美術館デートは、知的好奇心が旺盛なカップルにおすすめです。もともと美術が好きな方を美術館デートに誘うと喜ばれます。
また、あるアンケートでは、美術館デートを74%の方が「あり!」と答えています。そもそも美術に興味が無くても、「行ってみると意外と楽しかった!」なんて声もあるほどです。
今回の記事では、美術館デートが好評な理由と美術館デートで気をつけるべき4つのポイントについてお話します。
知的な美術館デートが好評な理由
美術館デートは、なぜ多くのカップルに好評な趣味デートなのでしょうか?
その2つの理由についてお話していきます。
会話をしなくても共感できる
美術館デートが好評な理由の1つ目。それは、会話をしなくても共感できるからです。美術館では、強制的に1つの絵画や作品を見ることになります。
もし、1つの作品にお互いが共感したのなら、黙っていても目で「これいいね」と暗黙の共感ができるのです。
また、同じ作品に2人が注目した場合は、お互いのセンスが一致したことになります。自分と同じものを良いと言っている相手に対して、嫌な感情を持つ人はいません。
むしろ、好感を持つのです。美術館デートは、お互いの価値観を共有し確認し合う、もってこいの場所なのです。
見識を深めるきっかけ
美術館デートが好評な理由の2つ目。それは、2人の見識を深めるきっかけを作ることができるからです。
見識とは、物の見方や意見のことです。「私はこの作品を見て〇〇と思ったな」や「僕はこの作品を見て〇〇と思ったよ」などと見識を交換し合うのです。
そうすることで、お互いの考えやものの見方を知るきっかけになります。ただ、作品の感想を話すときに言うべきでない言葉があります。
それは、お金に関することです。たとえば、「この絵がなんで100万円もするの?」と言い作品を批判することです。
もし、相手がそのアーティストを好きな場合、センスが合わないと思われてしまいます。また、相手の気分も害してしまいます。
感想を言い合うときは、ネガティブな発言よりもポジティブな発言をするようにしてください。その方が、デートは盛り上がります。
美術館デートで気をつけること
ここでは、美術館デートで気をつけるべき4つの注意点について話していきます。美術館デートは、些細なミスでうまくいかなくなってしまいます。
せっかくの楽しい趣味デートです。些細なミスはしないようあらかじめ注意点を知っておいてください。
作品を批判しない
美術館デートで気をつけることの1つ目。それは、作品を批判しないことです。
たとえば、
「これ、グッズ売りたいだけだよね」
「これの何が良いの?」
「こんなの自分でも描けるよ」
こんな言葉です。
デートをしている相手は、そのアーティストを気に入っているかもしれません。そんな状態で、作品を批判することはマナーの良くない行為です。
また、美術館の中は、2人だけではありません。そのアーティストが好きで訪れている人ばかりです。
大きな声で作品の批判をしてしまっては、周りから白い目で見られてしまいます。
美術館は、作品を批評する場所ではありません。作品を楽しむ場所です。まして2人で来ているのですから、批判的な言葉は控えなければなりません。
また、作品の批判以外にも、
「1枚いくらするのかな?」
とお金の話ばかりすることもNGです。美術館は、お金の勘定をする場所ではありません。せっかくの知的なムードが台無しになってしまいます。
知識をひけらかさない
美術館デートで気をつけることの2つ目。それは、知識をひけらかさないことです。これは、主に男性がやってしまいがちな失敗です。
いくら知識があるからと言って、永遠ウンチクばかり話していては相手が退屈してしまいます。「この作品は、〇〇な意図で書かれたんだよ」程度の豆知識はOKですが、長いウンチクはNGです。
相手に聞かれたら答えてあげる程度にとどめるべきです。特に、相手が美術にそこまで興味がない場合、ウンチクを語ることは嫌われるきっかけになりかねません。
あなたが好きな話題の場合、どうしても知識を話してしまいがちです。でも、相手にとってはありがた迷惑かもしれません。
知識を話すときは、相手の反応をよく見ながら話すようにしてください。また、美術館は事前に展示されているアーティストの下調べをしていくと、より楽しむことができます。
ですので、下調べをすることはとても良いことです。ただ、問題は、その知識をひけらかさないことです。知識をひけらかすとは、聞かれてもいないのに何度も何度も説明を繰り返すことです。
とはいえ程度の問題なので、1度や2度なら問題ありませんし、むしろ相手にも喜ばれます。人は夢中で話し始めると止まらなくなる傾向があるため、注意が必要です。
※もちろん、相手が積極的に聞いてきたのなら話してあげてください。
落ち着いた服装を心がける
美術館デートで気をつけることの3つ目。それは、落ち着いた服を着ることです。美術館は、基本静かに作品を鑑賞する場所です。
パーティー会場ではありません。ですので、極端に派手な格好はNGです。カジュアルよりも少しフォーマル寄りの落ち着いた服装を選んでください。
TPOに合わせた服装を選ぶことが重要です。また、美術館デートの場合、好きなアーティストによっては、相手の服装の趣味が派手になることもあります。
そのアーティストにとても影響を受け、普段の服装や髪型が奇抜になる人もいるのです。もし、デートに誘う相手がそんな人の場合は、服装については気にしなくてもOKです。
アート好きの方は奇抜な服装が好きな方もいますので、相手の趣味趣向を尊重してあげてください。落ち着いた服装を心がけることは、あくまでも基本的なルールであり例外があることも忘れないでください。
静かに鑑賞する
美術館デートで気をつけることの4つ目。それは、静かに鑑賞することです。これは、基本中の基本です。作品を見ながら会話をすることは悪いことではありません。
ただ、大声を出すことはNGです。あなただけでなく、同伴の人も恥ずかしい思いをしてしまいます。そして、恥ずかしい思いをさせたあなたの評価は下がってしまうのです。
ただ、ずっと押し黙る必要もありません。周りに迷惑をかけない程度の声で相手と話すことがよいでしょう。
「あの作品の色すごく綺麗だね」や「この作品すごく迫力あるね」など、自分が直感で思ったことを伝えるのです。
美術館に行き慣れておらず上手く言葉が出ないなら、抽象的な感想でも問題ありません。「なんか、この作品いいよね。」こんな抽象的な言葉でもOKです。
美術館デートは、2人で感想を言い合いながら楽しむものです。積極的に、自分が感じたことを伝えて楽しむようにしてください。
たまには知的な美術館デートもあり!
いかがでしたか?
知的な美術館デートが好評な理由と美術館デートで気をつけるべき4つのことについて話してきました。
美術館デートは、
作品を批判しない
知識をひけらかさない
落ち着いた服装を心がける
静かに観覧する
この4つのルールを守っていれば、成功します。そして、2人の共通点ができるため今後の会話が盛り上がるようになります。
また、美術館には、他に開催している展示会のパンフレットなどを配っているケースもあります。そんな場合は、「今度はこれ一緒に行かない?」とその場で誘ってみてください。
次回のデートの約束を取りつけることができます。さらに、相手が特定のアーティストを気に入ったのなら、グッズ売り場でグッズを買いプレゼントしてもOKです。
ちょっとしたキーホルダーやボールペンなどをサプライズでプレゼントしてあげると喜ばれます。思い出に残しやすいことからも、美術館デートは試してみる価値がある趣味デートといえるでしょう。
ぜひ、美術館デートに出掛けてみてください!