同棲に疲れた…原因と対策とは?
最初は楽しくて仕方なかった同棲生活も、だんだんと苦痛になってくることがあります。同棲している部屋に帰るのが億劫になり、一緒にいることが疲れてしまうのです。
せっかくの好きな人との生活が苦痛に感じてしまうなんて悲しいことですよね。ここまできてしまうと同棲生活を続けるのは、難しい状況になってしまいます。
では同棲に疲れてしまう原因とは、どのようなことなのでしょうか。また楽しい同棲を取り戻すための対策はあるのでしょうか。
今回は同棲に疲れを感じている人へ原因と対策を紹介します。破局してしまう前にぜひ参考に読んでくださいね。
同棲に疲れた考えられる原因
生活の価値観が合わない
同棲をすることで、今まで知らなかった相手の素顔が見えてきます。交際をしているだけでは気にならなかったような、価値観の違いも浮き彫りになるでしょう。
そうなると「好き」とういう気持ちだけでは、越えられないようなこともあります。それ以上に生活を共にすることが苦痛になってしまうのです。
では価値観が合わないとはどのようなことなのでしょう。
① 時間の使い方
朝起きる時間、夜寝る時間、お風呂に入る時間。そして朝昼晩のご飯の時間にも自分のペースがあったでしょう。当たり前のように過ごしてきた時間です。
生活した相手と時間の使い方が異なると、自分の時間をずらして合わせるようになります。これが意外と苦痛になるのです。
自分がしたいと思ったときに、自由にできないストレスは大きいです。そのため疲れてしまうのです。
② お金の使い方
同棲中は、今まで知らなかったお金の使い方も知るようになります。財布は別々にしているカップルの方が多いですが、あまりにも価値観が違うと気になってしまうでしょう。
無駄に浪費ばかりしていたり、逆に節約について口うるさく言われるのはストレスになりますよね。結婚前だからこそ、お金の使い方についての価値観が余計に気になるのです。
③ モノの使い方
同棲をしていると、一つのモノを2人で使うことが多くなります。このようなモノの消費の仕方や使い方に違いがあると、その都度気になります。
「1回でこんなに使ったの?」
「なんでもっと綺麗に使えないの?」
「出したらちゃんと蓋を閉めて戻してよ!」
このような不満を感じてしまうでしょう。そしていちいち感じてしまう自分にも相手にも疲れてきてしまうのです。
お互いの自由がなくなってしまった
同棲をするとお互いの行動を自然と監視するようになってしまいます。帰りが遅かったり、休日に出掛けることが気になってしまうのです。
しかし同棲をしても自由は欲しいと思いますよね。少し自由な行動をするたびに口うるさく指摘されてはストレスになります。束縛されているようで鬱陶しく思えます。
お互い独身であるにも関わらず自由がなくなり、結果的に2人とも疲れてしまうのです。
喧嘩することが増えた
同棲をすることで、喧嘩することは増えてしまいます。生活を一緒にすることで、不満も募ってきてしまうのです。
顔を合わせれば喧嘩。
仕事から帰ってきて喧嘩。
せっかくの休日なのに喧嘩。
これでは心休まるときがなくなってしまいますよね。喧嘩ばかりしていて同棲の意味があるのか、同棲していることに疑問を感じるようになります。
そして精神的にも疲れてしまい、同棲している家に帰るのも苦痛に感じてしまうのです。
相手への気持ちが冷めてきた
同棲は好きだからこそ乗り越えられることが多いです。好きだから許せること、好きだから尽くせることもあるでしょう。
しかし同棲をして気持ちが冷めてしまうと、全てが苦痛に感じます。許せることも、尽くせることもなくなってしまうのです。
つまり同棲に疲れたと感じる原因は、相手への気持ちがなくなってしまったのかもしれません。気持ちが冷めたことで、乗り越える気力がなくなってしまったのでしょう。
将来が見えない
同棲のゴールは結婚ですよね。同棲を始めるときには、少なからずお互いに結婚することを意識していたはずです。
しかしタイミングを逃すとズルズルと同棲を続けることになります。結婚しなくても良いのではないかと考える相手もいるでしょう。
そうなると一生同棲なのかと不安になります。2人の将来が見えなくなってしまい、ゴールを見失ってしまいます。結果、無意味な同棲に感じて疲れてしまうのです。
同棲に疲れたときの対処法
一度離れて距離をおく
一緒にいる時間が長くなり、一緒にいることが当たり前になりすぎているのでしょう。まずは少し距離を置いて、一緒にいる時間をなくしてみてください。
距離が近づきすぎると見えなくなるものも増えてしまいます。遠くから引いて見ることで気付けることもたくさんあります。頭を冷やして、心の整理をする意味でも、距離をおくことは有効です。
同棲している部屋には帰らず、少しの間、別の場所に帰るようにしましょう。実家や友人宅やホテルを利用してください。
それが一週間なのか一ヶ月なのかはわかりません。自分が疲れを解消して、今後の同棲への向き合い方を改めて決意できたら戻りましょう。
あなたが家を出ることで、相手も1人の時間を持てるようになります。お互い1人になることで、存在や気持ちを再確認できる機会にしてください。
今後の2人について話し合う
ダラダラと同棲をしていると、将来が見えない中途半端な現状に疲れを感じます。そこで今後の2人の将来について真剣に話し合いをしましょう。
来年には結婚をするのか。もしくは最低でも3年は同棲のまま貯金をして結婚するのか。今のところ結婚の意思はないのか。
本音でお互いが考えている将来の希望を話し合うことで、見えてくることはたくさんあります。また将来の進む方向が異なるときには、別れることも決意しなくてはいけません。
同じ3年過ごすのでも、結婚という目的のために2人で貯金するのであれば意識が高まります。何も目的を作らないと疲れる毎日になってしまうのです。
引っ越しをする
マンネリしている同棲に刺激を与えるためにも、引っ越しをしてみましょう。環境を変えることで、気分も上向きになります。
その際には今までの同棲で感じたことから、どのような部屋が自分たちに合うのかを考えてください。
⇒次は1LDKや1DKにして一緒にいられる部屋のみにしよう
⇒次は2DKにして、お互いの部屋を作り息抜きできるようにしよう
⇒部屋は古くても駅近の物件にしよう
このような改善点を考えて、次の引っ越し先を決めましょう。より良い条件の場所に住むことで、同棲の疲れを解消できるはずです。
疲れた原因に向き合ってみる
同棲に疲れたと感じる原因を自分なりに探ってみましょう。前項で紹介した原因の中に考えられるものはあるでしょうか。
今感じている同棲の不満を紙に書きだしてみてください。そして改善できることなのか。もしくは改善する余地がないのかを考えましょう。
ただ何となく疲れたと感じるのでは、対策のしようがありません。自分に原因があるのか、相手に原因があるのか。時期的に疲れているだけなのか。
よく考えることは何よりも大切です。曖昧な気持ちを整理して向き合ってみてください。
同棲は楽しいもの
同棲が想像していた生活と異なると感じる人は、とても多くいます。期待が大きいぶん、失望してしまう気持ちも大きいのかもしれません。
しかし同棲は本来とても前向きで幸せなことであるはずです。そこに後ろ向きな気持ちばかり感じてしまうのは、何か原因があるからなのです。
まずは原因を突き止めて、自分なりに対策を考えましょう。そして同棲とは2人でするものです。同棲相手にもきちんと自分の感情を話すようにすると良いでしょう。