付き合い方
結婚するということは、相手の家族の一員になることです。気を遣うこともあるし、気が合わないこともあるでしょう。
それでも家族です。付き合いを一切しないわけにはいきません。定期的に顔を見せたり、遠方であれば正月や盆には帰省する必要があるでしょう。
また将来的に介護が必要になった時のこともあらかじめ決めておくことをおすすめします。先の話ですが、二世帯はいいけど同居はしないなど。自分の希望を明確にして伝えましょう。
親戚との付き合い方
田舎に住んでいると親戚付き合いも盛んにあります。年に数回の定期的な集まりがあるという場合もあるでしょう。
まずは自分たちが今後考えられる親戚付き合いは伝えておくべきですね。そしてどれくらい付き合いに参加をするかもルールにしておきましょう。
子供を作るかどうか
夫婦にとって、今後の家族計画は最重要課題です。結婚をすれば、子供を作るのが当たり前だと思っていませんか?
もしあなたがそう思っていても、相手は子供を作らない予定かもしれません。そうなると結婚したこと自体を一生後悔することになってしまいます。
子供を作るかどうか。また作る場合には、何人で何歳差にするか。計画通りにいくわけではありませんが、ある程度2人の希望を明確にして話し合っておくようにしましょう。
結婚ルールは早めに決める
結婚はこれから一生の生活を共にするものです。初めにルールを決めておけば、喧嘩やトラブルを少しでも減らすことができるでしょう。
ここで遠慮をしてしまうと、今後の結婚生活にずっと不満をもって過ごすようになってしまいます。自分の気持ちは素直にはっきり相手に伝えましょう。
また、あまりに細かすぎるルールを決めてしまうと逆に窮屈な生活になる場合もあります。ルールは最重要項目のベースのみにしておきましょう。
あとは臨機応変にルールに縛られすぎることないように気をつけましょう。2人の結婚生活が幸せな毎日となるようにしてくださいね。