海外と日本の遠距離恋愛を成功させるには?

「留学することになった」

「海外赴任することになった」

言語や距離の壁を越えて、海外へ飛び出すこと。それは、とても素敵な人生の始まりを意味しています。お祝いすべき、おめでたいことです。

しかし、恋愛中のカップルにとっては喜んでばかりもいられない状況です。遠く離れ離れになってしまう不安を感じていることでしょう。

行き先の国によっては、時差で昼夜が噛み合わず電話で声を聞くことすら難しくなってしまうこともあります。

「おやすみ」のメールを、太陽が昇っている時間帯に受け取るようなシチュエーションもあり得るでしょう。

会いに行くにしても、お互いの休みを調整して、飛行機を予約して、数日かけて会いに行くことになります。その時間のほとんどが移動時間に消費されてしまうこともあるでしょう。

もちろん、海を越えて移動するためにはお金がかかります。日本と海外の遠距離恋愛では、時差や移動のための費用など、国内の遠距離恋愛よりも障害が多いものです。

そんな地球規模の遠距離恋愛をすることになってしまう…そんなあなたにぜひやってほしいことが、幾つかあります。

海外と日本で遠距離恋愛をするあなたにやってほしいこと

カップルのシルエット

ビデオ通話の連絡手段を整える

日本と海外で連絡を取り合う場合には、電話よりもインターネット電話がおすすめです。国際電話では電話料金がかかってしまいますが、インターネット電話はもちろん無料です。

ビデオ通話ができるアプリをスマホやコンピュータにインストールして環境を整えておきましょう。LINE、Skype、Facebookメッセンジャー、カカオトークなどが代表的ですね。

顔を見て話すことのできるビデオ通話は日本と海外の遠距離恋愛カップルの心強い味方となってくれることでしょう。

海外生活者の異文化ストレスを理解する

海外での生活というと、それだけで順風満帆で楽しそうなイメージがあることでしょう。しかし、実際は言葉や文化の違いからストレスを感じることも多いです。

海外生活を経験したことのない人々が、その気持ちを理解することは簡単ではないでしょう。海外生活者の精神的な変化に段階があることを、あらかじめ理解しておきましょう。

  • ハネムーン期
  • 現地に到着して、まず体験するのがハネムーン期です。この時期は、見るもの全てが新鮮で楽しくワクワクした気持ちで満たされている時期です。

  • カルチャーショック期
  • 海外での生活には、自分の常識が通用しないことや現地人とのコミュニケーションに障害を感じるものです。そして、日常生活の中の細々としたことに不便を感じます。

    日本では当たり前にできたことが思うようにできないことや、子供のように扱われたりすることにショックを受けるものです。場所によっては人種差別を受けることもあるでしょう。

    自宅に引きこもりがちになってしまったり、食欲がなくなってしまったりすることがあります。愚痴っぽくなることが特徴です。愚痴を言い始めたら、広い心で聞いてあげましょう。

    カルチャーショック期に日本で楽しそうに過ごす写真などを見てしまうと、寂しい気持ちになることがあります。ホームシックを誘発させないために、配慮が必要な時期です。

  • カルチャー調整期
  • 時間の経過と共に現地での生活に慣れていく時期のことをカルチャー調整期といいます。異文化を吸収し乗り越える時期です。嫌いな部分についても妥協して受け入れることができるようになります。

  • 適応期
  • 第二の故郷のような感覚を持つことができる時期を適応期といいます。ここまで適応するためには、長い時間と本人の努力が必要になります。

    ただ日々を過ごすだけでは、ここまでたどり着くことは難しいものです。適応期を迎えた時、人間的にもかなりの成長を遂げていることでしょう。

    離れる前に二人でプレゼント交換をする

    クマのキーホルダー

    離れ離れになる前に、二人でプレゼントを交換しあうことをおすすめします。できれば、見るたびに相手を思い出すことができるような、身に付けることができるアイテムが良いでしょう。

    思い切って、ペアリングを買ってみませんか?常に相手を身近に感じることができるし、左手の薬指につけることで、異性からのアプローチをブロックする効果もあります。

    ペアリングの浮気抑制効果は、絶大ですよ!

    ペアリングに抵抗があるなら、お揃いのペアグッズはいかがですか?遠距離恋愛なら、ペアグッズでも抵抗なく使えますよね。

    時差を考えて連絡の時間を決めておく

    世界の時計

    日本と海外の遠距離恋愛で、二人のコミュニケーションを大きく阻むもの。それは「時差」です。

    行く先の地域にもよりますが、連絡を取り合う際の障害となってしまうことが多いものです。休みの日や余裕のある時間帯を調整して、連絡するタイミングを決めておくと良いでしょう。

    その習慣が定着すると、精神的にも安定していくものです。回線を繋ぎっぱなしにして過ごすだけでも、近くにいるような感覚を体験することができますね。

    とはいえ、相手が疲れている時などは柔軟に対応していく気遣いも大切です。

    二人でその国の観光スポット・行きたい場所を調べる

    英語の地図

    行き先の国について、情報を集めましょう。インターネットの検索サイトで「国名+観光」で検索すれば、だいたいの情報は集めることができるでしょう。

    ガイドブックを購入してみるのも良いですね。

    共通の情報があれば、観光地や食べ物の話題で盛り上がることができます。現地で再会する日を想像しながら、楽しみを少しずつ増やして、旅の計画をしていきましょう。

    あまり知られていないような国の場合には、インターネットの翻訳サイトを上手に活用しましょう。

    「国名(英語表記)+tourism」や「国名(英語表記)+Sightseeing」で検索すれば英語表記のサイトを検索することができます。

    英語のサイトが苦手だという人でも、安心してください。ブラウザの翻訳機能で、英語のページを日本語に翻訳して閲覧することが可能です。

    宗教や生活習慣・気候の違いについて調べることも、新生活を理解する上で重要な情報源になるでしょう。

    海外に行く側の人が、日常の写真や観光地の写真などを撮って共有するのもいいですね。離れている距離をポジティブに楽しむことができれば、良い関係を続けることができそうです。

    しかし、注意したいポイントもあります。海外に行く側・日本に残る側ともに、毎日の楽しい生活をアピールしすぎるようなSNSの投稿は控えたほうが良いでしょう。

    精神的に不安定になる時期は、誰にでも訪れるものです。そんな時に、相手の楽しそうな姿を見てしまうと落ち込んでしまうものです。

    何気ないSNS投稿がケンカの原因になってしまうかもしれません。あるいは、相手の気持ちを傷つけてしまうかもしれないことを、知っておいたほうが良いですね。

    年に1回はあえて手紙を送る

    積み重なった航空便

    海外に行った側でも、日本に残る側でも、年に一回はあえて手紙を書いて送りましょう。メールやテレビ電話などのデジタル媒体にはない、温かみのある愛情を相手に届けることができますよ。

    日本に残る側なら、日本食などを届けてあげることもおすすめです。海外で生活をしていると、日本では当たり前に手に入るものがなかなか手に入らないものです。

    例えば、調味料やラーメン・カレーのルゥ・お菓子などは非常に貴重な救援物資のような価値を感じるものです。相手の好きな食べ物をサプライズで手紙と一緒に届けてあげるのも良いですね。

    現地の人にプレゼントできる日本のグッズなどを送るのも気が利いています。

    例えば、100円ショップで売っているような和柄の日本グッズがおすすめです。消せるボールペンなどの文房具なども海外では手に入りにくいため、現地人のプレゼントとしておすすめです。

    逆に海外に行った側であれば、現地のお菓子や名産品などをサプライズで贈りましょう。

    相手に質問しすぎずに、自分が元気でいることを伝える

    プールサイドで自撮りする女性

    「どこにいるの?」「誰と一緒だったの?」など、相手に質問しすぎてしまうのは「遠距離恋愛あるある」の定番です。

    相手の日常生活が見えないという状態が、そうさせてしまうものです。しかし、嫉妬や被害妄想は厳禁ですよ。広く大きな心で、相手を信頼しましょう。

    スケジュールが分からないということが原因で不安になってしまうのでしょうか?それなら、共有できるスケジュールアプリを使って連絡の手間を省くことができますよ。

    遠距離恋愛のカップルの心強い味方となってくれるアプリは「pairy(ペアリー)」「urecy(ウレシー)」など、いくつかあります。

    日常の細々した予定も予め共有スケジュールに書き込んでおけば、ヤキモキしてしまう気持ちを未然に抑えることができますね。

    上手に活用して、相手を質問攻めにしてしまわないようにしましょう。

    今まで一緒に過ごしていた時間がポッカリ空いてしまうのが遠距離恋愛の不安の一つです。

    一人の時間には、あえて予定を詰め込んで、自分磨きや趣味に費やしましょう。「熱中できる何か」「打ち込める何か」を見つけたいものです。

    海外に行った側であれば、語学の勉強などに充てる時間が増えるのではないでしょうか。

    日本に残る側なのであれば、離れている時間を有効に使って資格取得などの目標を立てて勉強などに専念してみるのはどうですか?目標に向かって頑張る姿は、魅力的に映るものです。

    海外で生活している相手は、めまぐるしく変化する環境の中で日々成長していきます。日本に残った側も、成長し変化することにチャレンジしてみませんか?

    また「自分だけ取り残されているようで寂しい…」という劣等感に苛まれてしまうことも予防できますよ。

    趣味にしろ、仕事にしろ目標を立てて努力しましょう。そして、離れている相手に自分が元気に頑張っていることを伝えましょう。日々の努力が、再会した時の喜びを倍増させてくれるはずです。

    「会いたい」「好き」をしつこいくらいに伝える

    「LOVE YOU」と書かれた積み木

    相手が地球の裏側にいるとしても、心はスグ近くに感じたい。遠距離恋愛の理想的なカタチですよね。

    それを実現するためには、マメな連絡が必須です!日常の中の「何気ない写真」や「独り言のようなつぶやき」も、どんどん相手に伝えていきましょう。

    時差の都合でスグに返信できない状況でも、相手の日常を垣間見ることで、近くにいるような感覚を体験することはできます。

    「会いたい」や「好き」という言葉も、しつこいくらいに伝えていきましょう。日本にいる時よりも、頻繁に連絡することを意識しましょう。

    「会いたい」と伝えるだけでなく、具体的に会う計画は早めに立てるようにしましょう。日時を決めてしまえば、それまでの日々にもハリが出てきます。

    会った時に行きたい場所の計画など、具体的な話ができるようになるので、楽しいイメージで会話することができます。

    また、次に会う日程が具体的に決まっている場合と、そうでない場合では、浮気の可能性にも差が出てくるものです。具体的に日程が決まっている方が浮気の可能性が低いものです。

    海外と日本の遠距離恋愛はすれ違いが起こりやすい

    星空の舞う寝る場所

    海外で生活している側は、めまぐるしい毎日の中で日々変化していきます。日本に残った側は、変わらない日常の中で生活することになります。

    このギャップが二人の気持ちに温度差を生んでしまうこともあるでしょう。くれぐれも、相手に「変わらないこと」を求めないようにしましょう。

    環境が変われば、思考も行動も変わるものなのです。変化することで、生活に適応しているのです。

    日本に残った場合でも、できる限り変化することにチャレンジしてみましょう。それが、日本と海外の遠距離恋愛を成功させるコツです。

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    はじめまして、今回の記事を担当しているSYMPLY編集部です。 SYMPLYは、主に10代後半~20代後半の女性向けに恋愛記事を提供しています。 編集部は主婦や恋愛経験豊富な女子大生、恋愛心理カウンセラーの方々などで構成されています。 みなさんの恋愛の手助けができるサイト作りを目指しているので、よろしくお願いします。