一度離婚してしまうと、バツイチという一種の肩書みたいなものがつきます。これが日本ではマイナスに捉えられる風潮にあります。
もう一度、再婚したいと思っても本当にうまくいくのか不安という方も多いでしょう。ましてや子供のいる方はその不安もさらに大きくなります。
しかし、離婚を決意してときを思い出してみてください。おそらく離婚してもう一度幸せになりたい、離婚したら幸せになれると思った方も多いはずです。
あなた自身が本気で幸せになりたいと思い続けない限り、向こうから幸せは寄ってきません。確かに、独身の頃に比べれば、恋愛がしにくいですが、そんなことはたいした問題ではありません。
まずは、あなたが離婚から学んだことを生かして以前よりも成長して素敵な女性になることです。二度と同じ失敗をしないためにも、子供ためにも、あなたには幸せになる権利があります。
では、離婚した女性が再婚して幸せになるためには、どういったことに気を付ければいいのでしょうか。これから、幸せになるために意識してほしいことを紹介していきます。
離婚した女性が再婚して幸せになる7つの方法とは?
子供や再婚相手に気を使いすぎない
子供連れでお付き合いをした場合は、子供にも相手にも気を使ってしまいます。もちろん、それも大事ですが、あまり気を使いすぎると疲れてしまいます。
再婚前提でお付き合いしている場合には、なるべく早く子供には会わせておいたほうがよいでしょう。一般的には子供が小さいほど、順応性が高いとされています。
なおかつ子供のことを大事にしてくれる男性なのかを見極める必要もあります。もちろん、自分の子供じゃない子を受け入れてくれるわけですから、相手への敬意も必要です。
また、子供に対しては親が気を使うとかえって勘違いすることもあり、よくありません。あくまで子供には自然に接するように心がけましょう。
子供に命令口調で「仲良くしなきゃダメでしょ」なんて言ってしまうと、逆効果です。自分よりも相手の男性の方が大事なんだと勘違いしてしまいます。
すぐに再婚ばかりを意識しない
今あなたは、離婚して自由の身です。どうしても年齢のことを考えると、再婚に焦ってしまいがちです。
男性は、相手が最初から結婚を意識しすぎると引いてしまいます。ですので、最初は恋愛を楽しむつもりで、長い目で男性のことを見ていくことをおすすめします。
一度失敗しているからこそ、今度は慎重さも大事になってきます。この人といれば、この先も幸せだろうか、子供のことも大事にしてくれそうか、など考えることはたくさんあります。
あなたが母親であるならば、やはり1番に優先すべきは子供のことです。子供の気持ちを絶対に無視してはいけません。
そのうえで、時間をかけてでもお互いに理解し合って愛を育んでいく必要があります。幸せを掴みたいなら焦ってはいけません。
離婚から学びを得ること
離婚というと、世間的にはマイナスなイメージがあるかもしれません。しかし、離婚した経験は一度夫婦生活を経験して独身者にはない様々な経験をしているわけです。
夫婦生活をしていく中で、良かった面もあれば、うまくいかなかった面もあるはずです。表面的な部分だけじゃなくお互いに全てをさらけ出して生活してきたのです。
自分1人の生活とは違い、全てにおいて2人分で考えて行動しなければいけません。その中で、学んだことや大変だったことは思い返せばたくさんあるでしょう。
最後は大嫌いだった夫でも、思い返してみれば良い思い出も過去にはあるはずです。結果として離婚してしまったとしても、その中から学ぶことは大いにあります。
一度失敗した分、人よりも多くのことを学んで次に活かしていくことができるのです。
相手の親に恵まれる
離婚して再婚となると、やはり相手の親の目が厳しくなります。初婚とは違い、勢いだけで再婚しようとしてもバツイチというだけで反対の理由になりやすいのです。
相手の親が厳しい性格で、あなたが子連れの場合などは特に反対される可能性も高くなります。そのことは初めから覚悟して、面会に臨んだほうがいいでしょう。
もちろん、そのときにあなたの人柄次第で相手の心が動くことがあります。初めて相手の両親に会う機会がきたときは、人生1番の大勝負くらいの気持ちで行ってください。
もし、理解のあるご両親に恵まれたときは一気に肩の荷が下りた感じがしてホッとするでしょう。
ですので、義理の両親に恵まれたときは、その機会を大事にしたほうがいいです。相手の両親の反対で再婚を諦めてしまうシングルマザーも多いのです。
相手の両親とは生涯の付き合いになるのですから、この先うまくコミュニケーションを取っていけそうかどうかは大事なことです。
相手に完璧を求めない
結婚というのは、全くの育った環境の違う2人が一つ屋根の下で暮らしていくのです。必ず、価値観の違いや、理解しがたい行動も出てきます。
再婚してからには、二度と失敗したくないと思うあまり、頑張り過ぎてしまうことがあります。しかし、自分が頑張っていると、相手にも頑張ってほしいとだんだんと要求が増えてきます。
しかし、どんなときも相手に完璧を求めてはいけません。完璧を求められると、我慢の連続になり、お互いに苦しくなってきてしまいます。
そして、いつの日か一緒に暮らしていくこともままならなくなってしまうのです。そうならないために、自分の受け入れられる範囲のことは多めに見ることも重要なことです。
あなた自身も、頑張り過ぎずにときには言いたいことも言って相手に頼っていくことも必要です。その方が、長い目で見たときに円満な家庭を築けます。
相手とのバランスをうまくとれる
結婚というのは、独身のころとは違い、自分のだけの空間で生活しているわけではありません。ですので、相手のことも考えながら生活していく必要があります。
もちろん結婚したから縛られるわけではなく、1人の人間として個人の自由があります。そのことを理解したうえで、バランスをとっていける方は再婚後もうまくいきやすいでしょう。
自分もたまには自由な時間を取らせてもらうかわりに、相手にも自由な時間を過ごしてもらうことも大事です。夫婦は助け合いが大事なので自分よがりになってはいけません。
お互いにストレスにならないように、うまく夫婦の距離感をとっていくことでバランスがとれます。相手への思いやりを忘れなければ、そこに必ず信頼関係ができあがるはずです。
再婚後は夫婦だからと言って、縛られ過ぎず、離れすぎず適度な距離感をとっていくことが幸せへの道です。
感謝の心を常に持っておく
よく自分が何かしてあげたから、あなたも何かしてと平等を求める方がいます。しかし、こちらから一方的に平等を求めるとうまくいきません。
「お風呂沸かして」「掃除しといて」と要求ばかりされたら良い気分はしないですよね。あなたが何かしたことは、自分がしたくてしただけなので、それに対して何かを求めるだけではいけません。
相手に要求するなら、同時に感謝の気持ちを忘れてはダメなのです。常に「ありがとう」の気持ちを持っておけばそれは相手にも伝わります。
感謝の気持ちを忘れると、どうしても先に口が出てしまうのです。「手伝ってくれてありがとう、もっとこうすると上手にできるよ」などと感謝の気持ちもセットで伝えるようにしましょう。
再婚して幸せになる離婚経験女性は努力をしている
再婚というのは、人生の再スタートです。あなた次第でいくらでも人生を豊かにすることができます。
よく、離婚したら幸せになれると思う方もいますが、それはあくまで一時のことです。離婚も再婚もスタート地点に立った状態です。
ここからが本当の人生の始まりなのですから、あなたが手を抜いていたらそれはあなたに返ってきます。再婚して幸せになるということは、平坦な道ではないでしょう。
しかし、実際に多くの方が再婚して以前よりも幸せな生活を送っています。そういった方に共通しているのは、努力をしています。
一度、失敗した経験があるからこそ、人の痛みも分かるし、感謝もできるし、優しくもなれるのです。
失敗することが悪いことではなく、失敗から多くを学び、それを生かせる人が良い人生を歩みます。あなたが諦めずに努力すれば、必ずあなたを必要とする素敵な人が現れるはずです。