初めてのデートは誰でも緊張するものですよね。これまで何度も話した相手であっても、今までとは違うシチュエーションに戸惑うこともあります。
相手だってあなたとのデートで緊張しているはずです。なにしろ、二人にとって初めてのデートなのですから。
初デートの印象が今後の二人の関係性を変えていくことだってあります。まだ相手のことをよく知らなくても、どうせなら相手に良い印象を与えたいですよね。
良い印象を与えるためには、会話を楽しめることが大切です。当日の会話をスムーズにいかせるために、今回は初めてのデートの会話をどうすればいいかについて説明します。
初デートの会話はどうすればいい?
日常生活において、会話は切っても切り離せないものです。デート以外でも、友達との会話や職場での会話、家族との会話もあります。
普段は何気なく会話をしていても、デートとなると身構えてしまうものです。初めてのデートということは、お互いのことをまだよく知らないことがほとんどです。
共通点がすぐに見つかれば良いですが、そうでない場合は何から話せばいいか困ってしまいますね。
でも、実は人と人との会話のパターンは大体決まっています。もちろん、人によって興味のある話題や会話のリズムも様々ですが、会話のポイントをつかめば難しいことではありません。
ポイントをつかんで、初デートの会話を面白いものにしましょう。
相手のタイプを見極めて会話する
まず、あなたがデートをする相手はどんなタイプの人なのか、見極めてからこちらの対応を考えることが大切です。
普段から話が好きでコミュニケーションが上手な人だったら、初めから心配はいりません。相手に任せてしまって、あなたは聞き手にまわりましょう。
博識な方や好奇心旺盛な方は、話すことが大好きであなたに色んな事を教えてくれるかもしれません。そんなときは「そんなことまで知っているんだ」とか「もっと知りたい」と伝えましょう。
つまり、相手が話したいことを思う存分に聞いてあげるのです。そうすることで相手は満足感を得られ、とても良い気持ちになります。
逆に、話が苦手なタイプの人もいます。もしかすると、その人は人見知りであなた以上に緊張しているのかもしれません。
そんなときは、緊張をほぐしてあげるようなリラックスした雰囲気づくりをしてあげることが大切です。
話が上手くなくても、ときおり相槌を打ってあげたり、笑顔で話を聞いてあげたりするだけで相手の緊張を和らげます。
中には本当に話すのが苦手な人もいます。そんなときは自分から話題を振って話して、相手が聞き手に回れるよう、自分が話し手になってあげましょう。
当たり障りのない話題から
そうは言っても、「自分だって話すのは苦手だ」という人や「普段は話せるけどデートとなるとつい黙ってしまう」という人もいます。
初めての相手と共通点を探すのは難しいことですから、まずは一般的な当たり障りのない話題を始めてみましょう。
簡単な会話を少しずつ繰り返すことで相手との距離感を縮めていき、不思議と深い話が出来るようになります。
初デートでの無言の時間は、自分にとっても相手にとっても少し居心地が悪いものです。できるだけ無言の時間をつくらないように、目にしたもの・事実をどんどん口に出してみましょう。
中身がない会話でも、不思議と印象だけは記憶に残ります。ネガティブな話題ではなく、ポジティブな話題を話すよう心がけましょう。
パーソナルすぎる話題はNG
当たり障りのない内容と対照的なのは、パーソナルな話題です。具体的には、過去の恋愛や家族についてです。
「今までに何人と付き合ったの?」とか「前回付き合ってた人とはいつ・なぜ別れたの?」
などの質問は、少しデリカシーのない質問ととらえられてしまうかもしれません。
また「お父さんは何の仕事をしているの?」とか「兄弟は結婚しているの?」という質問も初デートでは避けた方がいいでしょう。
家族について尋ねることはそこまで失礼に当たらない気もしてしまいますが、人によって事情は様々です。話したくない人もいるかもしれません。
どうしても相手のパーソナルなことに興味があり、こういった質問をしたいというときは、まずは自分について話してみましょう。自分が話せないことは相手も話したくないはずです。
また、自分のことを話すことで相手の警戒心を解くことができるかもしれません。大切なのは無理に聞かないことです。「自分も話すから、あなたも教えて」と強要してはいけません。
これまでうまくいっていた関係を壊してしまうことになりかねません。
初デートで当たり障りのない会話とは?
最も簡単で当たり障りのない話題は、天気の話です。相手の年齢や性別、シチュエーションやタイミング関係なく話題にすることができます。
でも、「今日は晴れてるね」「そうだね」では会話がすぐ終わってしまいますよね。会話が終わらないためには少しだけ工夫が必要です。
「今日はすごい天気いいけど、晴れた休日は何をしているの?」と話をすれば、相手の休日の過ごし方がわかるかもしれません。
そんな簡単なことを話題にして盛り上がるの?と疑問に思うかもしれません。しかし、会話はキャッチボールが大切です。「話しやすい話題を話す」、これが鉄則なんです。
ファッションや髪型など外見について
会話が少し盛り上がってきたら、ファッションや髪型など外見について話題にしてみましょう。
街中のショーウィンドウで目にするファッションや流行りの髪型について話題にしてみましょう。相手の好みについて分かることがあるかもしれません。
外見で素敵だと思うところを褒めれば、嬉しい気持ちになるはずです。ファッションに疎くて、どこを褒めたら良いかよくわからないときは髪を褒めてみましょう。
「髪の色が素敵だね。地毛?」なんて言われたら、染めていても地毛でもうれしいですよね。
一度褒めて、謙遜されたら「私は素敵だと思う」と一言だけ返しましょう。あまり褒められすぎるのも居心地が悪いものです。相手が受け入れるまで何度も褒めるのはやめましょう。
髪の毛以外の身体の一部を話題にするのは避けた方がいいでしょう。あなたにとっては素敵と思っていても、もしかすると相手にとっては気にしているところかもしれません。
一般的には、歯並び・ほくろ・目の大きさ等についてです。気にしているところを褒められるのは嬉しい気もしますが、初めての相手にまじまじと見られるのは緊張するものです。
初デートでは見て見ぬふりをしてあげるのも優しさです。
好きな○○シリーズ
初デートでお互いの好きなものについて話すことは、お互いを知るうえで必要不可欠です。
好きな場所、テレビ、本、季節、キャラクター等、好きな〇〇シリーズは話が尽きることがありません。
話が苦手な人でも、自分が好きな分野については話がしやすいので会話も盛り上がりやすくなります。
話題がなくなって困ってしまったら、まずはあなたの好きなものから話してみるのもいいかもしれません。相手に自分を知ってもらい、アピールすることもできます。
趣味や休日の過ごし方
相手の趣味や休日の過ごし方について聞いてみるのはおすすめです。相手のことを知ることが出来るのはもちろん、内容によっては次のデートの約束もしやすくなります。
相手と自分の共通点が見つかれば「今度一緒にしよう」と誘うこともできますし、相手の趣味に興味を持てば「今度教えてほしい」ということもできます。
趣味がなく、インドアで休日も寝て過ごしている人もいるかもしれません。そんな人には「たまには外で〇〇しよう!」と提案してみるのもいいでしょう。
ただし、普段インドアな人に急にアウトドアなことを提案しても難しいのでそこは慎重に提案してくださいね。
職場や学校について
少しパーソナルな質問になりますが、職場や学校について訊ねてみるのもいいでしょう。
初めて会った相手に会社名や学校名まで尋ねるのは少しハードルが高いですが、最寄りの駅や業種・学部などの分野については訊ねても問題ありません。
そのときも、「通勤(通学)は遠いの?」とか「何について勉強しているの?」など、直接的な質問ではなくぼんやりとした質問の仕方がおすすめです。
初めてのデートの会話は当たり障りのない話題から
初めてのデートにおいて、会話はとても重要ということがお分かりいただけましたか。
会話を盛り上げようと意識しすぎると、盛り上がる話も盛り上がらなくなってしまいます。まずは当たり障りのない話題でも会話を続けることが大切です。
二人の距離を早く縮めたい気持ちが先走って、最初からパーソナルすぎる話題をしてはうまくいきません。
当たり障りのない内容でも、あなたの意見を伝えて相手の意見を聞いてみることで会話は膨らんでいきます。焦らずに少しずつ距離を縮めていきましょう。
初めてのデートでの会話が楽しいと思えることが出来たら、次のデートをする可能性も高くなるのでポジティブな話題で盛り上がりたいですね。