短い夏は「あっ」という間に過ぎ去り、秋から冬にかけて寒くなるにつれて、気づけば人肌恋しい季節。枯れた木々を揺らす冷たい北風に心まで凍えてしまいそうです。
そんな中、世間ではクリスマスからバレンタインにかけて恋人たちのイベントが盛り沢山です。見慣れた街並みも輝くLEDで美しく彩られる。冬はまさに恋人たちのシーズンなのです。
しかし、落ち込むのはまだ早いのです。チャンスは自ら作り出すものですよね!寒くなるにつれ恋人が欲しいと思う気持ちは、シングルの男女ともに共通の想いです。
輝く街並みを、冬の寒さを、きっかけにして気になる彼・彼女と急接近できるかもしれません!冬の定番と言っても過言ではない「イルミネーションデート」で恋人Getのチャンスを掴みましょう。
イルミネーションデートを成功させるために押さえておきたいポイントをチェックしていきます。
イルミネーションデートを成功させたい?
イルミネーションデートは、女の子が喜ぶ冬の趣味デートの定番!
イルミネーションデートを成功させたいですか?
もちろん成功させたいですよね!相手が喜ぶ顔を見たいですよね!
では実際、どんなデートにしますか?
イルミネーションデートを成功させるために、まずどんな失敗の可能性があるのかを考えてみましょう。
「寒すぎる…早く帰りたい…」
「人が多すぎる…イルミネーションどころじゃない…」
「こんなはずじゃ…イルミネーションが終わっていた…」
「あれ!?これだけ?…思ったより規模が小さかった…」
「レストランが満席だった…ディナー難民に…」
「セクシーな服を選んだあまり、寒さに耐えられない…」
「朝からずっとデートしているので、もうクタクタ…」
「思わぬハプニングで、予定が狂ってプランがグダグダになってしまった…」
ハプニングはつきものですが、こんな失敗を回避するためには、どうすればよいのでしょうか?
イルミネーションデートを成功させるには?
最初に最も大切なポイントをお伝えします。イルミネーションデートというと、屋外でイルミネーションを眺める時間がメインのように思われるかもしれません。
しかし、その考えは失敗の元です。ご存知のように冬の夜、屋外は非常に寒いです。凍えるような寒さに耐えるような状況では、ロマンチックな気分に浸ることは難しいのです。
料理で例えるならば、イルミネーションはメインディッシュではなく、非日常を演出するためのスパイスなのです。
そこを勘違いして、イルミネーションが見えるベンチに二人で座り、長々と話をするようなデートは計画しないでください。移動の出発地点から、目的地の途中にイルミネーションがあることが理想です。
例えば、レストランで食事をして会話が弾み、良い雰囲気になったとします。その後、イルミネーションを見ながら散歩するようなコースで考えてみましょう。
ポイントは二人の緊張がほぐれて「良い雰囲気になった後」というところです。良い雰囲気を引き継いだまま、ロマンチックな非日常の空間にはいりこんでほしいのです。
そうすれば二人の間に、恋人のような雰囲気が漂い、お互いの気分も高まることで、距離をグッと縮められるのです。
寒さで凍えてテンションが下がる前に、手をつなぐなり、告白するなり。それぞれの勝負に挑みましょう。
イルミネーションデートとは、まさに「短期決戦」なのです。
来る短期決戦に備え、幾つかの作戦をご用意しました。
<初級編>
手をつなぐ作戦
人気のイルミネーションスポットが混雑している場合、さりげなく手を繋いで、エスコートしましょう。「さりげなく」というのが大切なポイントです。
<中級編>
ポケットの中で温め作戦
相手が寒そうな仕草を見せたら、手をとって「手が冷たいね!温めてあげる~」という流れで両手を使って手を温めてあげましょう。
この作戦の場合、あなたの手が相手の手より暖かいことが前提となります。二人とも手が冷たかった場合、手を繋いだ状態でコートのポケットに入れて温めるという作戦に移行してみるのはいかがでしょうか?
<上級編>
マフラーのカップル巻き作戦
長めのマフラーであれば、二人で巻いて仲良く温まることもできます。腰を引き寄せて密着して歩く、強引さが求められる作戦となります。
喫煙者のマフラーは、タバコの臭いが染み付いてしまっている場合が多いです。逆効果にもなりかねないので、ファブリーズするなどして防臭対策をお忘れなく。
バックハグ作戦
イルミネーションを見ている時、彼女が寒そうな仕草を見せたら「温めてあげる」という名目で、後ろから抱き締める作戦です。この作戦にも多少の強引さが求められます。
バックハグは、身長差があればあるほど包容力を演出できるので有効です。
イルミネーションデートの誘い方
「気になる人とイルミネーションデートしたい。けど、どうやって誘ったらいいんだろう?」
「断られたらどうしよう」
恋人のようなロマンチック内容を連想させるイルミネーションデート。断られて、この先気まずくなったらどうしよう…不安が募りますよね。
「イルミネーションを見に行こうよ」
ストレートに伝えた場合、相手にどんな印象を与えるのでしょうか二人?
おそらく、相手もロマンチックな雰囲気のデートを想像しますよね?
「友達のように打ち解けた関係」
「自分に好意を持っていそうな相手」
「断られる可能性が低そうな場合」
上記のような場合には、「イルミネーションを見に行こうよ」とストレートに誘ってもOKです。そのほうが、好意を持っていることを事前に相手に伝えることができるため、むしろ一石二鳥です。
「今回のデートがはじめてのデート」
「また知り合って間もないので、お互いのことをよく知らない」
「相手のテンションが低いので、断られる可能性が高い相手」
上記の場合には、「今度、ご飯食べに行こうよ」が一番安全な誘い方となります。
なぜかわかりますか?
「イルミネーションを見に行こうよ」では、相手への下心が見えすぎて警戒されてしまわないとも限りません。
「食事のお誘い」の方がイルミネーションデートへの誘いよりもデートへの意識が低いです。なので、断られる確率を自然と低くすることができます。
「食事のお誘い」にYesと言ってもらえたら、イルミネーションスポットの近くにあるレストランを予約しましょう。とても自然な流れでイルミネーションデートへ誘導することができますね。
イルミネーションデートの事前準備
ロマンチックな非日常を演出するスパイスは、イルミネーションだけではありません。相手への思いやりにあふれた事前準備こそが、ロマンチックな演出を成功させるのです。
では、具体的に何をすればいいのでしょうか?
はじめにお伝えした失敗の可能性を極力潰していくことが事前準備のカギとなります。
無理のないデートコース
午前中からデートをしているような場合には注意が必要です。「ずっと一緒にいたい」という気持ちはよくわかります。
しかし、夜遅くなることがあらかじめわかっているイルミネーションデートの場合、待ち合わせの時間は、遅めが無難です。
もし、長時間デートになる場合には、歩き回るコースは避けて、映画館やプラネタリウムなどの疲れにくいコースを選びたいですね。
混雑回避
イルミネーション特集で大々的に紹介されている人気スポットに行った場合、陥りがちな失敗です。特に週末の夜など混雑しそうなタイミングは避けた方が良いかもしれません。
混雑を逆手にとって、さりげなく手を繋ぎ、上手にエスコートする自信があるのであれば、全く問題ありません。
車デートの場合には、渋滞や駐車場の満車も予想されます。抜け道や駐車場の事前確認は必須ですね。
点灯時間の確認
噴水や音楽などとコラボレーションするような豪華な演出がある場合、上演スケジュールが決まっていることが多いものです。年末なので、うまくタイミングを合わせれば、サプライズ演出も可能です!
クリスマスシーズンなどは特別営業時間などが設定されている場合があります。正確な情報を集めて上手に利用しましょう。イルミネーションを見る場合には、消灯時間にも注意が必要です。
地方都市などで、早いところでは21時には消灯してしまうところも少なくありません。レストランの予約時間や移動時間、帰宅時間も計算してスケジュールを決めましょう。
会場の規模
写真では大規模に見えた景色も、実際に行ってみると想像より小さかったなんてことで、がっかりしたくないですよね。
使用されている電球の数を目安に開催の規模がどのくらいなのかを事前に確認しておきましょう。並木道などをイルミネーションで飾っている場合には、大体の距離を確認しておきましょう。
数10メートルの規模だと、ロマンチックな演出をする間もなく通過してしまうかもしれませんよ。
「使用電球数の数」
「会場全体の距離」
「見どころとなるメインのイルミネーション」
「座って話せそうな場所」
「寒すぎる場合の避難場所としてのカフェやレストラン」
上記のようなポイントとなる情報はあらかじめ押さえておきたいですね。
レストランの予約
特別なデートにしたいのであれば、レストランはあらかじめ予約しておくべきでしょう。夜景が綺麗なレストランなら、ロマンチックな雰囲気がさらに高まります。
人気のレストランは、事前の予約すらできないことも多いものですよ。デートの日程とイルミネーションスポットが決まったら、レストランの予約をしましょう。
相手の好きな食べ物が事前にわかれば完璧ですね。もし、分からないのであれば無難なところでイタリアンレストランを予約しておきましょう。
「そんなの勝手に決めちゃっていいの?」と思いました?いいんです!
夕飯時に「そろそろ、お腹すいた?この近くにレストランを予約したんだけど、イタリアンでいいかな?」と言えば、いいんです。
レストラン選びの時には、第2候補のレストランも事前に選んでおいてブックマークしておきましょう。こうゆう小さな積み重ねこそが、大人の余裕を作るのです。
突然のハプニングにも対応できますし、次回のデートでも使うことができるので一石二鳥ですよ。
思わぬハプニング対応できるように準備しよう
デート直前や当日に予定が変更になってしまうとも限りません。思わぬ遅刻などで、予定していた上映時間に間に合わないと、予定外の空白の時間ができてしまいますね。
そんな時に予定を狂わせた相手を責めるようでは、せっかくのデートが台無しになってしまいます。思わぬハプニングに対応できるように代替案として「プランB」を準備しておきましょう。
プランAの映画がダメになっても、プランBのお買い物に切り替えれば良いのです。お買い物デート中に、相手が欲しそうにしていたものを買っておけば「サプライズプレゼント作戦」に発展させることもできます。
ピンチをチャンスに!機転を利かせて、ネガティブな要素をポジティブに変換する姿勢が大切ですね。
【服装】イルミネーションデートの当日
男女ともに、おしゃれは足元から。デートコースや天気予報も参考にしながら、靴選びから始めましょう。
「たくさん歩くデートには、歩きやすい靴」
「おしゃれなレストランやバーに行くなら高級感のある靴」
上記のようにTPOにあった靴を選びましょう。
靴→下半身→上半身の順番にコーディネートを決めていくと、全体のバランスが整います。靴を決めたら、鏡の前で靴の雰囲気にあったボトムス(パンツやスカート)を合わせながら選んでいきましょう。
トップスは「寒い屋外」と「暖かい室内」で、どちらも対応できるように上着やコートで調節しましょう。
レディース編
冬のデートは「寒さ対策」と、「可愛さ」のどちらを優先させるか悩ましいところですね。ヒートテックを1枚着るだけで、体感温度はぐっと暖かくなります。
気を付けたいポイントは「首回りからヒートテックが見えてしまうかもしれない」という可能性です。せっかくの可愛い服もヒートテックチラ見せでは台無しです。
Uネックなど首回りが大きく開いているデザインを選べば防ぐことができます。最終手段ですが、ヒートテックのインナーは自分でカットすることも可能なんです。
例えば、首回りや背中が大きく開いているニットのセータの場合、ヒートテックを重ね着しようとすると必然的に見えてしまいます。
でも、余分な部分に印をつけて、ハサミでカットすれば「寒さ対策」と「可愛さ」の両方を実現することができます。もちろん、チラッと見えた場合に備えて、違和感のない色を選びたいですね。
男女ともに気を付けたいポイント
冬物の衣服(特にニット素材)は、毛玉ができやすいものです。せっかくオシャレしても、毛玉やが付いていては勿体ないですよね。臭い対策も含めて、事前にしっかりお手入れしましょう!
【持ち物】イルミネーションデートの当日
デート当日、持ち物は何を持っていったらよいでしょうか?
寒さを味方につけた、少女漫画のようなロマンチックな演出をしたい場合には、事前の準備が重要。イルミネーションデートは、時間制限ありの短期決戦です!
公共機関デートの寒さ対策
相手が寒そうな仕草をしていたらさりげなく「カイロ」や「暖かい飲み物」を手渡して気遣いましょう。自分のマフラーを相手に掛けてあげることも好印象です。
車デートの寒さ対策
「ブランケット」や、「暖かい素材のストール」を持って行っていきましょう。「膝掛け」があるのとないのでは感じる寒さは違います。
寒さを気遣われることで、「大切にされている」ことを感じることができるのです。しかし、実家の押入れにあるような、ホコリまみれのブランケットは逆効果です。
やたらとキャラクターが書いてあるものや、目立ちすぎる色や極端な柄物も避けましょう。1,000円くらいから、いろいろな種類が売っています。
選ぶ基準は、羽織りながら歩いても恥ずかしくないものです。迷ったら、どんなものにも合わせやすいモノトーンが無難ですね。
イルミネーションデートでの告白
何度かデートを重ねて、食事に行ったり、映画を見たり、お買い物をしたり、遊園地に行ったり楽しい思い出を作った二人。
「今何してるのかな?」
「次はいつ会えるのかな?」
「相手は自分のことを、どう思っているんだろう?」
気づけば、頭の中は好きな人のことで一杯になってしまいます。デート中の話した会話や、メッセージのやり取りを読み返して、相手の気持ちを想像したり…
「恋愛対象として見られているんだろうか?」
「相手の気持ちと、自分の気持ちは、違うのだろうか?」
なかなか進展しない片思いほど、もどかしいものはありませんよね。
自分の気持ちを伝えて、相手の気持ちを確認したいから告白するのですよね。
「自分の気持ちを抑えられない」という自分本意のタイミングで告白することは、ひとりよがりになりがちです。あまりお勧めできません。
基本的なことですが、
告白したい相手には「好きな人」「付き合っている人」「結婚相手」はいませんか?
人生を決めるような試験や重要な仕事を控えた「大切な時期」ではありませんか?
相手の状況や心情をよく考えることも大切なことです。さらに自分を「恋愛対象として見ているのか」も見極める必要があります。
1度や2度、手をつないだからといって「脈アリ」と決めつけてしまうのは、失敗のモトです。すでに、キスやHをしている場合にはカナリ脈があると言えます。
しかし「Hはしたいけど、付き合う気はない」という恋愛感を持っている人は少なくありません。
相手の恋愛テンションも自分と同じくらい高い、ということに確信を持てますか?
答えがYesなら、今が告白のタイミングといえるでしょう。告白のために、もっと特別なデートにしたいなら年末年始の特別企画を上手に利用しましょう。
夜景を見ながら豪華な船でクルージング
夜限定の水族館(ナイトアクアリウム)
イルミネーション+花火のイベント
ライブイベント
クリスマス、年末年始、バレンタインの時期には、ロマンチックな演出のイベントがたくさん企画されているはずです。
これらのイベントを味方につけて、自信を持って告白できるような勇気に繋げていきましょう。
イルミネーションデートはいつも以上の気遣いを!
イルミネーションデートは短期決戦です。ですから事前準備が成功の秘訣ですね。定番の趣味デートだからといって、油断は禁物です。イルミネーションを見る前の予定で、良い雰囲気を作りましょう。
その後、イルミネーションを見ながら散歩するようなコースで考えてみましょうね。ポイントは二人の緊張がほぐれて「良い雰囲気になった後」というところです。
良い雰囲気を引き継いだまま、ロマンチックな非日常の空間で勝負しましょう。天候の変化や彼女の寒がり具合、疲れ具合、帰りの時間も考慮して無理のない計画を立てましょう。
また、突然のハプニングに備えた代替案として「プランB」を用意しておくこともお忘れなく!相手が寒がっていたら「冷えるね?少しカフェで休もうか?」と気遣う言葉も大切でしたね。
人肌恋しい寂しい季節ですが、「恋人たちの季節」を逆手にとって恋人Getのチャンスをつかんでくださいね。