復縁は実はその後が難しいと言われています。自分たちでは想定できないような心の変化にぶち当たるからです。
上手くいかなかったことには必ず原因があります。そこをどう解決していくかに焦点を当てなければ、いくら気持ちが通じ合っていても寄り添うことはできないのです。
そこで今回は復縁はその後が難しい理由と対処法を紹介します。
復縁はその後が難しい理由と対処法とは?
人間すぐには変われない
性格や価値観などの不一致が原因で破局してしまうカップルがたくさんいます。いくら好きでもどうしても妥協できずに衝突してしまえば、恋人でいるのは難しくなるからです。
もちろん、どのカップルも我慢ができなかったわけではないはずです。ちょっとしたことなら受け入れ、交際を続けていたはずです。どうしてもお互いに譲れないから破局を選択したのでしょう。
つまり、衝突してもどちらかが妥協することができたなら、破局までは至らなかったはずなのです。
復縁を望んでいるなら、2人とも破局した原因となった自分の一面を変える努力をするはずです。そのため、よりを戻した直後は前回とは違うと感じるかもしれません。
しかし、残念ながら人間すぐには変われません。特に別れの原因になってしまうような不一致は、少しの間は制御できてもしばらくすると元に戻ってしまう可能性の方が高いです。
復縁カップルは最初は寄り添い合うことができても、しばらく経つと前回の別れの原因に高確率で直面することになります。そのため、また衝突して関係に亀裂が入ってしまいやすいのです。
信頼関係を築くのが難しい
別れた原因が元彼の浮気など信用問題に関わる場合、恋人として信頼関係を築いていくのは難しくなります。裏切られたという精神的ショックは簡単には癒えないからです。
恋人として信頼関係が築けないことは致命的な問題です。お互いに望んでよりを戻したとしても、元彼もあなたも苦しく辛い思いをすることになります。
もちろん元彼はあなたの信用を取り戻そうと必死になるでしょう。しかし、一向に信じてもらえずいつも疑われてばかりでは、精神的に疲れてしまいます。
あなた自身も好きな人を心から信用できないことはとても苦しいことです。ありもしないことで不安になって、いても経ってもいられない状態では精神がすり減っていってしまいます。
元彼の行動に不安になってばかりで、自分の生活も疎かになってしまう可能性もあります。お互いに疲れる毎日を過ごす中では、真の愛情もなかなか育っていかないでしょう。
24時間ひと時も離れずにいられるカップルは存在しません。離れていてもお互いを信じられる関係でいられなければ、付き合っていても苦しくなるだけです。
復縁しても一向に信頼関係を築くことができなければ、結局また別れる選択をすることになってしまうのです。
何となく違和感を抱きやすい
一度付き合って別れたという経験は、想像以上に精神面に影響が出ます。初めて付き合った頃のように、2人の未来を心から信じられなくなってしまうのです。
心のどこかに「また上手くいかないかもしれない」という思いが、無意識に気持ちにストッパーをかけてしまうことになります。すると、付き合っていても一線引いた関係になってしまいます。
大好きで仕方のない相手なら、多少合わない部分があっても受け入れようとするでしょう。この先を共にする自分の運命の人であってほしいという気持ちも強いはずです。
しかし、一線引いた付き合い方をしていると打算的な見方をしてしまいます。「合わないな」と思うことがあると、一度別れているという事実も相まって運命の人じゃないかもと考えがちになるのです。
つまり、以前は気にならなかったちょっとしたことでも、何となく違和感を抱きやすくなってしまうのです。
本当に好きな人と付き合っていても、違和感を抱くことは当然あります。しかし、一緒にいたいという気持ちが強く影響して、相手に寄り添おうと一生懸命になります。
ちょっとしたことで違和感を抱き、悶々とするようになれば、いずれ愛情にも変化が出てきてしまいます。やっぱり自分には合わないのだと、また別れを考えるようになってしまうでしょう。
お互い恋人がいなくて寂しかっただけ
納得して別れたとしても、恋人がいない生活になれば寂しさを感じてしまうものです。付き合った期間が長ければ長いほど、孤独を感じてしまう人も多いでしょう。
時間が経つに連れて、美化された良い思い出が寂しさを助長させるため、破局したことを後悔する女性も少なくありません。寂しいあまりにやっぱり好きなのかもしれないと思ってしまうのです。
もちろん一度は好きになった相手のため、100%勘違いであるとは言い切れません。元彼の良い部分は変わらず好意的に感じていても不思議ではありません。
しかし、別れたことも事実であり、破局当初と何も変わらないまま復縁しても、同じことを繰り返すだけです。寂しさを埋めるためによりを戻しても、関係は上手くいかないでしょう。
それでもやはり、寂しさというのは多くの女性にとって耐え難いものです。恋人がいる安心感や幸福感を求め、別れた理由も気にならなくなるほど復縁を願ってしまう人も多いのです。
お互いに寂しさが先行して求め合うように復縁しても、前に別れた原因の解決にはなっていません。やっぱり合わないと実感し、良い関係を築けず結局また別れてしまうでしょう。
対処法とは?
そのままの彼を愛す
お互いの考えや性格の違いが受け入れらず別れた場合、相手に変わることを求めてもなかなか上手くいきません。基本的に別れる原因になった部分は、努力しても変わらないからです。
ありのままの彼を愛せる自信が持てないのなら、よりを戻してもまた衝突するでしょう。自分を抑え無理して付き合ってもお互いに窮屈な思いをするだけです。愛情は育ちません。
他者に変わってもらうことは簡単なことではありません。いくらあなたが望んでも、元彼が自発的に変わりたいと願い行動しなければ難しいでしょう。
それでもよりを戻したいなら、あなたが受け入れられるように変わるしかありません。
胸に手を当てて自分に問いかけてみてください。
自身を変えてまで彼と一緒にいたいですか?
そのままの彼を愛すことができますか?
一度上手くいかなった相手との恋愛を成功させるには、人一倍の覚悟が必要です。復縁する前に自分がそのままの彼を好きになれるかをよく考えなければいけません。
彼を受け入れありのままの姿を愛せると確信できたなら、今度こそきっと良い関係が築けるでしょう。
直してほしいことを話す
復縁したくてもどうしても受け入れられず、元彼に直してもらいたいことがあるのなら話し合うしかありません。また浮気など明らかに相手に非がある場合も、直すよう訴えかける必要があります。
直してほしいことを話しても断られたのなら、関係は修復できません。復縁すべきではないということです。
どちらも譲れずに衝突したままでは、恋人として良い関係を築いていくことは不可能です。あなたが受け入れらず、彼も直せないなら復縁は諦めるしかありません。
特に浮気などが原因で別れた場合は、あなたが折れても良い恋愛はできません。彼女が嫌だから直してほしいとお願いしているのにとやめない言い切る相手とは、長続きしないでしょう。
いくら復縁したくても直してほしいことを話しても断られたのなら、あなたのためにも相手のためにも別れるべきなのです。
自分を第一に考える
恋愛は身勝手になってはいけませんが、自身を大切にすることも必要です。一緒にいて苦痛を感じるのなら多少の好意があっても、自分を守るために別れるべきです。
自分を蔑ろにする人は、本当の意味で他者を大切にすることはできません。相手を優先してばかりいるとフラストレーションが溜まり、無意識に自分勝手な考え方になってしまうからです。
傷ついてもなお一人で我慢し続けられる人は存在しません。いつか爆発して、元彼にぶつけてしまうでしょう。すると普段から対等な立場で衝突している関係よりも、相手に負担をかけてしまいます。
恋人の負担にならないようにするためにも、自分を大切にすることはとても大事なのです。
もちろん元彼と復縁したいのは本心でしょう。自分のことを考えた結果だと言い切る人もいるかもしれません。しかし、傷つく結果を選ぶことは自身を蔑ろにしていることと同じです。
苦痛から守ってあげられるのは自分だけです。あなたにとって何が本当に幸せなのかを一番に考えて、復縁すべきか否かを考えましょう。
復縁は2人の協力が不可欠
復縁の決断を下すには、十分時間をかけなければいけません。その時の気持ちに流されて答えを出してしまえば、自分だけでなく相手にも苦しい思いをさせることになります。
一度でも上手くいかなかったということは、2人の間には簡単には越えられない壁があるということです。どう解決していくかを考えずしてよりを戻してもまた別れるのは目に見えています。
また、壁があることを受け入れる覚悟も必要です。どんなに努力しても変えることができないことも世の中にはあるからです。
2人で変わる努力し、受け入れる覚悟を持たなければ復縁しても上手くはいきません。
今度こそ幸せな恋愛にしたいならお互いと自分自身としっかり向き合って、きちんと先を見て決断をしましょう。