世の中には失恋が原因で眠れなくなってしまう女性がとても多いです。好きな気持ちが強ければ強いほど、失恋のショックが大きく、眠れなくなってしまうのも無理ありません。
しかし眠れないと失恋の傷が癒えるのもどんどん遅くなります。睡眠は心を休める行動でもあるので、足りていなければ心は疲れたままで、失恋の辛さに耐えられなくなってきてしまいます。
失恋の辛さを和らげるためにも睡眠は必要不可欠なのです。
とは言っても眠れない原因は失恋であるため、どうしようもないと思ってしまう人もいるでしょう。失恋したから眠れないのに、簡単に眠れたら苦労していませんよね。
できるだけ頭から失恋のことを切り離して、心身をリラックスさせてあげることに徹する必要があります。
そこで今回は失恋で眠れないときに試してほしいことを7つ紹介します。ぜひ7つの方法を試して1分でも早く1分でも長く眠れるように、努力してみてください。
失恋で眠れないときに試したい7つの方法
読書をして寝付きに本のことを想像しよう
ドラマなんかを見ていると母親が子どもを寝かしつけるために本を読み聞かせしているシーンをよく目にします。小さい頃によく親に本を読んでもらっていたという人も多いことでしょう。
読書にはたくさんのメリットがあります。たくさんの知識を得ることができますし、表現力や思考力、問題解決能力など生きていく上で必要な能力を培うこともできます。
自分の知らない世界に連れ出してくれる本を読むことで充実感を感じることもできるでしょう。そして就寝前に読書をすることで、寝付きが良くなり良質な睡眠をとることができるのです。
読書をすることで現実とは違う本の中の世界に意識を向けると、現実で受けたストレスが緩和され、緊張がほぐれます。すると心拍数も穏やかになり、寝付きやすい状態になると言われています。
また現実ではない空想の世界に夢中になることができれば、失恋のことを考えずに済みます。失恋のせいで眠れないのであれば、考えないようにするのが一番なのです。
失恋をしたことで眠れなくなったのであれば、失恋のことを考えずに寝る前に読書をしましょう。そして寝付きに本のことを想像して、本の世界へ意識を集中させてみてください。
きっと心からリラックスし、気持ち良く眠ることができ目覚めた時にも満足感を得ることができるでしょう。
ランニングやウォーキングですっきりした頭をつくろう
失恋をすると失恋のことばかりで頭がいっぱいになり、心が締め付けられたような状況が続きます。心が大きなストレスを感じており、脳が緊張状態なのです。
脳が緊張状態だと睡眠の妨げになります。身体が疲れていなければなおさら眠ることができないでしょう。そのため眠るためには、まずは身体を適度に疲れさせることが必要です。
身体を適度に疲れさせるためにランニングやウォーキングをおすすめします。身体1つで気軽にでき、女性磨きにもつながるのでメリットが多いのです。
またランニングやウォーキングをすることで適度な有酸素運動をすると、頭もすっきりしてきます。有酸素運動はストレスホルモンを分解し、副交感神経を活性化する効果があるからです。
身体が適度に疲れを感じ、頭がすっきりしている状態は眠りにつきやすい状態です。きっと寝ようと思わなくてもスッと眠りにつくことができるでしょう。
アロマでにおいに意識を集中させよう
失恋が原因で眠れない時は、寝ようとしても失恋したことばかり考えてしまうため、いつまでも脳が覚醒したままです。脳覚醒したままだとなかなか眠りにつくことはできません。
かと言って考えるなと言われても難しいでしょう。そんな時は脳の覚醒を抑えることができる高い鎮静作用を持ったアロマを試してみてください。
アロマにはたくさんの種類がありますが、安眠効果があるアロマオイルもあります。
自律神経のバランスをとる効果、体の緊張をほぐす効果、ホルモンバランスを整える効果などを持っているアロマを選びましょう。そしてにおいに意識を集中させてみてください。
嗅覚というのは五感の中で一番記憶に直結した感覚と言われています。緊張感を抱いたり不快な気持ちになったりするにおいは、記憶も刺激するため寝付きを一層悪くさせます。
寝る時には日頃からリラックスしたり穏やかな気持ちになれたりする匂いが最適です。心地よい香りがするアロマを選び、寝室で常にその香りがするような環境作りをしてみましょう。
アロマでにおいに意識を集中させれば、きっと心身ともにリラックスして、良い眠りにつくことができるはずです。
音楽を聴く
心身をリラックスさせることができれば、失恋で悩んでいても寝付きが良くなります。心身をリラックスさせるためには音楽を聴くこともおすすめです。
音楽を聴くと脳波が眠りやすい状態を作り出すα波を出してくれると言われているのです。
α波というのはストレスを減らす効果や幸福感を与える効果を持っています。このα波が出ると脳はとてもリラックスした状態になるため、身体の力も自然と抜けてリラックスすることができます。
α波が出やすいゆっくりとしたリズムで、歌詞のない曲や歌詞がわからない曲がおすすめです。
しかし音楽を聴くということは脳に刺激を与えているため、聴き続けると睡眠の質が低下してしまうことには注意が必要です。
音楽を聴くことはあくまで寝入りをよくするために心身をリラックスさせることが目的です。眠ってからも音楽が流れたままだと、意識はなくとも脳への刺激は続きます。
寝入りだけでなく、睡眠自体を良くするためにタイマーを使って自動で音楽が切れるようにしておくことをおすすめします。
湯船につかろう
よく眠れるようになるために心身をリラックスさせる方法として、湯船につかるというのもとても効果的です。湯船に浸かるとよく眠れるのにはいくつか理由があります。
1つは深部体温という身体の中心部の体温が関係しています。私たちの身体には皮膚体温と深部体温があり、日頃体温計で測っている体温は皮膚体温で、脳や内臓などの体内の温度が深部体温です。
皮膚体温と深部体温とでは通常差があり、深部温度が約37度に対し皮膚体温は低めになっています。そして眠る時間になると、深部体温が下がり皮膚体温が上がる仕組みになっています。
日中に活動していた脳や内臓などを休ませる時間でもあるため、深部体温を下げるのです。つまり深部体温が下がり皮膚体温が上がった状態が、睡眠に入るのに適した状態と言えます。
湯船に浸かることで下がりつつある深部温度を上げると、その後の深部温度の低下がスムーズになります。そして深部温度がスムーズに下がれば寝付きが良くなるのです。
加えて湯船に浸かることで精神的にもリラックスができるため、より眠りにつきやすい状態になります。
心身ともにリラックスした状態のまま布団に入れば、きっと失恋のことを考えて眠れなくなる前にぐっすり眠れるでしょう。
肌触りの良いものを寝具にとりいれよう
寝付きを良くして、良い睡眠をとるためには寝具も重要です。失恋で落ち込んでいる時は特に眠るのが気持ち良いと思えるような肌触りのいい寝具をとりいれてみましょう。
特におすすめするのは肌触りの良い抱き枕を寝具にとりいれることです。なぜなら抱き枕には癒し効果があると言われているからです。
何かを抱きしめるという行為は心にも良い影響を与えると言われています。抱きしめることで幸福感を高める神経伝達物質が分泌されることが科学的にも証明されているのです。
同時に睡眠の質を高め気持ちを落ち着かせる物質も分泌するので、抱きしめるという行為は寝付きを良くする効果があるのです。
加えて肌触りの良いものを選べば、気持ち良さを感じることができ幸福感をさらに高め、リラックスすることができるでしょう。
抱き枕でなくても肌ざわりの良いものを1つとりいれるだけで、睡眠環境は一気に良くなり寝付きも良くなるはずです。ぜひ自分の好みの寝具を1つとりいれてみましょう。
きっと失恋のことなど負の感情を持つ前に良い眠りに入れるはずです。
不眠について心配をしすぎない
不眠という言葉を聞くと病気なのか、病気になるのではないかと心配してしまう気持ちもわかります。しかし心配しすぎてしまうと、プレッシャーになり余計眠れなくなってしまいます。
熟睡はできなくとも布団に入って安静にするだけで疲れをとることはできるので、過度な心配はいりません。不眠について心配をしすぎないようにしましょう。
疲れをとるために眠る努力は必要ですが、眠れない自分を責める必要も眠れないことに焦る必要もありません。時が必ず解決してくれるので、不眠について過度に心配しなくて大丈夫です。
失恋に限らず眠れなくなることは多くの人が経験していることで、決しておかしい事ではありません。
また不眠で医療機関などの力を借りている人もたくさんいるので、1人で悩み過ぎずに気負うことなく周囲に相談してみましょう。
不眠について心配しすぎないようにしましょう。あなたにもぐっすり眠れる日が必ずきます。
失恋で眠れなくても考えすぎない
失恋はとても辛いものです。好きな気持ちが強ければ強いほど失恋のショックは大きく、日々の生活に支障をきたしてしまうこともあるでしょう。
特に睡眠は心の傷の影響を大きく受けるため、失恋によって眠れなくなってしまうのもおかしなことではありません。しかし不眠が続いてしまえばもっと辛い思いをすることになります。
失恋が辛くて眠れなくなるほどの恋をできたということはとても素晴らしいことです。そこまで本気で人を好きになれたあなたには、きっと幸せが訪れるはずです。
次こそ幸せを掴むためにも自分の心と身体を大切にしてあげなければなりません。十分な睡眠をとることは自分の心と身体を大事にする行為の1つなのです。
ぜひ今回を参考に失恋が辛くて眠れない時は、眠れるようにできるだけ努力をしてみましょう。十分な睡眠をとることができれば、きっと失恋の傷も癒えてくるはずです。