同棲している恋人と別れたいけれど、なかなか切り出せずに悩んでいる人は多くいます。一緒に暮らしているからこそ、別れには覚悟と勇気が必要です。
別れを切り出すタイミングは?
一緒に買った家具家電はどうする?
今後どこに住めば良い?
同棲を解消して別れるには、問題も山積みです。どうしたらスムーズに別れることができるのでしょうか。
今回は同棲を解消して円満に別れる方法を紹介します。少しでもお互いの負担が減るよう、計画的に別れ話を進めていきましょう。
同棲を解消して円満に別れる8つの方法とは?
別れ話の前に住む場所を決める
同棲中に別れ話をする場合、まずは別れた後に住む場所を確保するのが先決です。実家に戻るのか、新たに一人暮らしをするのか決めておきましょう。
別れ話をしても住む場所がないと、ダラダラと同棲を続けてしまうことになります。そうなるとお互い気持ちの整理ができません。
また喧嘩をしてトラブルに発展することもあるかもしれません。相手が別れることに同意してくれない可能性も考えられます。
同棲という深い仲になっているからこそ、別れも簡単なことではありません。だからこそ別れ話をする日は、同棲を解消する日にしなければいけません。
まずは自分の覚悟をかためる意味でも住む場所を決めておきましょう。そして別れ話のあとに、すぐに移住できるよう準備しておくと良いです。
生活サイクルをずらす
仲良く同棲をしていて、いきなり別れ話をするのでは相手も混乱してしまいます。その前に別れの兆候をみせておくようにしてください。
今までは朝起きて、ご飯を一緒に食べていたでしょう。夜も寝る前は一緒に過ごしていたはずです。
この共に過ごしていた時間を少しずつなくしてください。朝は寝たふりをして、相手が家を出るのを待ちましょう。夜も残業や飲み会など予定を入れてください。
顔を合わせる時間を少しでも短くしていくのです。相手に「最近生活がすれ違っている」と思わせることがポイントです。
同棲生活が上手くいっている→別れ
同棲生活がすれ違っている→別れ
この二つでは、別れを受け入れる気持ちが大きく異なります。誤魔化しながら、生活サイクルをずらしてみてください。
別れ話の日に用意するべき場所は二つ
別れ話はいつどこでするのが良いでしょうか。同棲している部屋でするべきか。また別れ話をした後はどうするべきか悩みますよね。
まず別れ話は、同棲している部屋でするべきではありません。外に呼び出して、別れを切り出すようにしましょう。
同棲中の部屋で別れ話をすると、冷静さが失われてしまいます。2人だけの空間であり、思い出の詰まった場所でもあるからです。
できれば2人の思い出がなく、他にも人がいるような店内をおすすめします。相手は少し気持ちを落ち着けた状態で、別れ話を聞くことができるでしょう。
また別れ話のあとに同じ部屋に帰宅するのは避けてください。気持ちの整理をすることができません。
別れを切り出したあなたが別の場所に外泊してください。新しい部屋、もしくは実家でもホテルでも良いです。泊まれる用意をしておきましょう。
- 別れ話をする場所
- 別れ話のあとに帰る場所
この二つを用意して別れ話をしてください。
同棲解消後の家賃光熱費について
ここで円満に別れるために忘れてはいけないのが、お金の問題です。同棲を解消したあとに、金銭トラブルがないように気をつけましょう。
同棲中に家賃の支払いはどのように分担していたでしょうか。同棲を解消して家を空けることになっても、家賃の支払いは1~2ヶ月先まであるものです。
2人とも家を出るのであれば、家賃は別れを切り出した方が負担することになります。大きな出費なので、期間や金額も含めて別れの時期を考慮しましょう。
光熱費は使用したぶんが翌月に請求されます。最後の請求はどのように負担するのか話し合いましょう。
家を出る場合には、すぐに水道・電気・ガスも止める必要があります。使用しなくても基本料金が請求されてしまいますからね。
これらは、別れを切り出すあなたが担当して手続きしましょう。
一緒に購入した家具家電について
同棲するときには、別れがくることなんて考えていません。きっと多額の費用を支払って、家具家電を購入したことでしょう。
同棲を解消するときは、これらの家具家電をどのように分配するのか考える必要があります。基本的には購入負担をした方が引き取りことになるでしょう。
ただ実家に戻るのであれば必要ないものもあります。ここで揉めることがないようにきちんと話し合い、分配しましょう。
同棲を解消したいと申し出るのはあなたです。多少の家具家電は諦めるくらいの気持ちでいた方が良いでしょう。
別れるときは中途半端なことは言わない
同棲をしているカップルは、結婚のことも考えていたはずです。そこまで深い関係になっていた恋人が別れるのには、相当の覚悟がいります。
別れを切り出すあなたは、まず強い意思を持ってください。相手が泣いても怒っても、決して流されてはいけません。
中途半端に期待を持たせるようなことも絶対に言わないようにしましょう。あなたの強い覚悟と意思を貫いてください。
「何をいっても、もうダメなんだ」と相手に悟ってもらわなければいけません。同棲を解消するというのは、単に恋人が別れることよりも複雑で難しいことがあります。
だからこそ、自分の気持ちを整理した上でしっかり伝えましょう。そして相手にもしっかり気持ちの整理をしてもらってください。
荷物は相手がいないときにまとめて送る
同棲を解消して別れたら、あなたは新しい場所ですぐに生活を始めます。ただ相手はしばらく同棲していた部屋に住むことになるでしょう。
最初は数泊できるよう、必要最低限のものをまとめて家を出ます。ただ荷物はたくさん同棲していた部屋に残っていますよね。
また分配した家具家電も運び出さなければいけません。ここを長引かせてしまうと、2人の関係もダラダラ続いてしまいます。
そこでまず自分の荷物は、相手がいないときに荷造りをして送りましょう。一つ残らず運び出すようにしてください。
家具や家電は勝手に運び出すのが難しいようであれば、可能な物のみにしてください。あとは相手が必要なくなったときに送ってもらうよう頼んでおきましょう。
新住所を教えてしまうと、相手に未練があると来てしまうことも考えられます。送り先は実家にしておくか、車で受け取りに行くのでも良いでしょう。
別れの理由と感謝の気持ちを明確に伝える
同棲していた恋人と別れるとき、きっと何か大きな理由があるでしょう。その理由は相手にもきちんと伝えてください。
結婚まで考えていた相手と別れるのに、理由もわからないのでは納得できません。綺麗ごとではなく、本音で伝えるようにしましょう。
その上で、感謝の気持ちも伝えてください。
「今まで支えてくれて、ありがとう」
「同棲生活をしてくれて、ありがとう」
「自分を好きになってくれて、ありがとう」
これから別々の道を歩むとはいえ、一緒に住んでいた恋人です。良い別れ方なんてないかもしれませんが、悪い別れ方にはしないようにしてください。
理由と感謝を述べて、お互いすっきり気持ちが切り替えられるようにしましょう。
同棲を円満に解消するのは難しい
同棲を解消して別れるのに「円満」というのは、なかなか難しいことです。しかし円満にするために努めることは必要です。
同棲を解消するために、現実的に問題となること。
別れるために、精神的に問題となること。
これらを考慮して、お互い納得できるように別れの準備をしてください。