反省したふりをする
上司から理不尽な人格否定をされたら、思わず反論したくなっても仕方ありません。しかし、そこはぐっと我慢しましょう。
人格否定をするような上司は、反論されると余計にエスカレートしてしまいます。火に油を注ぐことになり、関係がどんどんこじれることになります。
内心とは裏腹に、表面的には素直な様子を見せることが重要です。処世術として下手に出て、パワハラ上司を刺激しないでおきましょう。
その際には、さきほど紹介したマインドフルネスの方法を使って、上司が怒り狂う様子をただ「観察」しましょう。心の平穏を保つことができます。
上司の発言をメモしておく
パワハラ上司に面と向かっているときは、服従しているふりをするのが肝心です。下手に歯向かうとダメージを受けてしまいます。
ただ、いつまでも下手に出る必要はありません。場合によっては、法的手段に出ることもできます。そのためには、日ごろ受けている暴言の証拠になるようメモを残しておくことが重要です。
訴訟の中で上司のパワハラを証明するには、日頃どんな暴言を受けていたのか明らかにする必要があります。そのために、上司の発言内容をメモしておくことが必要になります。
発言があった日付も残しておくようにしてください。訴訟でパワハラを認定するには、暴言が行われた期間の長さも重要な要素になります。忘れないようにしましょう。
また、可能であればICレコーダーやスマホアプリを使って、上司の暴言を録音することも有効です。パワハラを認定するには、言葉だけではなく声の調子や雰囲気も大事な要素になるからです。
上司との会話を秘密裏に録音することは違法にならないか心配する方もいますが、安心してください。職場は公共スペースなので、そこでの会話を録音することはプライバシー侵害にはあたりません。
上司を追い越す
人格否定のパワハラを上手に対処できている方は、パワハラ上司を追い越すことを目標にすることもおすすめです。
もちろん、上司につぶされそうになっている方は、自分の身を守ることを最優先にすべきです。一方、余裕のある方は、攻めの姿勢を持つことも選択肢になります。
上司がパワハラできるのは、自分が上の立場だからです。上司よりも出世してしまえば、その前提を崩すことができます。
上司からパワハラを受けることは人生のピンチですが、これを前向きにとらえて仕事の起爆剤にするのです。そうすれば、人生をさらに輝かせることができます。
最悪転職する
人格否定を行うような上司は、人間性に問題があります。そのような人は、ちょっとやそっとのことでは変わりません。どうしても耐えられない上司からは、時に逃げることも必要です。
転職を考えてみましょう。仮に上司を訴えたとしても、裁判には多大な労力と時間がかかります。いずれにしても、新たな職に就くことが必要です。
転職をする際の注意として、新たな職が見つかるまで今の会社を辞めないでください。すぐにでも逃げ出したい気持ちはわかりますが、履歴書に空白期間があると転職市場での価値が下がります。
パワハラを受けながらの転職活動は大変つらいですが、転職エージェントに登録すれば、転職のプロの力を借りることもできます。一人で抱え込まず、何とか乗り切ってください。
人格否定されても自分を責めない!
今回は、人格否定をする人の心理や対処法について見てきました。
人格を否定するような暴言を受けたときは、どうか自分を責めないようにしてください。
紹介してきたように、人格否定する人は人間性に問題を抱えています。そんな相手の言うことを真に受ける必要はありません。「暴言しか能がない人だ」と憐れむくらいで丁度いいです。
人格否定する人は、上手にあしらって、もっと大切な人と過ごす時間を増やしてください。それが幸せな人生につながります。